2020.03.08 アフリカ南部4ヶ国旅 Day3
<前回のあらすじ>
ヨハネスブルグを出発し、トゥゲラ滝(Tugela Falls)観光の拠点となる宿泊施設まで350kmのドライブ。ヨハネスブルグでクソ警官に賄賂を要求されたり、高速道路では数多のヒッチハイカーを見かけ、夕暮れの集落では反射材と小林幸子の威力を思い知った。そんな1日。
「Witsieshoek Mountain Lodge」到着・夜ごはん
本日より3泊お世話になる宿泊施設「Witsieshoek Mountain Lodge」に到着したのは19:30。
なにはともあれ、飯にしよう!
ロッジはドラケンスバーグ山脈というガチ山に位置しているので、周囲には飲食店やスーパーは一切なく、食事は基本ロッジのレストランでとります。ディナーのラストオーダーは20:45。いやぁ、間に合って本当に良かった。
明日は朝から3,000m級の山をトレッキング三昧なので、しっかり食べておかねば力が出ないもんね!
ランチョンマットのポジションはガラスプレートでした。
ロッジのレストランは、人里離れた立地にしてはかなり良心的なお値段でした。一番高いフィレ肉がR140≒現在のレートで1,065円くらい。このレストランしか選択肢がない我々には大変助かります。
ではでは、今宵の夕飯を。
まずは本日のスープ。ロッジは標高2,200mのところにあるので、朝晩は冷えます。そんな時はやっぱりスープを飲んであたたまりたい!
『今日のスープが何かはウェイターに聞いてね』
とメニューに書いてあったのでウェイターに聞いてみたんだけど、これが何のスープなのか全く覚えておりません。でもでも、とりあえず美味しかったことだけは覚えています(役に立たない脳みそ)。
はぁ、あたたまるぅ
このスープ美味しいねぇ
と、おっくんを見ると。
え…なにそのナンチャラフラペチーノ的な飲み物
スタバか。ここはスタバか。
ゲロ甘そう。それ、食事中に飲むものなの?
常にコーラ飲んでる人に言われたくない
まぁたしかに。自分のことを思いっきり棚にあげるコーラ中毒者。
続きまして、スモークチキンサラダ。
“ルイボスティーでスモークした柔らかな鶏むね肉”とメニューに書いてありました。ルイボスの原産地は南アフリカですもんね、ある意味ご当地グルメ。ルイボス感はあまり分からなかったけれど(←おい)サラダ美味しかったよ。
小学生の絵日記みたいな感想ですみません。
そして私のメイン料理はステーキ。
普段全く運動せず、旅行の時だけ山に登るタイプのSAORI。決して山登りが好きなわけでなく、山を登った先の景色が見たくて別に登りたくないけど仕方なく登っております。おっと暴言。つまり山登りは私にとって目的ではなく手段。
そんな私のダルンダルンに弛んだ筋肉および精神で臨む明日のトレッキング。所要時間6~8時間のトレッキングに備えて、このステーキには私の血肉となっていただきます。
ステーキの付け合わせはマッシュポテトとシーズナルベジタブル。素朴な味わいでした。
今となっては一切記憶にないデザート的な何か。私が食べたのか、おっくんが食べたのかすら定かではありません(もう3年半前のことなので)。
でもとりあえず言えるのは、海外のデザートは全般的に甘すぎるので苦手です。
こちらはおっくんのメイン料理、カルボナーラ。
またカルボナーラ頼んだの!?
お時間がある方は、私のブログの検索窓で“カルボナーラ”と検索をかけてみてください。するとモロッコ、セネガル、オーストラリアの記事がヒットします。それら全て、おっくんが食べたカルボナーラです。
パスタ=カルボナーラ
という方程式が成り立っているおっくん。たしかに普段からパスタはカルボナーラか、カルボナーラ以外だとクリーム系しか頼まないクリーミーおっくんです。
(クリーミーマミみたいになってしまった。小さい頃クリーミーマミのビデオ、めっちゃ見てたな)
世界中のカルボナーラを食べ歩いておりますが、今まで食べた世界の料理で一番好きなご飯はフォー(ベトナム)らしいです。
「Witsieshoek Mountain Lodge」の施設
ロッジに到着したのが夜だったので、ここからは明るくなってから撮った写真と共にロッジを軽くご紹介します。トゥゲラ滝見たい!ってなったら、ほぼ100%ここに泊まることになると思います。
トゥゲラ滝があるドラケンスバーグ山脈のセンチネルピーク(Sentinel Peak)は人気のハイキングコースなので、滝だけじゃなくこの辺の自然を楽しみたい人にオススメ。
エントランスはこんな感じ。
エントランスから少し行くと、右側にレセプション(+レストラン、ラウンジ)の建物があります。
レセプション入口。
レセプションの奥にレストランがあり、ビュッフェ式朝食、ティータイム、軽めのランチ、ディナーを提供。宿泊客は終日無料でコーヒーと紅茶が飲めます。
窓が大きくて、すごく眺めがいいよ
レストランの奥には、テレビや暖炉のあるラウンジ。寒い日はここでゴロゴロ過ごすのもいいかもしれない。
バンガロー(Bungalows)の設備
Witsiesshoek Mountain Lodgeには“センチネルルーム”“バンガロー”“バックパッカーズキャビン”の3種類の宿泊施設があります。
今回私たちが泊まったのは真ん中グレードのバンガロー。
バンガローはこんな感じの円形みたいな建物で、1つの建物に客室が5~6室くらいあります。
外壁にある客室入口ドアをあけると、すぐベッドルーム。
一応1人掛けソファとか、机もあります。
ありますが、我々の場合大抵荷物をガサーッと置いてしまうので、ここで寛ぐ感じにはなりません。残念です。
机の上にはインスタントのコーヒー、紅茶が置いてあります。
ベッドの横にあるドアをあけると、部屋専用のバスルーム。
(ちなみにバックパッカーズだとシャワー・トイレは共有)
ここ、山だしなぁ
とあまり期待していませんでしたが、意外にもしっかりホットシャワーが出て良かったです。もう、温かいお湯が出ればそれだけで最高。
トイレもしっかり水が流れました!(基準が甘い)
とはいえやはり山なので、資源(水)は大切に的なポスターが貼られていました。ちなみにこのロッジ、良く停電もするよ!山だからね。
私たちは2020年の時点で、2人で3泊して合計ZAR5,520。現在のレートだと約43,000円。1泊1人あたり7,200円くらい。これで朝食も込みの値段です。
2023年の料金は、バンガロー1泊1人あたりZAR1,060(≒8,200円)のようです。朝食込みでね!あとは季節によって若干の変動ありです。バックパッカーズだと1泊1人あたりZAR715(≒5,500円)なので、節約したい方はこちらをどうぞ。
「Witsieshoek Mountain Lodge」の景観は最高
施設の設備的には『トレッキングを楽しむには十分!』くらいの、値段相応のクオリティですが。
ただこのロッジの何が素敵かって、
その立地からくる景観。これは朝起きてバンガローを出てすぐの所から見た景色なんだけどね。
あ、朝日。
もうすぐそこに、めちゃくちゃかっこいいドラケンスバーグ山脈がどどーん!といるんですわ。
げろカッコイイー!!!
いやもうドラケンスバーグ山脈のカッコ良さ、えげつないから。その辺は次回からのトレッキング記事でご紹介します。
レセプション前もこんな。見渡す限り山脈と丘陵がずーっと先まで広がっていて、何て言うかすっごい贅沢な景色です。
日々仕事やら何やらに忙殺されている皆さんには、ぜひこのベンチに座ってボケーっと景色を眺めて過ごしていただきたい。ま・じ・で、癒されます。
自然ってデカいなー!地球ってデカいなー!
と日頃の悩みとかがちっぽけに思えてきて、そのうちどうでも良くなります。南アフリカだとダーバンとかケープタウンへ行く方が多いと思いますが、ぜひトゥゲラ滝のあるドラケンスバーグ山脈(隣国レソトも良い)あたりも旅先候補に入れてみてください。
<つづく>
(この記事は2020年3月の南部アフリカ4ヶ国周遊旅ブログです)
コメント
素晴らしい旅をさせていただきました。楽しかったデス。
不穏な空気漂う出発点から離れるほど、さらに過酷なトラブルが待ちうけてると思いました。
予想に反して、ミッドガル後のカームのような、心暖まりすぎるセーブポイント施設に拍子抜けしました。
ちょっとちょっと紳士、旅はこれからだよ!
南アフリカのこの辺りは本当に素敵な環境でした、
やはり山生まれ山育ちは定期的に山が恋しくなるみたいです。