坊が1歳になりまして。

月日が流れるのは早いもので、3月某日、坊が1歳になりました。

1歳、おめっ！（軽い）

この1年間を振り返ると、さまざまな出来事や感情が日本海の荒波のように押し寄せてきて、うまく文章に纏めることが出来ないし、今さら纏める気もございません。

それもそのはず。

目まぐるしく変化し過ぎ去っていく毎日は、まるで東南アジア辺りのカオスな喧騒のようで。あれよ、車とかバイクとかがひっきりなしにやってくる大きな道路を横断するような感覚よ。

クラクションがそこら中でプーップップップーとけたたましく鳴っている中（坊が泣いたりぐずったりする中）、ルールとか良く分からない異国で（良く分からない生命体との同居で）、細心の注意を払いつつ（坊を生かすために神経尖らせつつ）、猛スピードで走ってくる車をやバイクを1台1台避け（毎日ぶち当たる初めての事象を対処し）、道路を無事に横断し終えた時にホッとして（夜の寝かし付けが終わった時にひと息ついて）、後ろを振り返り「でもなんだかんだ、こういうの楽しいよね」と言う（寝顔を見ながら「今日も大変だったけどやっぱり楽しいし可愛いな」と言う）。

それがエンドレスリピート再生されるので、そりゃ意識も記憶もないしぐっちゃぐちゃですわ。纏まるわけないっすわ。育児半端ないっすわ。育児しながらオシャSNS更新している人すごいっすわ。影武者でもいんのか？

坊が生まれてからのこの1年間は生活が激変し。それはそれは大変ではあったけれど、同時に今まで知らなかった感情や喜び、楽しさを知り、そして新しい世界が広がった1年でした。

「坊がヤバ可愛い」という件に関しては割愛させていただきますが、とりあえず私たち夫婦がこの1年間で撮った坊の写真は24,521枚（動画含む）。1日平均67枚くらい坊の写真（+動画）を撮っていることになります。完全に狂ってますが、まぁそれくらい私たちにとっては可愛いということで。

この「可愛い」と同じくらいに、わたしが激しく感じているのが成長に対する驚きと喜び。

毎日毎日大なり小なり何かしらの変化があって、それらが積み重なって成長していく様子は、驚きと共にそれ以上の喜びを私たちに与えております。

小枝のような手足で生まれてきて、自分の力ではほぼ動くことはできず、ミルクも1回10mlとか20mlとかしか飲まなくて、目も合わないし笑いもしないし意思も感じなかった謎の生物・新生児が。

今ではムッチムチの豊満ボディで縦横無尽に動き回り、1日3食もりもり食べて「ごちそうさま」をすると『もっと食わせろ！』と泣き、気に入らないことは全身で断固拒絶し、かと思えばひとり遊びでも一緒に遊んでも大爆笑する笑い上戸な幼児へと大変身。

これは同一人物なのか？

子ども（赤ちゃん）の成長は本当にすごい。1日、いや数時間目を離しただけでも全然違う。これから赤ちゃんが生まれるご夫婦は「赤ちゃんの育児」という一生にそう何度もない貴重なビッグイベントを、ぜひ母親のみならず父親も育休を取る等して、成長を一緒に感じてほしい。本当にすごいから。もうそれしか言えないから。大変だけどすごいから。

子どもが成長し巣立って行く日がくるのは、きっとあっと言う間だから。

坊と一緒にいる時間は全力で楽しもうと思います。

坊には我が家に生まれた宿命ということで、大変申し訳ないのですがしばらくは私たち夫婦の趣味にお付き合いいただき。ええ、この1年で4ヶ国お付き合いいただきましたからねテヘヘ。

これからも3人で面白可笑しい日常を過ごし、世界を巡り、家族の時間を紡いでいきます。

（はよ坊連れ旅の記事書けってな）