2020.03.09 アフリカ南部4ヶ国旅 Day4
<前回のあらすじ>
トゥゲラ滝観光の拠点となる宿泊施設「Witsieshoek Mountain Lodge」に到着。
夜ごはんうめぇー!!!
まずは朝食から
いよいよ今日はトゥゲラ滝トレッキング。
まずは朝食をもりもり食べましょう。朝食はビュッフェ式。
パンとかハムとかチーズとかヨーグルトとか。
正面がガラス張りになっているレストランで、ダイナミックなパノラマ風景を眺めながらとる朝食は最高。朝日が気持ちいい!
卵料理はレストランの一角でリクエストして作ってもらいます。
卵料理はどうしますか?
サニーサイドアップで!
オムレツオンリーなどの指定がなければ、私は常にサニーサイドアップ一択です。その理由は…
ラピュタパンにしたいから。
はい、出ましたラピュタパン。パンに目玉焼きをのせただけなのに、なぜこんなにも支持されるのか。調理のハードルが低く、間違いなく美味しい(だってパンと卵だもん)ってのもあるけれど、やはりパズーとシータが美味しそうに食べているあのシーンが日本国民の脳裏に焼き付いているからなんでしょうな。
だって想像してみてくださいよ。
ムスカ大佐がフォークとナイフでラピュタパンを上品に食べて、シャツの襟に巻いているフリフリで口を拭いながら
素晴らしい!!!
700年もの間、王に食べられるのを待っていたのだ!
とか言っても、『なんか嫌味な食べ物だなぁ』という感じがしてしまって、ラピュタパンは多分流行らなかったと思います。というか襟に巻いたフリフリで口を拭っちゃダメだよ大佐!
ちなみにこのレストランからの眺めは最高に美味しくラピュタパンが食べられる景色なので、ここに泊まったら朝食はラピュタパンを食べてほしい。
トゥゲラ滝トレッキングの費用
ドラケンスバーグ山脈の人気登山コース『センチネルピーク(Sentinel Peak)』にあるトゥゲラ滝。ここを歩くにはハイキング料金がかかります。
私たちが訪れた時は、Day Hike fees(日帰りハイキング料)が1人あたりR95(≒745円)。それとロッジからセンチネルピークの駐車場までの送迎が1人あたりR160(≒1,250円)。個人で登る場合に支払うのはこれだけです。
※ロッジから駐車場までの道はそこそこ距離がある&石がゴロゴロしていてタイヤがパンクしそうなので、送迎を利用するのが無難
2023年現在はDay Hike feesがR110(≒860円)、送迎がR180(≒1,400円)になっています。
更にプラス料金でガイドを付けることもできるみたいなので、山道とかチェーンラダーが不安な方はガイド付きをご検討下さい。
価格等詳細はロッジのサイトを見てね。
▶ Optional Activity Rates
ロッジではハイカー向けにランチパック(この時はR115≒900円)も作ってもらえます。ランチパックは前日に予約して、朝受け取ります。
私はホワイトブレッドのツナマヨにしました。
サンドイッチの具は基本ツナしか食べない
2023年現在はR135(≒1,055円)になっています。
ロッジの受付にあった、ざっくりアバウトな地図。
今日のトレッキングルートは、駐車場から赤い線のFoot pathを進んでチェーンラダーを登り、滝を見に行く感じでよろしく!
センチネルピーク駐車場へ
朝8時。送迎車でロッジを出発!
センチネルピーク駐車場へ向かう道は、途中からこんな感じで大きな石がゴロゴロ&大きな穴がボコボコの道になります。車は上下左右に激しく揺れます。
めっちゃ揺れるだろ?
天然のマッサージチェアだぜ
ギャハハハハ爆笑!
しょーもないジョークも爆笑してしまうくらい、本日の私は気分が良いです。
もう間もなくセンチネルピーク駐車場。ロッジから駐車場までは車で大体30分くらい。
車の中から見た景色。
車の両サイドは、既に絶景と呼ぶに相応しい雄大な自然。興奮して鼻息がフガフガ荒くなります。
駐車場に到着。
駐車場にいるスタッフが持っている紙に、氏名と電話番号を記入してから登ります。ついでにロッジで支払ったハイキング料のレシートもここで提示します。
センチネルピークの絶景トレッキングSTART
センチネルピーク入口の看板には
“撮るのは写真だけ、残すのは足跡だけ”
と書いてありました。植物を採ったり、ゴミを置いていくなってことですね。素敵な言い回し。
よし!行くか!
8:50頃、トレッキングスタート。トゥゲラ滝までの所要時間は大体3~4時間。往復で6~8時間のトレッキングになります。
ロッジは標高2,200m地点にありましたが、トゥゲラ滝がある頂上部分は標高3,300m。富士山とまではいかないけれど、3,000m級のところをずっと歩いていくことになります。
トレイルの序盤はこんな感じの景色。肺いっぱいに吸い込みたくなる澄んだ空気と、遠くまで続く緑の山々。何度も言うけどこれだけで最高。本当に気持ちいい。
そして山肌に雲の影が落ちている感じが私はすごく好き。普段雲の影を意識して見ること、あまりないから。
まだ序盤ですが、振り返ると駐車場から続くトレイルがくっきりと見えました。
この先は山の斜面をひたすらジグザクに登っていきます。ぶっちゃけショートカットしたくなるような、気が遠くなる道のりですが頑張りましょう。
ドラケンスバーグ山脈のビューポイント
しばらくすると案内板が。
行くでしょ!ビューポイント!
頂上へ行く道とは逆側ですが、サクッと見てこようか。
案内板からビューポイントまではすぐなので(忘れたけど、徒歩3分くらい?)、是非とも寄っていってほしいところ。
ビューポイントからの眺めはこんな!幾重にも連なる絶壁が視界いっぱいに広がります。
ハァハァ(興奮)、このイケメン山脈め!
イケメン山脈はドラケンスバーグ山脈という山脈なのですが、「ドラケンスバーグ」という名前はアフリカーンス語で「竜(ドラゴン)の山々」を意味するDrakensberge(ドラケンスベルへ)を英語読みしたもの。あ、そういえば『東京卍リベンジャーズ』にドラケンっていたよね?私は途中までしか漫画を読んでないのでアレですが、ドラケンが好きな方はドラケンスバーグ山脈に登ってみて下さい(無理矢理)。
竜の山かぁ、なんかカッコイイな!
と同時に、若干の厨二臭さもある!
でもまぁたしかに竜のようにカッコイイ山脈なのは間違いないです。
ドラケンスバーグ山脈を構成する山々には、その姿に応じて様々なユニークな名前が付けられています。例えば写真で私が指差しているあの辺り。
え?どこって?
仕方ない、印を付けてあげよう。ここです、ここ。
これは「Devil’s Tooth(悪魔の歯)」って名前の山なんだって。デビルズトゥース!
『俺のデビルズトゥースが疼くぜ…』とか言いそうだよね(誰が?)。でも多分それ、虫歯だよね。
悪魔の歯とか、まーた厨二炸裂かい!
と思いきや。
「悪魔の歯」の側面にある、小さな尖ったやつ。これ、
爪楊枝
って呼ばれてるらしいわよ。まじかよ。
散々「ドラゴンの山々」とか「悪魔の歯」とか、厨二臭いRPGに出てきそうな名前付けておいて、悪魔の歯の付属品は「爪楊枝」かい。私がこの尖ったやつだったら、爪楊枝と名付けられた瞬間に崩れ落ちると思う。
爪楊枝と言えば、最近『キャプテン翼』に爪楊枝をくわえているキャラがいることを知りました。彼の名はヘルマン・カルツ。もうどうせなら悪魔の歯の側面の尖った部分は、爪楊枝じゃなくて「ヘルマン・カルツ」という名前にしたらいいんじゃない?なんかそれっぽいし。
脱線したので話を戻して。
ドラケンスバーグにはドラゴンも悪魔も住んでいませんが、南アフリカの絶滅危惧種であるハゲワシ(Bearded Vulture / Gypaetus barbatus)をはじめ300種羽状の鳥類が生息しているんだって。
トレッキング中に頭上を大きな鷲(多分)が飛んでたよ。
ひたすら緩い上り坂が続く
ビューポイントを堪能したので案内板まで戻り、再び頂上目指して登っていきます。
だんだんと道なのか道じゃないのか微妙なトレイルになってきました。
ずんずん~
けっこうな高さまで登ってきました。
何でもかんでも『絶景』って言葉を付けるのはどうかと思いますが、ここは本当に絶景だと私は思う。
空に向かって歩いて行くイメージ。
斜面には色とりどりの小さな花がたくさん咲いていて、遠くだけじゃなくて近くを見るのも楽しい。
おっくんがんばれー
滝、まだ…?
滝はまだまだだし、滝の前にビッグイベントがあるんだけど、書くの疲れてきたので今日はこの辺で!次回に続きます。
<つづく>
(この記事は2020年3月の南部アフリカ4ヶ国周遊旅ブログです)
コメント
サニーサイドアップって初めて知りました。
毎朝顔合わすアイツにそんなオサレな通り名が!なんか知らなかったことが恥ずかしい!
しかし、大作映画の冒頭シーンのような素晴らしい景色ですね。
これはリュック背負って私もトレッキングしたいです。いいなー
ゴブリンになって文句言いながら後についていきたくなりました。
そうなんだよ、私も何かの漫画で知ったんだよサニーサイドアップ!
ぜひ紳士も「明日の朝食はサニーサイドアップでよろ」とか言ってみてね。
ここ、いいでしょ!めちゃ浄化されるよ~!
次回も写真多めで書くから、お酒でも飲みながら楽しんでちょ