
センベノー!
始まりました、モンゴル旅行記。「センベノー」というのは、モンゴル語で“こんにちは”を意味する「Сайн байна уу?」(サイン バイノー)を一気につなげて発音したもの。こっちの方が通じやすいようです。
さてさて皆さん「モンゴル」と聞いて、何が思い浮かびますか?
大草原、遊牧民、朝青龍…
まぁ大方、そんな感じでしょう(雑)。旅行先として候補に挙がることが少ないモンゴル。実際モンゴルを訪れた日本人は、2019年は年間約2万5千人というデータがあります(モンゴル国統計局のデータより)。台湾を訪れる日本人は年間約200万人なので、その差は歴然ですね。
ではどういった経緯でモンゴルへ行くことになったのか、まずはその辺の話からしましょう。
2019年のテーマ「4日半の休暇で行ける海外旅行」
ブルネイ旅行記の時にも書きましたが、2019年のSAORIの旅テーマは「4日半の休暇で行ける海外旅行」。入社以来、毎年1回長期休暇を取得して(盆・正月を除く)そこで勝負するスタイルを続けてきましたが、

このペースだと、死ぬまでにすべての国を訪問するのは無理じゃね…?
と気付いてしまった私。
まぁ無職になったり、世界中どこででも仕事できる職に転職して世界一周とかに出ればいいのでしょうが、あくまで普通の企業(テレワークとか出来ない職種)に勤めながらを前提としていますのでね。人生は思っているより短い!
台湾や韓国が好きな方は3連休とかでちょちょいと出掛けていますし、その感覚で国数を稼いでおこうと思ったのが2019年です。
白羽の矢が立ったモンゴル
4連休という海外旅行には短い期間で行ける国。今までに行ったことがなく、距離的にも近め(アジア圏)で直行便が就航しており、かつ現地滞在3日間ほどでも楽しめそうな国。

うーん…中国は大きいからもっと長期間で行きたいし…

香港はデモしているし…
※香港は2019-2020年で民主化デモが行われていました

うーん…うーん…うーん…

あ、そうだ!モンゴルにしよう!
突如舞い降りてきたモンゴル。いいんじゃない?モンゴル。良く分からない国だけど、多分ちょうどいいんじゃない?モンゴル。旅はインスピレーション。次の目的地はモンゴルだ!

ねーねー、次はモンゴル行こ!

ええでー
軽い。いつもながら軽い。
モンゴルの歩き方で情報収集
モンゴルに行くとなったらまずは情報収集。「地球の歩き方」を読んで予習です。
『夏だ!祭りだ!ナーダムだ!』
とクローズアップされているように、モンゴルを観光で訪れる人で『ナーダム』を目的としている人は多いのでしょう。ナーダムとは7月初旬から行われる、モンゴルの夏の祭典。世界無形文化遺産にもなっており、モンゴル相撲・競馬・弓射の3つの競技が行われます。

モンゴル相撲、見たかったな
とは言え、今回はナーダムとはまったく被らない期間の旅行。さて、モンゴルで何をしようか…
ちなみに「地球の歩き方モンゴル」の厚みは約1cm。旅行先として人気があるわけではないのに、1ヶ国でこの厚み。

国土も広いし、実は見どころ沢山なのかも!
と思いきや。
ちょうど半分。ここから後半の5mmくらいは、
ひたすらモンゴルを知るための教材と化していた。
モンゴルの民主化後の政治経済、地理と気候、歴史、文化、宗教、旅の技術などなど。ぶっちゃけ他の国の地球の歩き方で、国の補足情報がここまで分厚いのは見たことがない。
「モンゴルを語るにはこれくらいのページ数を割かないと足りない」ということなのか。
それとも「モンゴルの観光情報少なすぎてページ余るから、歴史とか語っとこ」ということなのか。
どちらにせよ、モンゴルについてやたら詳しくなることは間違いない。
結局、モンゴルで何しよう?
地球の歩き方を一通り読んで、わたしがモンゴルでしたいと思った事は
- 馬に乗る
- モウコノウマ(タヒ)という馬を見る
- 羊肉を食べる
- オシャレなゲルに泊まる
- でっかいチンギス・ハーン像を見る
といった感じ。「ロケット花火をぶっ放したい」とか「火山が見たい」とか「車で大陸を縦断したい」とか、そんないつもの旅行と比べるとびっくり穏やかな旅行になりそうです。
まぁ私ももう30代後半だし?そろそろ落ち着いた旅行をしてみてもいいんじゃない?

モンゴルで乗馬するの、ホホホホホ
ほら、なんだか優雅な人みたいでしょ。
今回は短期間での旅行、かつウランバートル付近を拠点とした旅行になるので、移動手段としては現地ツアーや車をチャーターするのが現実的。国立公園とか、電車やバスでアクセスするものでもないしね。
ちょうど私たちが行く半年前に友人のたくみ君がモンゴルに行っていて、

僕がお世話になったガイドさん、日本語もペラペラなので、その人に案内してもらうといいですよ!
と紹介してもらったので、とりあえず1日はそのガイドさんにテレルジ国立公園を案内してもらうように手配しました。他の日は宿泊するホテル経由でツアーを申し込んだりしました。
では優雅な(?)モンゴル旅、出発です!
<つづく>
(この記事は2019年6月のモンゴル旅行ブログです)
コメント