スラマッパギ!
師走と共にはじまりました、ブルネイ・ダルサラーム旅行記。
(それにしても、師走感のない写真だな)
師走は“割とマジで朦朧としている”という、なんとも危ない状態で毎年過ごしているわたくしですが。そんな中でも2019年の師走はブルネイ旅行記を完成させたいと目論んでおります。皆様、どうぞ宜しくお願い致します。
今さらですが、2019年の目標
さて、このブログで宣言していたかどうか忘れてしまいましたが(さっそく朦朧)。
2019年のわたくしの目標は、
《4日半の休暇で行ける海外旅行》
だったんですよ。もう2019年が残り1ヶ月を切った途端に2019年の目標を宣言するという、自分でも意味が分からない状態に陥っていますが、とりあえずそうなんです。
で、まずは6月にモンゴルに行ったんですね。4日半の休暇で。モンゴルもなかなか興味深い国でした。(モンゴル旅行記は2020年に書きます)
次は10月くらいに、第2弾行きたいな
と思い、じゃあどこに行こう?と検討しはじめました。
4日半で行く海外旅行の条件
《4日半の休暇で行ける海外旅行》企画ですが、現地に辿り着ければOKではなく、やっぱりある程度観光を楽しみたい。そうなると、移動時間が短いというのが条件となってくるわけです。
まずは地理的な面から。
範囲としては、ざっくりこんな感じで目処を付けました。今回はアジア圏濃厚かな。
「ハワイも行けるよ~」という声が上がりそうですが、生まれてこの方ハワイ気分になっていないので、今回は却下です。いつか行くけれどまだその時じゃないし、今後アメリカ本土へ行った場合、ハワイは行かないかもしれない。
続いてもうひとつ。直行便希望。
4日半しかありませんからね。今は乗継している場合じゃないんですよ。ダイレクトでアクセスしたいんですよ。「大人は時間をお金で買うのよ」と、まだ20歳そこそこの小娘だったわたくしに大人の女性が教えてくれたのを思い出します。
では、直行便のあるアジアの国々をピックアップしてみましょう。
▼東京から直行便があるアジア圏の国▼
■台湾(羽田・成田) 済
□香港(羽田・成田)
■韓国(羽田・成田) 済
□マレーシア(羽田・成田)
□インドネシア(羽田・成田)
□シンガポール(羽田・成田)
■タイ(羽田・成田) 済
■ベトナム(羽田・成田) 済
□フィリピン(羽田・成田)
■モンゴル(成田) 済
□マカオ(成田)
□ミャンマー(成田)
■カンボジア(成田) 済
□ブルネイ・ダルサラーム(成田)
□パキスタン(成田)
■インド(成田) 済
□スリランカ(成田)
□モルディブ(成田)
※2019年12月現在の情報です。
※外務省の定めるアジアを基準としています。
※「アジア」でなくとも、距離的にヒュっと行ける国は多々ありますが、今回は外務省の定めるアジア圏で考えたので除きます。
ちなみに黒塗りの■で「済」マークが付いている国は訪問済みなので、候補から外れます。
おお、候補、沢山あるな!
この中で4日半の休み(実質3泊5日とか)で楽しめそうなところはどこだろう?
第1候補は?
まず第1候補に挙がっていたのが、香港&マカオのセット。2019年の目標を掲げた時点から、
香港&マカオで食い倒れようぜー!
ひゃっはー!
と言っていたのですが、あれよあれよとデモが拡大し。「観光に支障はない」とか言われても、別に今すぐ行かなければならない理由はないので今回は却下。香港&マカオはまたいつか。
第2候補は?
続いて候補に挙がったのがフィリピン。フィリピンにはずっと気になっていた場所がありましてね。
『Vulcan point Island(バルカンポイント島)』という島なのですが、フィリピンの湖の中の島の中の湖の中にある島なんですね。
タール湖の中にある、タール火山のカルデラ湖の中に、複数の小さな島が出来ているという状態なのですが。ただただ
湖の中の島の中の湖の中の島を見てきたよ~
と言いたいがために、候補に挙がったのです。なんというどうでも良い理由!
一応マニラから日帰りで行けるみたいですし、じゃあフィリピンにしようかな~と考え始めたところで、ふと思った。
10月って、雨季じゃね?
雨季&台風直撃のリスクが高い(よね?)10月のフィリピン。わざわざ台風のリスクが高い季節に行くほど、フィリピン訪問を急いではいない。快適に、そう、ただただ快適に旅行がしたい。ということで今回は却下。フィリピンもまたいつか。
突如浮上した「ブルネイ・ダルサラーム」
こうして第1候補も第2候補も却下となってしまった今。一体どこへ行けば良いのだ!
中国は4日半で旅行するには広すぎて勿体ないし、マレーシアは友人家族がいるから訪問兼ねてもっとゆっくり行きたいし、インドネシアはたくさん島があるから時間かけて行きたいし、
どうしたらいいんだ!!!
そんな時、再度直行便が就航しているアジアの国一覧をぼんやり眺めていると。
というか、このブルネイ・ダルサラームってなんだ?
なんだもなにも、国である。「ブルネイ」という国の名前は薄っすら聞いた事はあったけれど、名前の雰囲気からして中東の国かと思っていた。それがまさかアジアに…。
ブルネイ・ダルサラーム…
魔法の呪文のような名前の国。なんだか良く分からないけれど、
もう、ここでいいんじゃね?
うん、いいよ、そうしよう。うんうん、ブルネイ・ダルサラーム、良く分からない国に行ってみよう。うんうんうん、きっとどこでも楽しいよ。うんうん、どうせいつか行くんだし、それなら今行こう。目に留まった今が、きっと運命なのだ!(投げやりな運命)
ブルネイ・ダルサラームに決定しました
え!?何が!?
10月の我が家の旅行です。休みを取ってください
いいよー!ところでブルネイって何があるの?
知らん
……。
旅行はいつも、突然に。
ブルネイについて鬼調べ
それからというもの、ブルネイの情報を鬼調べ。どうやら2019年3月から直行便が就航となったんだそうな。なるほど、出来立てほやほやか!
ちなみにブルネイへ行く皆様へ。
ブルネイはイスラム教の国で、基本的には飲酒・喫煙はNGですので(実際には現地で喫煙している人をチラホラ見たけれど)、公にお酒を飲んでワイワイ楽しみたい!という場合は、国境を越えてマレーシアのラブアン島などへどうぞ。
またブルネイは、2019年の4月からシャリア刑法が施行されたことでも話題になりました。リンクを見ていただければなのですが、処罰対象となる行為をした者へは『手足首切断や投石による死刑等の身体刑(ハッド刑)』などが規定されており、なかなか我々の感覚でいくと痺れる内容となっております。同性の恋愛に関する行為も処罰対象となっていることから“反LGBT法”とも言われており、世界的にもかなりの反発がありました。
実際はシャリア刑法と一般刑法が並立して存在していて、どちらで裁くかは個別の判断となるため、ハッド刑などが科されることはそう多くはないと考えられています。
幸いにもわたくしはお酒も飲まなければ煙草もとうの昔にやめたので、特に旅行を楽しむのに問題ありません。ジュースがあれば、それで良い。
ただ、気になるのはブルネイの観光情報。
とにかく検索すればするほど、「ブルネイは観光するには退屈な国」という情報がチラホラ。
『つまらないと言われているブルネイの魅力を、必ず見つけてみせるわ!』と意気込んで現地入りしたイギリス人女性の旅行ブログを見つけたのですが、最終的にブルネイ旅行記は『頑張ったけれど、これといった魅力は見つけられませんでした』みたいな感じで締め括られ、『今まで訪れた国の中で一番退屈だった』というランク付けまでしていました。
実際にブルネイに行った友人に聞いてみると
僕は国王の握手会の時に行ったので面白かったですが、普通に行ったらつまらんかも
とのこと。王族と握手できるのは、レアだもんな、それは楽しそう!
※ブルネイではラマダン明けの3日間だけ王宮が開放され、観光客であっても王族と握手をすることができる。男性は国王と男性王族、女性は王妃と女性王族との握手となる。
しかし2019年のラマダン明けは既に終了(6月)。王族に会うイベントには参加できないので、ノーマル観光をするしかありませんね。
ま、知らない土地ならどこでも楽しいだろ!
最終的には強引にこじ付けて(ブルネイ関係ない)、いざ、ブルネイへ出発です!
<つづく>
(この記事は2019年10月のブルネイ旅行ブログです)
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