
やほほ!今日はブルネイ観光で外せない、世界最大の水上集落について説明するよ!
カンポン・アイールの基本情報
東南アジアに位置するブルネイ・ダルサラームは、三重県ほどの面積でありながら、豊富な天然資源を擁する世界屈指の富裕国。
そんなブルネイの首都バンダル・スリ・ブガワンを流れるブルネイ川には、カンポン・アイール(Kampong Ayer)という水上集落があります。
水上集落としては世界最大の規模を誇り、現在でも約1万3000人程(※)の人々が水上集落で生活していると言われています。
※1981年の時点では約3万人が住んでいましたが、それから約30年で半分程の人が水上集落から引っ越したそうです。
参考記事:Kampong Ayer Research(2016.04.26付け)
マゼランの世界一周に同行したベネチア人がこの地を訪れた際、カンポン・アイールを見て「まるで東洋のベニスだ」と述べたんだそうな。
水上集落には学校や消防署、モスク、レストランなど、地上で生活を送るのとなんら違いのない施設が存在しています。また、水道やガス、電気といったインフラも整備されています。水上集落で暮らす人々=貧困層というイメージの国もあると思いますが、ブルネイの場合は水上集落であっても特にそういったことはないようです。
カンポン・アイールは観光地化されておらず、人々が普通に生活をしている比較的静かな村や町であり、川と共に生きる人々の姿を垣間見ることができます。
カンポン・アイールの行き方、料金
カンポン・アイールは、首都バンダル・スリ・ブガワンを流れるブルネイ川上にあり、バンダル・スリ・ブガワン市街地とは対岸側にあります。
その為、カンポン・アイールを訪れるためには『ボートで川を渡る』という方法をとります。
個人で訪れる場合(案内なし)
個人でカンポン・アイールを訪れる場合、地元の人々が使っている水上ボートに乗って川を渡ります。ウォーターフロントの辺りに行けば、水上ボートは沢山いるので値段を交渉して乗り込みましょう。
ウォーターフロントまで行かなくても、市内を流れる川沿いを歩いていると水上ボートのおっちゃんが客引きしてくるので、どこからでも乗れます。
ウォーターフロントの辺りからカンポン・アイールまでの片道の相場は1B$(≒80円)です。所要時間は5分程度。
ボートをチャーターする場合
水上ボートをチャーターし1時間程かけてクルージングがてら水上集落を案内してもらう場合、相場は15B$~20B$(≒1,200~1,600円)とのこと。交渉頑張って!
ツアーで訪れる場合
ツアーの場合、ツアー会社によって内容が異なります。
所要時間2時間の水上集落ツアーもあれば、半日で市内観光+水上集落というツアーもあります。面倒なのでご自身で調べてほしいところですが、わたくしも根は優しい人間なので、2つくらい現地ツアーを載せておきますね。崇めてください。
▼カンポン・アイール(水上集落)ツアー▼
所要時間:2時間
ツアー内容:Cultural and Tourism Galleryの見学や、水上集落の家でお茶を飲む
出発時間:08:30 / 13:30
料金:58B$(大人1人あたり)
催行会社:Sunshine Borneo Tours & Travel
▼半日市内&水上集落ツアー▼
所要時間:3時間半
ツアー内容:ニューモスク・王宮(外観)・王室博物館・ブルネイ博物館・水上集落の家でお茶を飲む
出発時間:09:00 / 13:30
料金:62B$(大人)/ 38B$(3~11歳)
催行会社:Freme Travel
※木曜・金曜はモスクには入れません。その他注意書きを良く読んでね!
上記ツアーはどちらも英語ツアーなので、日本語希望の場合は別途料金がかかります。若干(数ドル)高くはなりますが、HISから同内容のツアーを申し込むこともできます。
ご検討くださいませ。
SAORI的カンポン・アイールの見どころ
1時間半ほど散策したのですが、さすが世界最大級。水上集落の全てを見ることはできませんでした。いやもうね、単純に、

暑くて疲れた
素直か。いやでもね、本当に暑いの!三十路には堪える。
まぁそんな中でも、1時間半散策して「ここ面白いな」とか「これは興味深い」と思った場所をいくつかピックアップします。残念ながら詳しい場所は覚えていませんが、気になる方は頑張って探してみてください。
※ただしわたくしの感覚なので、おそらく若干ズレています。
カラフルな建物
こちらはBakut Berumput地区にあるカラフルな建物。
家なのかな、お店なのかな、ちょっと分からないけれど。
とりあえず派手なのですぐ分かります。
水上集落のインフラ
水上集落には電気は勿論、上水道やガスも整備されています。
この写真は水道管かな?各家庭へ細い菅が分岐し、その部分にメーターが付いていました。
通常地中に埋まっている水道管が剥き出しの光景は、なかなか興味深いですね。
水上集落のお店
水上集落にはお店もあります。
玄関先でこのようにお菓子や飲み物を売っている個人宅もあれば、飲食できるカフェもありました。(カフェは入っていないのでどんな感じか分からないけど!)
水上集落を散策していると暑さでけっこう汗をかくので、こういうところで飲み物を買ったり、こまめに休憩しましょう。
マッチョがいるトレーニングジム
水上集落にはトレーニングジムもあります。
家の軒先みたいなところ(半屋外みたいな)にマシーンが多数設置されており、水上集落とのミスマッチ感が面白いという案件です。
ちょうどマッチョがひとり、トレーニングをしていたので、

写真、撮ってもいい…?
と聞いたら「うん」と頷いて、はにかみ笑いしてくれたよ。
ナイスマッスル!
ひたすらに猫
ごろにゃーん。

ごろにゃーん。
ごろにゃーん(=猫かわいい)。
ブルネイ人の日常を覗いてみよう
「集落」というとガヤガヤワチャワチャしているのかな、と思いきや、観光地化されていない普通の住宅地なのでとても静か。
カンポン・アイールでは、ブルネイ人の日常生活を肌で感じることができます。
1時間半~2時間程あれば水上集落の主要な場所は見て回れますので、ダウンタウン観光の日に組み込んでみてはいかがでしょうか?
自分のペースで歩いて回りたい方、数百円で観光したいという方は個人で。しっかり説明を聞きたい場合はツアーに参加すると良いでしょう。
<つづく>
(この記事は2019年10月のブルネイ旅ブログです)
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