アリ塚からの、Mからの、夜のカカドゥ国立公園へ

旅の随筆
記事内に広告が含まれています。
スポンサーリンク
1/3 オーストラリア縦断旅10日目

マタランカ温泉で束の間の休息を取った後。ラストスパート、カカドゥ国立公園まで車を走らせます。今夜の宿泊場所、カカドゥ国立公園内のホテルまで残り約370km!

 

トップエンドはアリ塚天国!

ノーザンテリトリー準州の中でも北部は「トップエンド」と呼ばれている地域。トップエンドに近付くにつれて、それまで赤土の荒野だった景色にだんだんと緑が増えていきます。

 

緑が増えるだけでなく、道の両サイドに目立ってくるのが無数のアリ塚。テナントクリークを過ぎたあたりからポツポツとアリ塚が出現し、中には上の写真のようにTシャツを着せられたアリ塚も。旅行者の仕業でしょうね。

個人的に自然や遺産には手を加えない主義なので、やりません。

 

デーリーウォーターズの辺りでは、アリ塚が人の背丈くらいになり。

 

マタランカではこの有り様です。

アリ塚というか、魔王の城みたいな形してるな。

 

アリ塚は主に乾燥した地域にいるシロアリが、唾液を含ませた土を盛って造るシロアリの巣。

「世界には2000種を超えるシロアリがいて、オーストラリアには約200種、ノーザンテリトリーには約90種が生息しているよ。トップエンドの多くの地域では、シロアリの大きな巣がたくさんあるよ」

という説明パネルが、アリ塚に直に貼られていました。

ちなみにさっきの写真では、魔王の城の大きさがイマイチ分かりづらいですよね。

 

これくらい、でかいの。

パネルの写真を撮っているのが、わたくしです。このアリ塚、5m近くあるんじゃないかしら。アリ的にはサグラダファミリアくらいの力作なのかもしれない。お疲れ様です。

トップエンドではリッチフィールド国立公園や、カカドゥ国立公園に巨大なアリ塚があるのでね。ご興味ある方はそちらもどうぞ。

 

噂の286km先のマクドナルド

マタランカから約100km走ると、キャサリン(Katherine)という町に到着。キャサリンはノーザンテリトリー準州において、ダーウィン、アリススプリングスに次ぐ町ですが、人口は1万人程度の小さな町です。いかにノーザンテリトリー準州が過疎っているかがお分かりいただけるかと。

ただキャサリン周辺はニトミルク国立公園やキャサリン渓谷、カタカタ鍾乳洞にキャサリン温泉(マタランカ温泉と同じ感じ)など、見所は多いみたいですよ。

▼キャサリンの歩き方▼

Not found
Sorry, the page you’...

 

そんなキャサリンの町に入ると、シャッフル再生していた我らのSpotifyがプリプリの『M』を流し始めました。M、いいよね、M。では皆様もご一緒に…

 

いつも一緒にいたかった
(いつも一緒にいたい場所、みんな大好きマクドナルド!)

 

となりで笑ってたかった
(アリススプリングス~キャサリン間の約1,200kmにはマクドナルドがありません!久々マクドナルド!)

 

季節はまた変わるのに
デーリーウォーターズにあった『286km先のマクドナルド』看板は、ここキャサリンのマクドナルドの事です)

 

心だけ立ち止まったまま
(海外のマクドナルドはタッチパネル注文が多い)

 

瞬きもしないで あなたを胸に焼きつけてた
恋しくて あなたの声聞きたくて

 

消せないアドレス Mのページを指でたどってるだけ
(わたくしがオーダーしたのは、こちら。Mcdonald’sのClassic Angus)

 

SO ONCE AGAIN
(100% AUSTRALIAN ANGUS BEEFです)

 

いつまでもあなたしか見えない
(バーガーしか見えない)

 

私も
(必死)

 

『M』
歌手:PRINCESS PRINCESS
作詞:富田京子
作曲:奥居香
撮影場所:キャサリンのマクドナルド(勝手に)

 

▼Classic Angusが気になる方はコチラ▼

Classic Angus | McDonald's Australia
100% Aussie Angus be...

 

はい、という訳で、久々にマクドナルド、行きました。いやー海外で食に困ったら、マクドナルドと中華街ですよね。彼らの安定感、半端ない。Classic Angusも肉感があって美味しかったです。

小さく記載しましたが、このキャサリンのマクドナルドが、デーリーウォーターズにあった『マックのドライブスルーは286km先だよ』看板が指し示しているマクドナルドです。アウトバックはさすがにマクドナルドですらほぼ無いので、久々に会ったマクドナルドがすごく愛しく感じました!

Mを歌いながら、自然と吸い込まれてしまいましたよ。M、最高。

Spotifyもナイスな選曲でしたね。策士か!ちなみにこれが本日の夕飯です。

 

夜のカカドゥ国立公園に到着

夕方6時にやっと、カカドゥ国立公園まで約60kmのところまできました。ただ今夜宿泊する予定の宿は、カカドゥ国立公園内のクーインダ(Cooinda)という地域にあるので、まだあと163km。

Waterfallとか、寄り道したいところですがきっと夜になってしまうのでね。ここからは寄り道せず、ひたすら宿を目指します。

 

夕方6時を過ぎると、さすがに日が暮れてきました。暗くなってからの運転は、カンガルーとか色々飛び出してきそうなので今までなるべく避けていたのですが、これはもう暗闇の運転必至コースです。

国立公園内なんて、動物うじゃうじゃいるだろうに、、、大丈夫かしら。

 

スチュアート・ハイウェイから右折してカカドゥ・ハイウェイをずっと進み、ようやくカカドゥ国立公園の入口に到着しました。

SAORI
SAORI

入園料、どこで払うのかしら…

カカドゥ国立公園は入園料の支払いが必要。入園事務所やビジターセンターなどで支払うのですが、時刻は19時。とっくにビジターセンターは閉まっているので、明日の昼間支払うことにして。このまま進みましょう。
※ここの公園入口は開放されているので、夜間でも出入りできます。他の入口は知らないので悪しからず。

 

雨季なので天気は期待していませんでしたが、綺麗な夕焼けでした。明日も晴れるといいなー。

 

カカドゥ国立公園内は、ほぼ街灯がありません。真っ暗な暗闇の中を、動物が飛び出してくるかもしれない恐怖と闘いながらの運転となります。

こめっち
こめっち

俺は絶対に、動物を轢かない!

命を大事にするこめっち、素晴らしい運転です。閑散期&夜間なので他に走っている車もなく、孤独なドライブです。本当に道、合ってるのかなと不安すら覚えます。

 

きゃ!なんかいる!!!

 

鳥、か。

スラリとした鳥が、道路をテケテケと歩いておりました。徘徊してないで早く寝ろ。
他にもディンゴが普通に茂みの中にいたり、動物の鳴き声がしたり。

SAORI
SAORI

さすが国立公園だなぁ、ワイルドー

結局宿に到着したのは夜の9時頃。既にレセプションは閉まっており、なんとかスタッフを捕まえてチェックインできました。なかなか快適な宿だったので、宿情報はまた別記事にて。

 

<つづく>

 

(この記事は2018年12月~2019年1月のオーストラリア縦断旅ブログです)

コメント