2019.06.10(mon)モンゴル旅行1日目
時刻は20時前。チンギス・ハーン国際空港から、タクシーでウランバートル市内へ向かいます。
モンゴルの首都ウランバートル市は、1998年は約65万人だった人口が、2018年には約149万人と2倍以上増加。急激な人口増大に対し都市整備が伴わず、また路上駐車や交通マナーの悪さも相まって、市内の慢性的な渋滞が問題となっています。
ウランバートルって超車社会なんだね!想像と違う!
渋滞やばいな、全然進まない
びっくりするくらい、全然進まないウランバートル市内の渋滞。加えてドライバーも皆さん強引なので、急な車線変更や割り込みは当たり前、そこらじゅうでクラクションがプッププップ大合唱。
わたし、大草原モンゴルに来たつもりだったのに…ここどこ?
と思うくらい、想像と現実ではギャップがありました。
空港からホテルは車で20分ちょいの距離のはずなのに、40分近くかかってようやく到着。
とりあえず、夕飯食べに行かない?
賛成!
成田空港でランチを食べ、飛行機で機内食を食べ、モンゴルでさらに夜ご飯を食べる。
いやまぁせっかくですからね、旅行中は1日4食くらい食べてもいいでしょう。
モンゴルしゃぶしゃぶ『THE BULL』
向かったのはモンゴルしゃぶしゃぶの人気店『THE BULL』。
『THE BULL』はウランバートル市内に数店舗ありますが、私たちの泊まったホテルから徒歩5分くらいのところにある『Bluemon center』というビジネスセンター内3Fの店舗に行きました。ちなみに同じビルの中に『THE BULL V.I.P』があり、そちらは完全個室のようです。
入口には鳥居と竹が。どことなく、数時間前に発った故郷を思い出させます。
訪れた時間が21時過ぎと遅めだった為か、広い店内には2~3組のお客さんしかおらず。お昼や18時前後が混むようです。
『THE BULL』のメニュー
ではメニューを見てみましょう。
まずは肉をしゃぶしゃぶするスープを選択するようです。異国の料理を手探りで頼むのは、ものすごくワクワクします。
ちなみに日本で鍋料理を食べるとなると鍋は1グループに1つですが、こちらのお店では4人席には4つのIHヒーターがテーブルに埋め込まれています。
モンゴルしゃぶしゃぶ初心者のSAORIからしても、
“1人1鍋”
だということが容易に推測されます。
「田中っていつも肉ばっかり食べるよな」だの「俺の入れたマロニー食ったの誰だよ」だの、鼻クソみたいな争いをせずにマイペースで鍋タイムを楽しめるわけです。
続いて肉。モンゴルしゃぶしゃぶの醍醐味は、羊肉や馬肉をしゃぶしゃぶできるという点です。
こちらは羊肉。この量で7,800Tgとお手頃価格です。
※2019年の価格です
いきなり「羊肉が7,800Tgとお手頃価格!」と言われても全然ピンときませんよね。
なのでモンゴルの通貨をご紹介しておきます。
モンゴルの通貨単位はトゥグルグ(TgまたはMNT)
ざっくり現在のレートで1Tg≒0.0387円。
写真の紙幣は10,000Tg≒387円です。
そして先程の羊肉は1皿7,800Tg≒302円。
ほらね、お手頃価格でしょ?
こちらは馬肉。1皿7,100Tg(≒275円)。これもまたお手頃価格です。
お肉祭りじゃー!!!
モンゴルしゃぶしゃぶを食べる
ぷはー!
まずはビールとコーラで乾杯。ビールがでかい。
そして次々とオーダーした品がテーブルに運ばれてきました。
写真左上から反時計回りに、馬肉、羊肉、きゅうりの前菜、おっくんの頼んだしゃぶしゃぶスープ(スタンダードな牛骨スープ)、〆の麺と野菜盛り合わせ、私の頼んだしゃぶしゃぶスープ(薬膳スープ)です。
メニューに載っていた写真と盛り付けは異なりますが、馬肉もこの量!これで1皿300円しないだなんて、モンゴルはお肉天国です。
私が頼んだ薬膳スープはキノコやクコの実のような物体が入っていて体に良さそう。
このスープで肉をしゃぶしゃぶして、タレに付けて食べればいいんだな!
と、タレらしきものを見ると。
なんだかすごく濃い。
魚介ベースの少し甘めのタレと、ねっとり濃厚な胡麻ダレのようなものが小皿に入っている。日本のしゃぶしゃぶ屋のタレとは明らかに違う濃度。
これにお肉つけたら、味濃すぎるよね?
ここにスープを入れて、薄めて食べればいいのかしら。でもそれだったら、もっと使いやすい大きめのお椀に入れてきてくれればいいのに。色々考えてみたけれど食べ方が分からなくて、店員の男の子に声をかけました。
エクスキューズミー
えっと…How do you eat this ??
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
無言のまま見つめ合い、そして終わった。
モンゴルしゃぶしゃぶの食べ方が判明するでも、モンゴル800的な小さな恋が生まれるでもなく、ただただ店員さんと真顔で見つめ合い、時間だけが過ぎた。SAORIは諦めた。
仕方ない、他人の技術を見て盗もう!
他テーブルの人達がしゃぶしゃぶを食べる様子をチラチラと盗み見。すると、どうやらこの濃厚なタレを鍋のスープに適量入れて自分好みに味を調整し、そこにお肉や野菜を入れてしゃぶしゃぶするようだ。そしてお肉や野菜、味を調整したスープを、少し深めの器に入れて食べる。なるほど。
完全に理解!!!
さっそく真似してみましょう。
タレを入れて味を調整して~
しゃぶしゃぶしゃぶしゃぶ
そして食べる。
うん!普通のしゃぶしゃぶだ!普通に美味しいしゃぶしゃぶだ!(言い直した)
しゃぶしゃぶ用に薄く切られた羊肉はクセもなく、とても食べやすかったです。馬肉は言うまでもなく美味しい。肉は正義!
〆の麺は、今となってはどんな感じだったか記憶がありません。うどんというより蕎麦のようなのど越しだったような気がしないでもないですが、ラーメンのような感じだった気もするし、もはや何もお伝えできることはありません。麺でした。色によって若干の風味の違いはありましたよ。
お会計は…?
さて、これだけ食べてお会計はなんと
53,800Tg ≒ 2,075円
ひとりあたり1,000円ちょいで一通り(肉・野菜・麺)食べられました。お酒を沢山飲む方はもうちょいかかると思いますが、それでも全然日本でしゃぶしゃぶ食べるよりお安いです。
いいな、モンゴルしゃぶしゃぶ。
THE BULLの場所
スフバートル広場まで夜の散歩
ホテルに戻るついでにスフバートル広場へ。
写真の高層の建物が今回宿泊したホテルで、スフバートル広場は歩いて2~3分くらいのところにあります。(ホテルはまた別記事でまとめます)
広場の名前にもなっているスフバートルさん(ダムディン・スフバートル)は、外国からの侵略者(中国軍)を駆逐し、モンゴル国独立のために戦った英雄。
この広場には独立宣言時の言葉が刻まれたスフバートルの像があるのですが…。
スフバートルさんよりも、この政府宮殿に鎮座するチンギス・ハーン像にテンションが上がってしまい、すっかりスフバートルさんの像を見るのを忘れてしまいました。なんてこったい!
だって…チンギス・ハーンの存在、でかすぎるんだもん。日本人が知っているモンゴルの3大著名人て、チンギス・ハーンと朝青龍と白鵬だと思うの。3分の2が相撲関連なの。ごめんなさい、スフバートルさん。
とりあえずこちらの広場では、モンゴル建国の父とモンゴル独立の英雄の両方を見ることをおすすめします!私が成し遂げられなかったので。よろしく!
<つづく>
(この記事は2019年6月のモンゴル旅行ブログです)
コメント
ごしゅじんのプハーが可愛くてワシのどでかい胸板が胸キュンしました。
羊も馬も苦手ですけど薬膳麺は美味しいそうです
歳をとるとプハーがブハーーーになります
紳士、馬も羊も苦手なの!?
それは初耳でした。私が一番好きな肉はカンガルーです。
紳士も胸キュンすること、あるんだね!