「ホスタイ国立公園1日観光ツアー」で名もなき砂丘(ミニゴビ)へ!

ミニゴビ モンゴル 旅の随筆
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2019.06.13(Thu)モンゴル旅行4日目

モンゴル最終日。

今日はHSハーンリゾートホテルを通して予約した「ホスタイ国立公園1日観光」ツアーに参加して、そして帰国の予定です。

最後まで頑張りましょう(何を?)。

この「ホスタイ国立公園1日観光」に行こうと言い出したのはSAORI。
『あれ?モンゴルに来てすぐに国立公園ツアー行ってなかった?』『そんなに国立公園が好きなの?』『もう国立公園に住めば?』と思われるかもしれませんが、国立公園には住まないし、わたくしはセブンイレブンが徒歩圏内にある場所に住みたい。

ちなみに、モンゴルで最初に行ったのは「テレルジ国立公園」。そして本日行くのは「ホスタイ国立公園」でございます。テレルジ国立公園はウランバートルの東、ホスタイ国立公園はウランバートルの西にあります。

 

さて、わたくしが「ホスタイ国立公園」のどこに魅力を感じたかというと、ホスタイ国立公園には野生馬の「モウコノウマ(タヒ)」が生息しているのです。

 

野 生 馬

 

“野生”という言葉を聞くと、なぜか血沸き肉踊ってしまうSAORI。

や‐せい野生
動植物が自然に山野に生育すること。また、その動植物。
引用元:広辞苑

ふむふむなるほど。人間に飼いならされることなく、自然に生まれ育ち生きている動植物。そんな彼らの姿に、なにかこう…グッとくるものがあるんですよね。

ほら、わたくしなんて今や完全に会社に飼いならされた人間じゃないですか。年2回のボーナスと福利厚生を餌に飼いならされてる感がありますからね。野生動物に憧れというか懐古というか、そういったものを投影しているのかもしれません。

過去にブログで何度も書いていますが、決して動物が好きなわけではないのです。いや、違うな。動物はふつうに好きだけど、動物園に行ったり、散歩している飼い犬を撫でたり、自ら動物を飼ったり、動物アカウントのSNSを見たり、写真集を買ったりはしない。わたくしが激しく興味を持っているのは、あくまで「野生の動物(できれば大きめサイズ)を生で見ること」なのです。

 

そんなこんなで、さっさとモウコノウマが生息しているホスタイ国立公園へ向かいましょう。

 

本日お世話になるのは、現地の日本語ガイドさん。20代前半くらいの若い男の子で、彼の話す日本語の流暢さと言ったら!モンゴル在住の日本人のガイドさんなのかな?と思うくらい、もう完全に日本人の話し方です。

SAORI
SAORI

日本語、ものすごくお上手ですね!

ガイドさん
ガイドさん

実はずっと日本に住んでいたんですよ

ガイドさん
ガイドさん

小学校卒業くらいまで、自分は日本人だと思ってました

ガイドさん
ガイドさん

それが突然、両親に『実はお前はモンゴル人なんだ』と言われて(笑)

 

(笑)で済まされるレベルではない。

 

ガイドさん
ガイドさん

それからモンゴルに来て、頑張ってモンゴル語覚えましたよ~

SAORI
SAORI

すごいな…

いろいろすごいので、感想は一言で片づけさせていただきました。

「ホスタイ国立公園ツアー」ではまず名もなき砂丘を見に行きます。砂丘いいね~、わたくし今までで砂丘や砂漠の類は、ペルーのワカチナくらいしか行ったことないんですよね。鳥取砂丘も行ってないし、サハラ砂漠もアタカマ砂漠もナミブ砂漠も行ってない。砂っぽいところ、ほぼ行ってない。次は砂漠も行かなきゃ。

ガイドさん
ガイドさん

これから行く所は、HISが“ミニゴビ”として売り出そうとしているみたいですよ

今回のツアーはHSハーンリゾートホテル(H.I.S.が絡んでいるホテル)経由で予約したので、ツアー自体H.I.S.が企画したもの。それをガイドさんが案内してくれる、という流れ。どうやらこれから行く砂丘は、ゴビ砂漠に似た風景が見られるようです。

SAORI
SAORI

ミニゴビかー!今回ゴビ砂漠行けなかったから楽しみだな!

ガイドさん
ガイドさん

着きました!こちらです!

モルツォグ砂丘 ミニゴビ モンゴル

リアクションに困る風景、来た。

この時、わたくしは完全に誤解していました。
そもそもゴビ砂漠の「ゴビ」にはモンゴル語で「まばらな短い草が生えている土地」という意味があるのです。それを知らずに『ゴビ砂漠=サハラやナミブのような草1本生えていない砂漠』と思い込んでいた為、この風景を見たSAORIは

SAORI
SAORI

荒れ果てたゴルフ場か

と思ってしまったのです。見渡す限りの砂世界はどこだよ、と。すべてはわたくしの無知と荒んだ心のせいなのです。でも違うの!ミニゴビはこれでいいの!ステップ気候的な感じなの!アンダスタン?
(本場のゴビには「ホンゴル砂丘」という“THE☆砂漠”的な風景の場所もあります)

これが正しい姿だと知ったところで。

ミニゴビ モンゴル

砂丘にのぼってみたり。

 

ミニゴビ モンゴル

砂丘をくだってみたり。砂がサラサラなので、靴の中は砂まみれになります。

 

ミニゴビ モンゴル

さて、サハラ砂漠などの砂漠は植物が生えないほど乾燥していますが、ここはサラサラの砂に背の低い草や木が生えています。それは一体なぜなのか。

ガイドさん
ガイドさん

SAORIさん、地面を掘ってみてください

SAORI
SAORI

それ、得意分野

地面を掘るのが得意分野とか、前世は花咲爺さんの飼い犬のポチだった可能性も捨てきれません。

ミニゴビ モンゴル

前足(というか手)で地面を掘るSAORI。地表はサラサラの砂ですが、15cmくらい掘るとひんやりと湿り気を感じました。

SAORI
SAORI

こんな少し掘っただけで水分を感じる!

温泉掘り当てるよりお手軽。地表は乾いていても、このように地中には水分があるので植物が育つんだって。人間も地球も、表面を見ているだけでは本質を見抜けない、ということですね!(何か違う)

 

ミニゴビ モンゴル

名もなき砂丘(ミニゴビ)、制覇!
次回は野生馬に…会えるのか!?

 

<つづく>

 

(この記事は2019年6月のモンゴル旅行ブログです)

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