ダーウィン・クロコザウルスコーブの「死の檻」が、ある意味“死の檻”だった話

旅の随筆
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1/6 オーストラリア縦断旅13日目

ついに、オーストラリア縦断旅も最終日。

帰国便まで時間があるので、ダーウィン中心部の大人気観光スポット(と言われている)、『クロコザウルスコーブ(Crocosaurus Cove)』に行ってみましょう!

 

爬虫類関係の展示では世界有数を誇る

やってきました、こちらがクロコザウルスコーブの入口。昨日宿泊した「H on Smith Hotel」の隣のブロックにあります。

 

▼入場料▼

  料金(オールトラリアドル)
Adults / 大人 $36
Child / 子供(4~15歳) $23
Family①(大人1名、子供2名) $77.9
Family②(大人2名、子供1名) $90.25
Family③(大人2名、子供2名) $112.10
Family④(大人2名、子供3名) $133.95

※0~3歳の子供は無料

 

とにかく“ワニまみれ”のテーマパーク

クロコザウルスコーブはワニ好きにはたまらない、ワニまみれのテーマパーク。小さな赤ちゃんワニから、頬の弛んだおじいちゃんワニまで、様々な年代のワニが展示されています。

 

こちらは赤ちゃんワニ。赤ちゃんなのに、なんだか尖った雰囲気を醸し出していますね。

「水割り?はんっ!漢ならストレートに限るだろ」

とか言って、ストレートのミルクを飲んでいそうです。
※ワニはミルクは飲みませんし、爬虫類は母乳が出ません

 

そんなワニの赤ちゃんたち、水の中ではこんな感じです。かわいい。

 

ここのプールには、2~3歳のワニが100匹くらいいます。餌をつけた釣り竿を垂らして、ワニの狩りの様子を観察できるそうよ。隣には人間の入るプールがあって、2つのプールの間はガラス張りになっています。人間用のプールに入ると、ガラス越しにワニと一緒に写真を撮ることが出来ます。たしか子供だけだったかな。

 

そしてこちらは、有名な“ムービースター”のバート(Burt)。彼は『クロコダイル・ダンディー』という映画に出演したワニで、現在の年齢は80歳以上!体長5.1m、体重は700kgのイリエワニです。

ガールフレンドの雌ワニを3頭ほど食べてしまった過去を持つ彼は、究極の独身主義者とも言われています。ワニ界の恋愛は、デッドオアアライブな模様。喰うか喰われるか、ちょっと理解しがたいですね。

そして80年以上生きたからでしょうか。バートは占いも出来るらしく、オーストラリア総選挙の予想などをしています。2016年は見事に与党・自由党の勝利を当てましたが、今年の予想は外れたようです。

はい、そんな“ムービースター”かつ“ワイルドな独身主義者”かつ“占い師”のバートさんがコチラ。

 

お じ い ち ゃ ん !!!

なんということでしょう。ダンディーなムービースターの面影も、雌ワニを3頭食べてしまうワイルドなモテ男の面影も、今は1mmも見当たりません。

時の流れの残酷さを目の当たりにした瞬間でした。

まぁそうだよね。だってもう80歳越えてるもんね。うんうん。80歳越えたら、頬っぺたがブニッとして幸せそうに縁側で昼寝しているくらいの方がいいよね。

 

生きとし生けるすべてのものは、必ず老い、衰える。無理に抗うのではなく、その時その時を存分に楽しみ、人生の年輪を重ねていきなさい。

と、バートさんは仰っていたとかいないとか。うん、完全に言って無いわコレ。

 

こちらのテーマパークには、至るところにクロコダイルの生態についての説明パネルが貼られています。コレ、読むと楽しいし勉強になるんですよ。

 

ワニの噛む力は、地球上に現存する生き物の中では最強。あのT・レックスにも匹敵するんじゃないのか、とも言われているんだって。ふぅぅ~!絶望!

ちなみに今回知ったのですが、ワニは『クロコダイル科』『アリゲーター科』『ガビアル科』の3科に分けられます。それぞれの特徴としては以下の通り。

■クロコダイル科・・・口を閉じた時に下顎の前から4番目の歯が見える、上から見た時に鼻のあたりがやや尖っている、お腹を地面に付けずに歩く

■アリゲーター科・・・口を閉じた時に下顎の歯が見えない、上から見た時に鼻のあたりが丸みを帯びている、お腹を地面につけて歩く

■ガビアル科・・・口元が細長い(ガビアル科のワニはインドガビアル1種類のみで、クロコダイル科に含める説もある)

これで今後の人生で突然ワニに遭遇した時には、

SAORI
SAORI

あ!さてはお前、クロコダイル科だな!

と言い放てそうですね。

 

目玉アトラクション『死の檻(Cage of Death)』

さて、クロコザウルスコーブの目玉アトラクションの1つに『死の檻(Cage of Death)』があります。『死の檻』は、イリエワニが飼育されているプールに強化アクリルガラス製のケージを沈めることによって、ケージの中にいるお客さんは間近でイリエワニを観察できるというもの。

▼『死の檻』で巨大イリエワニを至近距離で観察▼

Cage of Death

Cage of Death

※Crocosaurus CoveのWEBサイトより引用(http://www.crocosauruscove.com/cage-of-death/)

 

▼おじさんもビックリ!な死の檻▼

Cage of Death

※Crocosaurus CoveのWEBサイトより引用(http://www.crocosauruscove.com/cage-of-death/)

どうですか?興味ありますでしょ?

わたくしも非常に興味があったのですが、『死の檻』は予約制、かつ結構いいお値段するので却下。ちなみにおいくらするかと言いますと、こんな感じ。

▼『死の檻(Cage of Death)』の体験料金▼

  料金(オーストラリアドル)
1名参加 $170
2名参加 $260

 

『死の檻』に挑む勇者、現る

なかなかの高額アトラクションで、しかも我々が訪れたのは思いっきり閑散期。誰も『死の檻』、やらないだろうなぁと半ば諦めていたところ。

黄緑色の水着の勇者、現る。

SAORI
SAORI

勇者キターーーーーー!!!

ひとりの男性が、死の檻に入ってイリエワニのプールへと近付いていきます。我々以外の来場者も興味津々。完全に、この空間は彼に支配されました。

 

勇者、イン!

 

イリエワニを浅瀬から男性の近くへとおびき寄せようと、スタッフが棒の先端につけた肉をプールに入れます。

SAORI
SAORI

来い、、、来い、、、!

観客も息を呑んで見守ります。

 

しかしどうした事でしょう。浅瀬にいるイリエワニ、微動だにしません。

SAORI
SAORI

ワニ、寝てんのかな

 

まったく反応しないワニ。仕方ないので男性(の入ったケージ)が歩み寄ります。

 

せっかくゴーグルまでしたので、男性は水中に潜ってみるものの。

 

別に潜らなくても構図一緒だわ、ということに気付いた男性。ここまでくると、男性が不憫でなりません。

我々も、ワニが動かなすぎて男性しか見ていません。ワニを見る男性を見るという謎イベント。こんなに他人の海パンをまじまじと眺めたのは、SAORI史上初の経験です。

SAORI
SAORI

この人170ドル払ってるんだよ、、、

SAORI
SAORI

不本意かもしれないけれど、5分でいいからワイルドな姿を演じてよ!

あまりに動かないワニに対して「頼むから、頼むから動いてあげて!」と言い、男性に対して「諦めるな、諦めたらそこで試合終了だよ!」と励まし、スタッフに対して「もっといい肉用意しろよ!」と当たり散らすSAORI。

170ドル分、なぜかこっちが必死です。

 

その時、ワニが動いた!

SAORI
SAORI

やったー!今だ男性!写真を撮るのだ!

と思ったのも束の間、すぐにワニは浅瀬へ。もう、どうしようもない。

 

SAORI
SAORI

わ!今ならワニの手と大きさ比べられるよー!

SAORIはワニと男性への叱咤激励を放棄した。

皆さんも経験ありますよね?どんなに頑張っても問題が解決しない時に、全てを放り投げて逃避すること。まさにそれです。私がどう足掻こうが、このイリエワニはワイルドな姿を見せてはくれない。

 

男性も心なしかしょんぼり。

 

あ、食べた。

 

こうして、この日の『死の檻』は終了。

生き物相手なので、ワニがどんなパフォーマンスをするかは運です。そして、外から見ているとこんな感じですが、ケージの中からはワイルドな姿が見れていたのかもしれません。実際にYoutubeとか見ると、ちゃんとワニ、泳いでいるしね。この日はたまたまやる気がなかっただけかな。

Surviving a Cage of Death!

 

SAORI
SAORI

でも今日の感じは、完全に精神的な『死の檻』だったね!

全国のYoutuberの皆さんは、ワニが元気そうな時間帯を狙って予約してみてください。まぁ精神的な死の檻になろうとも、Youtuberならそれすらもネタにできるでしょ(投げやり)。

 

個人的に楽しかった「餌付けショー」

はい、精神的な死を代理で味わったところで。私個人がとても興味深かったのがこちらの巨大水槽。

 

ここには色々な魚が泳いでいます。例えばこの子、バラマンディ。デーリーウォーターズのパブで食べた魚です。

 

実際に生きているバラマンディがこちら。

SAORI
SAORI

これ、美味しかったな!

完全に魚屋に来ている気分です。

 

さて、この巨大水槽では毎日11時から『餌付けショー』が催されます。ご覧ください、子供よりも大人達が前のめり。

 

この餌付けショーでやってくる魚は何でしょうか?皆さん分かります?

 

ほら!スタッフのもとに魚がやってきましたよ!

 

やってきた魚は、エイ。そう、ここではエイの餌付けをしているのです。

これ実際見ると

SAORI
SAORI

ワオ!

と思いますよ。(感想が雑)

 

あとコレね。アーチャーフィッシュ(テッポウウオ)。これもすごいの。

 

スタッフが餌を空中に突き出すと、ピュッピュッと水面から餌目掛けて水鉄砲が発射されます。テッポウウオはこうやって、空中を飛んでいる昆虫を撃ち落として食べるのです。

これはすっごく面白かった!

そしてスタッフの隣にいるのは『死の檻』の勇者!(←傷をえぐるタイプ)

 

とりあえずダーウィンに来たら行ってみて

はい、もう4,000字近くなってしまったのでこの辺で終わりにしたいと思いますが。

クロコザウルスコーブはトカゲやヘビといった爬虫類の展示も充実しているので、爬虫類好きな方は是非行ってみて下さい。トカゲやヘビに関してはアリススプリングスで爬虫類センターに行った時に書いたので、この記事では割愛します。

 

では、コモドオオトカゲと一緒に。アデュー!

 

クロコザウルスコーブ(Crocosaurus Cove)の場所

 

クロコザウルスコーブ(Crocosaurus Cove)

 

関連情報

クロコザウルスコーブ公式サイト

 

<つづく>

 

(この記事は2018年12月~2019年1月のオーストラリア縦断旅ブログです)

 

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