1/2 オーストラリア縦断旅9日目
ウルルから走ること約450km。お昼前にアリススプリングスの町に到着しました。予定より少し早く到着したので、休憩がてらこの町を観光したいと思います!
アリススプリングス(Alice Springs)の概要
アリススプリングス(Alice Springs)はオーストラリアのほぼ中央、ダーウィンとアデレードの中間地点に位置しています。人口は2018年の調査で約3万人。(正確には29,753人)ノーザンテリトリー準州の中ではダーウィン、パーマストン(ダーウィンの衛星都市)に次いで大きな都市となっています。
1871年にポートオーガスタとダーウィンを電信線で結ぶために、ジョン・ロス一行が内陸部を調査。その途中この地で泉を発見し、当時の電信総督チャールズ・トッドの妻アリスにちなんで「アリスの泉=アリススプリングス」と名付けたのが町の始まりなんだそうよ。
いいなー。わたくしもその辺で泉でも見つけて、「サオリスプリングス」とか名付けたい。わたくしの場合、せいぜい沼が限界な気がする。
サオリスワンプ。
なんだか一生這い上がれなそうな沼だな。
※スワンプ=沼
珍しい爬虫類が沢山!アリススプリングスの爬虫類センター
向かったのは『Alice Springs Reptile Centre』という爬虫類センター。恐らくアリススプリングスで5本の指に入るであろう、観光スポットです。
▼公式サイト▼
ここには中央オーストラリアの珍しい爬虫類が展示されており、その数なんと約100種類。マニアにはたまらない爬虫類が溢れている爬虫類パラダイス、通称「はちゅ☆パラ」なのです。
※通称はわたくしが勝手に考えました。
Alice Springs Reptile Centreの料金
大人 | $18 (約1,296円) |
子供(4~16歳) | $10 (約720円) |
Concession | $15 (約1,080円) |
家族(大人2人、子供2人) | $46 (約3,343円) |
※$1あたり72円換算(2019年8月のオーストラリアドルレート)
ちなみにわたくしは、爬虫類マニアではありません。見るのは平気ですし、結構瞳が可愛い奴だなとは思うのですが。触るのは苦手というか触ったことがないし、触りたいとも思わない。飼いたいとも思わない。出来れば一線を画しておきたい存在です。
でもトカゲのフォルムは可愛いと思っており、高校生の頃から約20年間、ずっとトカゲを模したピアスを身につけています。そんな歪んだ関係。
※爬虫類が苦手な方はここで離脱して下さい。これ以降、爬虫類の写真が登場します※
行くよ!爬虫類にまみれるよ!
初心者向け爬虫類!トカゲ系
沢山あるトカゲの展示。展示ケースの中の物陰に隠れていたり擬態していて、なかなか見つからないこともあります。だんだんトカゲ探しゲームみたいになります。
上の写真、壁にひっついているのは1匹だけかと思いきや、左側にもひっついていますの。
こちらは小顔な上に、目がクリンッと大きな可愛いトカゲ。
あらこの子、まるでわたくしのように愛らしい
す、すみません、調子に乗りました。
1mmも似ていませんよ。
もしわたくしがこんな感じで小顔&クリクリの目をしていたら、爬虫類系アイドルとして一世風靡していたでしょう。
眠そうで可愛い!
きゃわわ~
二の腕(?)の辺がパツンパツンで可愛い。
きゃわわ~
背中の模様がマリメッコみたい!
おしゃ~
この変なトカゲは、爬虫類センターでも人気の「ソニーデビル(Thorny Devil)」
とげとげ~
学名はMoloch horridus(モロクトカゲ)。ソニーデビルは英名です。オーストラリアの砂漠に住む固有種で、全身に円錐状の棘が並んでいるのが大きな特徴です。その棘のある姿が、古代中東の人身御供の神『モロク(モレク)』を連想させることから、Moloch horridusという学名が付いたんだそうよ。
トカゲ写真のラストは、エリマキトカゲです。
エリマキトカゲ、全然襟巻きしてくれませんでした。襟巻き部分を広げるのは威嚇する時や、メスに対して求愛するときだそうです。
求愛してくれたらいいのに
いや、可能性あるとしたら威嚇でしょうよ。
飲み会で過去の武勇伝(モテた自慢)として
エリマキトカゲに求愛されてさぁ~いや~参ったよ~
とか言ったら、次の飲み会からは誘われない気がする。
アナコンダには喰われたくない!蛇系
蛇はちょっぴり苦手です。嘘です、強がりました。結構苦手です。
昔「アナコンダ」という洋画を見た時に、
でかい蛇、マジ勘弁
と思いました。水の中からあんな蛇出てきたら、と思うと絶対アマゾン川では泳げません。もう自ら率先して気絶するので、頼むからその間に一気に丸飲みして欲しい。あ、でも消化されるのに時間かかるからそれはそれでキツイか。も~どうしたらいいんだよ~!わたくしの最終目標は老衰だよっ!
最終目標は老衰、と暴露したところで蛇を見ていきましょう。
こちらは黄色と黒の蛇。名前は知りません。脱皮後ですね。
こちらは多分、「Western Brown」というオーストラリアの毒蛇。(違ったらごめん)しましまですね。なんだかこういう蛇をずっと見ていると、
包丁で網目(隠し包丁)を入れて焼いた茄子🍆
みたいに見えてきません?あーこれしばらく茄子見る度に思い出すやつだわ。
なんか細い蛇(雑)
この写真、岩の間に蛇がいるの、分かりますか?
この蛇は「Desert Death Adder(デザートデスアダー)」。オーストラリアで最も有名な毒蛇の一種です。
もうさ、名前がアレだよね。
「死を加える者(in砂漠)」ですよ。
なにその無駄にカッコイイ中二病みたいな名前。
一度でいいから言ってみたいよね。
人は皆、私のことをデスアダー(死を加える者)と呼ぶ
とかね!どちらかと言うと「加える」より「司る」の方が、より中二感が増して片腹痛いよね!ちなみにその名の通り、以前は毒による死亡率が50%くらいあったらしい。
この蛇に至っては、何が何だかわかりません。どこが始点でどこが終点ですか?顔どこいった。
微妙に皮膚が弛んでいる点と、すごいダルそうな雰囲気を放っているという点で親近感。
爬虫類だって涼みたい!水浴び系
この日も絶賛真夏のオーストラリア。屋外で飼育されている大型の爬虫類は、こんな感じで水に浸っておりました。
こちらも。みんな、水に浸って動かない。
これはワニの水槽を横から見た図。水面に反射して不思議な光景になっています。
レプタイルセンターの受付前にいた蛙。お腹周りがメタボ気味。
こんなお茶目な職場で働きたい系
中には何も爬虫類のいない展示スペースもありました。
でも皆さん、これ、見て下さいよ。
Gone out dancing
「展示入替中」とか「調整中」でなく、「踊りに行っちゃいました」って。
お茶目か!なんだかいい職場だな!
こちらも休暇中との表示。このテンションで書かれると、残念という気持ちが薄れていいですね。
皆さんも客先から問い合わせがあった際は、このアリススプリングスの爬虫類センターを見習って、
鈴木はholidayでーっす!
あ、すみません、佐藤は踊りに行っちゃいましたー!
と、ちょっとテンション高めに言ってみてはどうでしょうか?
※言ってみてもいいけど、その後の責任は負いません
爬虫類に触れるショータイム!
レプタイルセンターでは1日3回、専門ガイドによるショータイムがあります。ちょうどショータイムが始まったので見てみました。(ショーは無料、時間は11時、13時、15時半)
トカゲや蛇を肩に乗せたり体に巻き付けて、爬虫類の生態を詳しく説明してくれます。この日はトカゲ2種類と蛇1種類を説明していました。
ガイドのお姉さん、美人だなぁオイ
この健康美人がいつから爬虫類に興味を持ったのか。爬虫類よりもお姉さんのことが気になって仕方ありませんでした。
ガイドさんの説明が一通り終わると、説明した爬虫類を実際に触らせてくれます。
こめっちは余裕。おっくんは一切触りませんでした。
夏休みの思い出、的な。
わたくしも恐る恐る、このトゲトゲなトカゲを持ってみました。
こんなにトゲトゲしているから、きっと硬くて強くて気性が荒いんだろうな、と思っていたので触ってびっくり!
お腹の辺、フニフニしてるっ!!!
そして穏やか!!!
見た目とは裏腹に、守ってあげたくなる弱さ(柔らかさ)を見せつけてきたトカゲ。やりよる。
「お前は俺がいなくても大丈夫そう」と言われてしまう武装系女子は、フニフニしたお腹でも見せつけて、私はそんなに強くないとアピールしてみましょう。なぜか腹筋が割れてしまっている女子は、そうねぇ、とりあえず雷とか虫でも怖がっておけばいいんじゃない?(投げやり)
ラストは蛇です。何故でしょう、こめっちが蛇を持つと、蛇なのに鰻に見える。先述した通り、蛇は結構苦手なわたくし。ミリも触りたいと思わない。
でもせっかくだし、絡まなければ勿体ない、、、
出ました、必殺卑しい心!
損得勘定が働くと、苦手な事もチャレンジできる不思議。蛇も巻かなきゃ損。
こめっち、蛇巻いてー
オーケーイ!
しょぼーん(´・ω・`)
我ながら、ものすごく複雑な表情をしているなぁと思います。心の中で「蛇怖い!」という恐怖心と、「巻かなきゃ損」という卑しい心がしのぎを削ります。
卑しい心が勝った。
ひゃひゃひゃひゃー!!!
もうなんか、どうでも良くなっている。
蛇を巻いて、触ってみて思ったのが、
こいつ、全身筋肉か
と思うくらいにバッキバキだったこと。上の写真の状態とか、人間がやったら腹筋背筋がプルプルしてしまいますが、蛇は静かにスーッと空中を進んでいくんです。マッチョ!
こうして、齢34にして初めて爬虫類とセッションさせていただきました。
(多分もうしない)
もし皆さんもアリススプリングスへ行く機会があったら、爬虫類センターに立ち寄って爬虫類と戯れてみて下さいね!
Alice Springs Reptile Centreの場所
<つづく>
(この記事は2018年12月~2019年1月のオーストラリア縦断旅ブログです)
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