12/28 オーストラリア縦断旅4日目
午前中は『クリーランド・ワイルドライフパーク』でウォンバット三昧。
午後のアデレード観光は『南オーストラリア博物館』です!
南オーストラリア博物館(South Australian Museum)は、綺麗な並木道が続くノース・テラスに面してあります。この辺りには他にも南オーストラリア美術館(Art Gallery of SA)やアデレード大学(Adelaide University)がありますので、興味がある方はそちらへもどうぞ。
ちなみにこの日、期間限定で特別展「PARASITES LIFE UNDERCOVER」が催されていました。個人的に興味がある(そわそわする)分野なのですが、特別展の入場料がちょっとお高かったので断念。
まぁ…わたくしレベルなら目黒の寄生虫館で大満足です。個人的に目黒の寄生虫館はとても好感度の高いスポット。余程寄生虫が嫌い(気持ち悪くて無理)という方以外にはオススメできます。4年前の記事貼っておきますね。
さて、南オーストラリア博物館には世界一と言われるアボリジニコレクションや、地球上の動物(絶滅したものも含む)のジオラマ、沢山の鉱物など、全部見てまわるには2~3時間は必要とするであろう豊富な展示物があります。
ちなみに特別展は料金がかかりますが、博物館自体は入館料無料!アボリジニ展示も、動物展示も、鉱物展示もすべて無料です。太っ腹ァ!
こちらは鉱物を色別に並べた展示。綺麗なグラデーションになっています。センス溢れる~!
これは『The Fire of Australia Opal』といって、1946年にクーバーペディ(この後訪れる、オパール採掘が有名な街)でWalter Bartramが採掘した988gのオパール。ずっとBartram家が所持していましたが、今はこうして南オーストラリア博物館にあります。
見る角度によってさまざまな色に輝く『The Fire of Australia Opal』。是非見てみてね。
さて。今でも少年の心を装備しているメンズが一番わくわくするのではないか、と思われる展示物をご紹介しましょう。
『Opal Fossils of South Australia』
南オーストラリアのオパール化した化石の展示です。
展示ブースに入ると、部屋の中央に何かの化石が(←雑)
この化石がこちらのメイン展示です。これだけでもきっとワクワクする方も多いかと思いますが、下の写真をご覧ください。
化石が…青緑色っぽく光っている…!!!
この色…遊戯王のブルーアイズ・ホワイト・ドラゴンか何かかしら。化石がこんな風に宝石のようになるなんて、なんてロマンチックな事でしょう。わたくしの亡骸も、化石からのオパール化しないかな。ところで遊戯王と言えば、
『次回、「城之内死す」。デュエル、スタンバイ!』
という予告が衝撃的だったのを覚えています。予告でネタばらしてくるとか、並みの人間の神経ではありません。(ご存知の方、いらっしゃいますか?)
え!?城之内、次回死すの!?
遊戯王のアニメ、めっちゃ見てたからな。今では一切ゲームの類はしないわたくしも、浪人中は「遊戯王」と「桃鉄」と「サイレン」にどっぷりハマっており。毎日ひたすらデュエルしまくり、サイコロふりまくり、ゾンビに怯えまくりな日々を過ごしておりました。(勉強しろ)
桃鉄は99年過ごした後にまた99年追加…を繰り返していたところ、全ての駅の物件を最高ランクまで増資しまくり、鉄道も制覇、桃太郎ランドも購入し、これ以上何もすることが無くなって終了しました。その結果、希望していた大学には入れなかったものの、日本全国の特産物を覚えるというどうでもいい能力を身につけた次第です。
さらりと志望校に入れなかった親不孝っぷりを暴露しましたよ。
あらやだ!ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴンのせいで、450文字ほど脱線してしまったわ!
とりあえず、ここの化石、綺麗です。(おい)
とはいえ、こんな感じでこの化石の説明を終わらせたら、読者が150人くらい減ってしまいそう(そもそもそんなにいねーよ)なので、真面目に書きますとね。
この化石は『Addyman Plesiosaur』という全長6.5mの海洋爬虫類の骨格。1968年に南オーストラリアのAndamookaのオパール鉱山で発見されました。オーストラリアに広大な内陸海があった時代に生息、その後内陸海が干上がった為絶滅したと考えられているようです。こうして出来上がった『Addyman Plesiosaur』の化石がオパール化したのが、コレですわ。
ちなみに化石のオパール化というのは、ちょっと説明するのがアレなんだけど。
え?アレって何?ですって?
率直に言えば、面倒ってことだよ
察してください。(もうそろそろ電池切れです)
化石のオパール化は、決して化石がオパールになるわけではなく、化石の成分であるアパタイトが長い年月をかけてケイ酸分に置換され、その結果美しい宝石のようになることのようです。以上。
今までは「老衰」が人生の最終目標でしたが、このオパール化した化石を見て新たに目標が出来ました。わたくし、老衰後に化石となり、さらにオパール化することが出来たら最高です!ワァァァァ!
でもね、今調べたら、化石になるのは結構大変そう。埋まる場所だとかタイミングだとか地理的条件だとか、わんさかありました。そもそも、
将来、化石になりたい
とか言ったら、相手が石化して固まりそう。結構素敵だと思うんだけどなー。
でもでも、孫がSAORI婆を化石にするために奔走し、ただならぬ苦労をするのは非常に心苦しい。大人しく火葬で墓に入りましょう。
博物館には他にも、オーストラリア先住民アボリジニの生活グッズや民芸品の展示など、本当にじっくり見たら何時間でもいられるくらいの面白い展示が盛り沢山なので、興味ある方はアデレードの『南オーストラリア博物館』へ是非行ってみて下さい。
ラストは、ダイオウイカの等身大模型を地面に這いつくばって眺めるわたくしとダイオウイカの、2ショット写真でお別れです。
ダイオウイカにも興味がありまして、上野の国立科学博物館で深海展をやってたこと、あったでしょう?あれ、行きましたわ。普段上野公園付近は行かないけれど、あの時ばかりは意気揚々と行きましたわ。
なんだろう、良く分からないものが好き
謎のダイイングメッセージを残したところで、本日の記事は終了です。アデュー!
<つづく>
(この記事は2018年12月~2019年1月のオーストラリア縦断旅ブログです)
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