ラリッたウォンバットとクーバーペディの夜

旅の随筆
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12/29 オーストラリア縦断旅5日目

夜8時近くに宿なし状態でクーバーペディに到着。

SAORI
SAORI

まずは宿探しだ

ということで、宿探しローラー作戦開始です!

 

まず向かったのは、クーバーペディの町からは5kmくらい離れたところにある「Riba’s Underground Camping & Caravan Park」

Riba's Underground Camping Coober Pedy
Camping the Coober Pedy way

アンダーグラウンドでキャンプとか最高じゃんか!という適当なノリで訪問。しかし今は12月(真夏)で、アウトバックはどちらかと言うとオフシーズン。キャラバンパークへ行く道はロープで閉鎖されており、営業している様子はありませんでした。
(最近Googleで口コミ投稿されているので、通常は営業していると思います)

 

SAORI
SAORI

こりゃダメだ、次行こう

 

次に向かったのは、クーバーペディの町中にある「Oasis Tourist Park」

Home
Home page Oasis Family Park Coober Pedy

ドライブインシアターのすぐ側にあるツーリストパークです。夜8時過ぎだったこともあり、フロントはCLOSE、スタッフもいませんでした。

と、ここで今まで後部座席で読書と昼寝しかしていなかったおっくんが本領発揮。

おっくん
おっくん

しゃーなし、電話するわー

フロントに貼ってあった連絡先に電話するおっくん。頼もしい。

 

おっくん
おっくん

泊まっていいってー、料金は明日の朝払えばいいってー

おっくんがキャラバンパークのスタッフと電話で交渉してくれたおかげで、無事キャンプサイトで宿泊できることになりました。ありがたい。キャンプサイトには我々以外にもう1組、カップルがいるのみ。ガラガラです。

 

では早速、夜ご飯にしましょう。キャンプサイトにはBBQグリルも備わっており、すぐさま『MOCO’Sキッチン』ならぬ『KOME’Sキッチン』が始まりました。

 

もこみちセンパイのようにオリーブオイルは持ち合わせておりません。油の代わりにサラダ用のドレッシングと、塩、胡椒で味付けです。

SAORI
SAORI

シェフ、今宵のメニューは?

こめっち
こめっち

カンガルーやで!

今宵はカンガルー肉とソーセージという、ワイルドモンスターな夕飯です。

 

ちなみにカンガルー肉は、アデレードからクーバーペディへ向かう途中にある、ポートオーガスタという町のスーパー『Coles』で購入。1kgあたり$19で売っていました。1kg1,500円くらいか。

クーバーペディにもスーパーはありますが、19時くらいで営業終了してしまうのでご注意を。

 

さすがに肉だけではツライので。スーパーで買ったレタス、トマト、キュウリ、ブロッコリーで、サラダを作りましょう。作りましょうとか言って、切るだけですがね。

ここのキャンプサイト、冷蔵庫やコンロ、電子レンジはあるけれど調理器具や皿類が見当たらなかった(フロントで借りられるのかもしれないけれど、不明)ので、久々にアーミーナイフが役に立ちました。

 

では、いただきましょう!

カンガルー肉、やっぱり美味しい!臭みもないし、全然硬くないし、脂っぽくないから胃もたれしないし。オーストラリアに来たら絶対カンガルーステーキ!あと旅行中自炊で過ごすと、野菜が普段よりも美味しく感じる。ビタミンとかを体が欲しているからなのかしら。

 

我々がご飯を食べていると、キャンプサイトに泊まっていたオーストラリア人カップルも夕飯を作りにやってきました。『ご一緒していいかい?』「もちろん、OKだよ!」といった具合にテーブルをシェア。

どんな旅程で旅をしているとか、日本にも行ったことがあるよとか。
『12月31日にウルル行くぜフゥウゥウ!』『ウルルで会うかもな!ヘイヘーイ!』といった感じで盛り上がります。

盛り上がりますが、我々はノンアルコールなのに対し、彼らは完全に酔っ払い。

どう足掻いても、箸が転んだだけでも地面を転げまわりそうな彼ら(特に彼氏)とのテンションの差が埋められません。正直何を言っているのかすら分からないので、“パリピを偽れる男・こめっち”に彼氏の対応を任せていました。

こめっち
こめっち

俺は100%パリピではないが、パリピを偽ることができる

なにその能力、すげー。と感心していると、酔っ払い彼氏の絡みの矛先がわたくしに向きました。

『おい~お前が着ている~そのTシャツの動物は~何だ~?』
『コアラか~?』

コアラじゃない。これはこの旅におけるSAORIの勝負服、ウォンバットTシャツだ。
このTシャツが勝負する相手は、男の色気が漂うダンディズム上司でも、年下の子犬系男子でも、力こそパワー系筋肉男子でも、金髪碧眼美少年でもない。

オーストラリア全土だ。

オーストラリアに認められてこそ、本物だろう(人間じゃない)。

 

SAORI
SAORI

NO コアラ

SAORI
SAORI

イッツ ウォンバット

 

すると彼氏、大爆笑。

『ウォ、ウォ、ウォンバットだってぇえ!?』
『ウォンバットとか、マジウケるんだけどぉおお!』

 

SAORI
SAORI

イラッ

 

『そんなマリファナ吸ったような目ぇしたラリったウォンバット、いねぇよぷふふふぅwww』

 

 

マリファナ吸ったような目のラリったウォンバットの称号を手に入れた。

 

SAORI
SAORI

さつっ!!!

出ました、久々の掛け声「殺っ(さつっ)」。ロシアW杯以来の「殺っ(さつっ)」です。
※「殺っ(さつっ)」の元ネタ記事はこちら

悔しさと殺意で思わず「さつっ!」と発してしまったあたり、勝負は完全に酔っ払いの勝ちです。勝負には負けましたが、このTシャツはやっぱり気に入っています。

▼オーストラリア人より『ラリったウォンバット』の称号を得たTシャツはこちら▼

 

 

さて、時刻はまもなく夜の9時。
明日も朝から行動したいしね、そろそろ寝たいところなんだけどね、

 

午後9時の気温40℃。燻製になれそう。

 

日本であれば。

窓の外をしんしんと雪が降る中、家族でこたつを囲み、年末の特番を見て大笑い。
CMの間に外へ出て、雪の中で冷やしておいたみかんを手に、雪が落ちてくる夜空を見上げ
「今年も終わるな…」
と白い息が零れる。

みたいな過ごし方をしているであろう日付なのに。

南半球で40℃の酷暑の中、酔っ払いとテーブルを囲み、人のTシャツで大爆笑。
お開きになり、暗闇の中テントのペグを打ち付ける石を手に、砂混じりの風が吹く夜空を見上げ
「くっそあちいなオイ…」
と怠さを帯びた愚痴が零れる。

みたいな過ごし方をしているせいで、年末感を微塵も感じない。

でもつまり一番言いたいことは、わたしだって冷凍みかん食べたい。

 

冷凍みかんがあるはずもないので、自販機でキンキンに冷えたジュースを買い、3人でしばし談笑。まぁ、こんな季節真逆の年末も悪くはないな。

 

アウトバックで見る夜空は、うるさいくらいに星が瞬いていた。
(写真の黄色いモシャモシャは、強風で揺れる木です)

日本では冬の代表的な星座として知られるオリオン座が、南半球では真夏のオリオンになる。遠く離れて季節が異なろうとも、見上げている空は繋がっているんだなーと実感。

気温は相変わらず下がらないけれど、満天の星空の下、おやすみなさい。

 

<つづく>

 

(この記事は2018年12月~2019年1月のオーストラリア縦断旅ブログです)