対馬・胡簶神社(ころくじんじゃ)の参道が素敵だったので見て欲しい

対馬 胡簶神社 胡禄神社 旅の随筆
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対馬旅行2日目。旅行中は早起きです。

対馬 1泊2日

SAORI
SAORI
朝だー!

今日向かうのは、SAORI的に白嶽の次に気になっていたスポット。『胡簶神社』という神社で『コロクジンジャ』と読むようです。胡簶って、一生自分では書かなそうな漢字だな。  

胡禄御子神社

胡簶神社があるのは、対馬北東部の海岸・琴崎(きんざき)。まずは胡簶神社と対になっている、琴集落にある『胡禄御子神社』の駐車場に車を停めます。

対馬 胡簶神社 胡禄神社

こちらが『胡禄御子神社』。誰もいません。 実はこちらが本来は胡簶神社で、琴崎にあるのが胡禄御子神社なのでは?という入れ替わり説もあるようですが、もう何がなんだかチンプンカンプンなので気になる方はご自身で対馬のアレコレを調べてみてくださいませ(秘技・丸投げ)。

SAORI
SAORI
なんか寂れてるね
SAORI
SAORI
廃墟かな?

コラ!失礼なこと言うんじゃない。とは言え三度の飯より廃墟が好きだったこともあったSAORIですが、その頃の感覚からしても別にこの建物には興奮要素はなかったです。重ねて失礼。  

 

おっくん
おっくん
で、ここから目的の神社はどうやって行くの?
SAORI
SAORI
知らん!
おっくん
おっくん
ほげぇえええええ
SAORI
SAORI
ほげぇえええええ

本当に、びっくりするくらい胡簶神社への案内板はありません。Googleマップを見ても、

これだからね。 まぁ空港で配っているマップにも載っていないし、観光地として激しく推している訳ではないのかな?仕方ないので検索して、写真付きでアクセス方法を載せている他人様のブログに辿り着きました。ありがたや~。  

胡簶神社へのアクセス

SAORI
SAORI
行き方、分かりました!
SAORI
SAORI
あっちの方です!

対馬 胡簶神社 胡禄神社

胡禄御子神社の鳥居に向かって右奥の方に、山道への入口があるようです。行ってみましょう。  

 

対馬 胡簶神社 胡禄神社

SAORI
SAORI
おおぉぉ…

なかなか鬱蒼とした入口です。夜は来たくないな、なんか出そう。地元のオッサンとか(失礼)。

まぁ生きている人間のが怖いもんね!いや、幽霊も怖いけどね!見たことないけどね!  

 

対馬 胡簶神社 胡禄神社

入口はあんな感じでしたが、晴れていれば木漏れ日が気持ち良い山道。ひたすら道なりに歩いていきます。

 

対馬 胡簶神社 胡禄神社

山道を7分くらい歩くと、左手に遊歩道への入口が現れます。車両が入れないよう鎖がしてありましたが、徒歩なので脇から入りました。  

 

対馬 胡簶神社 胡禄神社

遊歩道に入ってからは下り坂。遊歩道に入ってから5分くらい歩くと、胡簶神社に到着です!  

参道が素敵な胡簶神社

胡簶神社の拝殿・本殿を背にして海の方を見ると…

対馬 胡簶神社 胡禄神社

どーん!

なにこのオシャンティクスな参道は!海に向かって…いや逆だな。船で海からアクセスして参拝するためのような、そんな参道になっています。

では、参道を下りてみましょう。

 

胡簶神社

景色、最っ高。

目の前には、参道と、鳥居と、大海原だけ。素晴らしく潔い景色に、しばし酔いしれます。ここは本当に気持ち良かった!  

 

対馬 胡簶神社 胡禄神社

せっかくなので、参道の入口まで下りてみましょう。テケテケテケ  

 

対馬 胡簶神社 胡禄神社

琴崎の海底には「竜宮の門」があって亀に乗った海神イソラ(磯良)がその門を出入りするとか、琴崎大明神(胡簶神社)の御神体は、海神の祭日である3月3日に巫女が磯ですくいあげた金色の小蛇だとか、海神にまつわる伝承が残されています。  

 

対馬 胡簶神社 胡禄神社

個人的に面白かった話は、神功皇后の船が嵐にあって損傷した際、イソラ(磯良)が大きなアワビを貼り付けて応急処置をした、という話。確かにこの荒々しい海では、船とかバンバン損傷しそうだけど、なぜにアワビ?

船に空いた穴を塞ぐのに高級食材差し出してくるとは、さすが海の神様としか言いようがありません。

私だったら多分、昆布を貼り付けるか、粘着力に期待してタコあたりを穴に突っ込むと思います。庶民なんで。庶民なんで!!!

ちなみにイソラ(磯良)は顔にアワビやカキが付いた醜い容姿、という設定のようです。完全にパイレーツ・オブ・カリビアンのビル・ターナーしか思い浮かびませんね。  

 

対馬 胡簶神社 胡禄神社

海側から参道を見るとこんな感じ。やはりもともとは船でアクセスして、海から参拝していたのかな?かっこいいー。

 

対馬 胡簶神社 胡禄神社

旧暦の3月3日には祭典が執り行われ、誕生後初めて祭典を迎える子は親や祖父母に抱かれてお参りする慣わしが続いているそうです。本当かな…?
▶「対馬市地域づくり計画 上対馬町茂木・琴地区」より

とりあえず、想像していた以上に美しい参道の神社でした。ここはオススメ!  

 

対馬 胡簶神社 胡禄神社

海との繋がりを強く感じる対馬・胡簶神社。

対馬を訪れたら忘れずに行ってみてくださいねー!  

「胡簶神社」基本情報

住所 長崎県対馬市上対馬町琴
電話
所要時間目安 山道入口から徒歩10分前後
 定休日 なし
 予算 無料(お賽銭くらいかな)
公式サイト 対馬観光物産協会サイト

 

  <つづく>  

 

(この記事は2021年10月の対馬旅ブログです)

コメント

  1. 和を以て貴しとなし逆らいまくる紳士 より:

    こんなところにも神功皇后の伝説があるなんて知りませんでした。
    神功皇后=ヒミコ?
    「倭」の国の謎を解明することなしに、この病的な現代の「和」の国を救う手立ては、人里離れた対馬の鳥居を訪れた旅人にだけ、ひっそりと語られるのかもしれません

  2. せっかくかっこよくコメントしたのに文になってなかった紳士 より:

    「倭」の国の謎を解明することなしに、この病的な現代の「和」の国を救う手立てはないのかもしれません
    それは、人里離れた対馬の鳥居を訪れた旅人にだけ、ひっそりと語りかけられているのかも

    • saorigraph より:

      紳士から2つも便りが!と思ったら笑
      お恥ずかしながら、私は全くもって神功皇后のことを知りませんでした。
      紳士、博学だよね。いつどうやって学んで(?)いるの?