6月22日
空港に到着したらまず向かうはATM。
日本と同じようにクレジットカードが使える場所が多いとはいえ、現金は必要。
という訳でATMでロシアの通貨を引出します。
通貨記号 :₽
※日本円換算すると、1ルーブル≒1.8円(2018年7月現在)
ちなみに通貨記号の“₽”はキリル文字の「P」(=英語の「R」の発音をする文字。ルーブルの頭文字)に横線を二本加えたもの。
“この二本の平行線はロシアルーブルの確固たる地位を象徴する”んだそうな。

へー!かっこいいー!
じゃあ“¥”の横線も同じような理由なのかしら?
と思って調べてみました。
日本の「円」は、明治期に交易を行った英米人によって「en」ではなく「yen」と綴られ。
そして円記号は頭文字のYにドル($)の習慣に合わせて二重線を入れた。
というのが一般的な説だそうです。

安易だなオイ!!!
ロシア見習えよ!!!
思わず荒ぶってしまいましたが、また1つ無駄な知識を蓄える事が出来たので良し!
ATMでお金を下ろしたら、次にすることはSIMカード購入。
数年前からSIMフリースマホを使っていますが、普段はキャリアスマホより料金節約になるし、
海外旅行では現地SIM買えば問題なく使えるのでもうキャリアスマホには戻れない・・・。
今回ロシアではメガフォン(MegaFon / МегаФон)のSIMを購入。

SIMプリーズ
と言って適当に見繕ってもらって、設定まで全部お任せするタイプです。
お店の人に設定してもらう時は、スマホの言語設定を英語か現地の言語に設定して渡す良いよ。
日本円で1,000円前後払えば、10日滞在するのに十分なデータ量のSIMが買えました。
空港からはアエロエクスプレスでモスクワ中心部へ移動。
電車のチケットは窓口や券売機で買えます。
券売機もクレジットカードが使えて便利でした!
赤い2階建てのアエロエクスプレス。
「とりあえず上にのぼりたい症候群」なので、2階の席へ。
車窓からは白樺の林が見えたりして、とても爽やかな風景でした。
あ、車窓の写真はありません。撮るの忘れて眺めていたからね。
アエロエクスプレスは言ってしまえば普通の快適な電車です。
車窓から見える景色も「日本みたいだな」と思うような、異国感のあまり感じられない風景。
しかしアエロエクスプレスからメトロに乗り換えた途端、ロシアが本領を発揮してきました。
エスカレーターの速度が速い
モスクワのメトロのホームは、大江戸線の比ではないくらい地下深くにあるものが多く。
そしてホームへ向かうエスカレーターは驚くほどに速度が速い。
これがまず遭遇した“ロシアのメトロあるある”です。
わたくし、エスカレーターに乗ってこんなにも風を感じたのは初めてかもしれません。
一歩乗るタイミングを誤れば転げ落ちてしまいそうな雰囲気。
まるで獅子の子落とし、みたいな。
「エスカレーターにうまく乗れない奴に、ロシアのメトロに乗る資格は無いぜ」みたいな。

なるほど、これがロシアか・・・
さすが、プーチンの国です(と思いたい)
凶暴な車両ドア
とっても長く、スピーディーなエスカレーターを降りてホームへ。
やってきた電車に乗り込んだ次の瞬間、また“ロシアのメトロあるある”に遭遇しました。
下のTwitterをご覧ください。
ロシアでの記憶①
優しさのカケラもないモスクワ地下鉄のドア。
おそロシア。笑#ロシアW杯現地観戦組 #ワールドカップ #ロシア #モスクワメトロ #地下鉄 pic.twitter.com/Dj7AhfOtru— よしを@W杯現地観戦🇷🇺 (@rock6x9_soc) 2018年7月1日
そう、このギロチンのような凶暴な車両ドア!
バシューン!て。バシューン!て物凄い勢いで閉まります。
完全に、仕留めにきてる。
すごい。電車に乗るだけなのにこの殺伐とした雰囲気!
これが2つめの“ロシアのメトロあるある”です。

これ、日本でもやったら駆け込み乗車無くなるかもね!

いや、多分鉄道会社が訴えられるわ。
これがまかり通るなんて、さすがプーチンの国(本日2回目)

なるほど、これがロシアか・・・
ちなみにおっくんはフランスのメトロでめちゃくちゃドアに挟まれていました。

ロシアでこんなに挟まれたら、打撲だらけになるだろな。
意味が分からない程に芸術的な駅

モスクワ行ったら環状線の全部の駅、降りるといいですよ!
と、ロシアに来る前にたくみ君(ドMバックパッカー・海外専門旅行会社勤務・全ての国訪問を目指す)に言われていたのを思い出したわたくし。

めんどくせーな
とその時は思っていましたが、電車を降りた途端にその意味を理解しました。
キエフスカヤ駅(Киевская )
コムソモーリスカヤ駅(Комсомольская)
ベラルースカヤ駅(Белорусская )
う・・・美しさにビックリする!!!
美しい照明器具に細部まで施された彫刻、そしてモザイク画。
これはもう、駅というより美術館。
そして極め付けは、駅構内で演奏しているストリートミュージシャン。
※ジンバル無しで撮影した為、手振れが酷くてごめんなさい
「あれ?ここカリブだったかしら?」
と勘違いしそうな、見事なパイレーツ・オブ・カリビアンの曲演奏。
(動画の00:03~00:06で左端に映っている男性が演奏しています)
このままロシアからセントビンセントに飛びたくなっちゃうよ。
※セントビンセントに関するSAORIGRAPHブログ記事はコチラ⇒花金だから、バルバドス行く
地下鉄構内に音がいい感じに反響して、ただ駅で降りただけなのに素敵な音楽が聴けて、とっても贅沢な気分になりました!
駅によってはミュージシャンが演奏するスペースがしっかり設けられていて、

ロシアって音楽(芸術)に対しての意識が高いんだな
と感じたよ。
この、意味不明な程に芸術を味わえる地下鉄の駅が、3つめの“ロシアのメトロあるある”でした。
では次回、赤の広場に行っちゃうよ!
<つづく>
(この記事は2018年6月のロシア旅ブログです)
コメント