私は、
女の子とふたりきりで、
若しくは女の子グループで、
旅行をしたことが、
ほぼ無い。
『女子旅』という旅行ジャンルが確立されている今。
とあるOTAサイトによると『女子旅』というのは女性同士での旅行を指して用いられる造語で、年齢やメンバー構成を問わず女性だけの旅行をそう呼ぶのだそう。
いや、あんた女子って年齢じゃないでしょう
と思う場面も日常であるかと思いますが、女子(男子)という言葉は「何歳までの人間をそう呼ぶ」という明確なものがなく、広辞苑によれば「女の子供」「女、婦人」とあるので、つまり私のことも『女子』と呼んでもらって構わないのです。
ほら、恥ずかしがらずに呼んでみなよ。
とは言えいくら私が女子でも、冒頭で申し上げた通り“女性同士での旅行=女子旅”をしたことはほぼ無い。家族(姉妹)を除くと、36年生きてきて3回しかない。なにその干支みたいな頻度。私の場合、大体が“ひとり旅”か“夫婦旅”か“男女混合旅”なのです。
なぜに私があまり女子旅の経験がないかと言うと、理由は恐らく女子旅のスタイル。どうやら女子旅というのは往々にして、
女性同士で気兼ねする事なく、美味しいものを食べ歩く旅、ショッピングに明け暮れる旅、話題のパワースポットを巡る旅、スパやエステ三昧で女子力を磨く旅、などなど。
引用:ena(イーナ)
というスタイルで企画されることが多く、それはつまりこのような内容の旅行に興味を持つ女性(需要)が多いということ。
私の過去のブログをお読みいただければ分かるかと思いますが、ショッピングに明け暮れる旅も、パワースポットを巡る旅も、スパやエステ三昧で女子力を磨く旅もない。ええ、
根本的に、興味の対象が違う。
いや、私だってショッピングはするけれど海外で買った洋服は“プーチン大統領のTシャツ”だし、女子旅で人気の台湾に行く理由は“ロケット花火に当たりたい”だし、自分的エステが“良く分からない国で泥を塗りたくる(効果は謎)”だし、女子旅の定義とは色々程遠い。一緒に旅行なんぞしたものなら、後悔しかさせない自信がある。
そんな訳で私が女の子を旅行に誘うことはまず無いですし、女の子が私を旅行に誘うこともほぼ無い。加えて女の子と一緒にいるとなんだかドキドキしてしまう(ラブ的な意味ではなく、どう接して何を話して良いか分からず緊張)という謎の性分も持ち合わせている為、気兼ねすることなく、というのが難しい。
結果《女の子と一緒に旅行をしたことがほぼ無い》という人生を送っているのです。
しかし!ここにきてついに、高校時代の部活仲間とふたりでインドに行く計画が持ち上がりました。
きっかけはインドに住んでいる友人(同じく部活仲間)が出産を控え、『インドで会ってお茶したりできるのは今しかない!』というタイミング的なもの。せっかくなら現地インドで同窓会(というか部活ミーティング?)したいもんね。ちなみに部活はバレーボール部でした。
事前に旅のスタイルや予算に関して軽くすり合わせをしたところ、ほぼ一致。この点は問題ないとお互いに判断。
そして女の子に対して緊張してしまう問題も、この一緒に行く部活仲間(名はマリコと言う)は私から見て『淡々と我が道を行くタイプ』なので一緒にいても気楽だし、ハッキリと自己主張するけれど相手に押し付けず、こちらの意見も汲んでくれるのでとてもフラットに付き合える。
なにより一番気に入っているところは、可愛いくせに部活の合宿で炊飯器を抱えて(炊飯器から直で)すごい量の米を食べていたというところ。白球ではなく白米に対して全力投球。そんな姿を見て、
なんて良い子なんだろう!
と、17歳の私の細胞達がざわついたのを覚えています。
余談ですが私が過去に女ふたり旅をした相手は姉(ノリコ)と、SNSで知り合って南米一周したマリコ様の2人だけなので、今回の部活仲間マリコで3人目。どうやら、私は名前が『○リコ』という女性とふたり旅する縁があるようです。ふむ。『○リコ』というお名前の皆さん、今後ともどうぞよろしく。そうね、例えば、
キリコさん、チリコさん、ノリコさん、マリコさん、ユリコさん…
ゆ…百合子!?都知事!?
都知事と旅行とか完全に私は下僕ポジションですけど、でもきっとインテリジェンスな百合子は私をグイグイ引っ張って旅してくれそうなのでそれはそれで良し。
いや、百合子とは旅行に行くことは絶対にないな。接点ないし。
そんな感じで、次回よりひさびさの女ふたり旅、始まります!
(この記事は2018年2月のインド旅ブログです)
コメント