6月22日
ドモジェドヴォ空港からアエロエクスプレスに乗り、終点のパヴェレツカヤ駅(Павелецкая)で地下鉄2号線に乗り換え。
パヴェレツカヤ駅から2つめのチアトラーリナヤ駅(Театральная)で降り、赤の広場へ向かいます。

モスクワ=赤の広場ってイメージあるけれど。
赤の広場自体は何かすごいのかしら?
と日本を発つ前に調べてみたけれど、
『赤の広場は赤くない』
という情報くらいしか頭に入ってこなかったわたくし。
なんだ、赤くないのか。
そうか、赤くないのか。
そして実際に赤の広場を訪れて悟りました。
赤の広場は…
普通の広場だ。
赤の広場自体は、言ってしまえばレンガが敷き詰められた普通の広場です。
ロシア語の「赤」と「美しい」は同じ語源であり、赤の広場は本来「美しい広場」という意味だったのだそうな。
赤の広場の凄いところは、その歴史であったり、周辺に建ち並ぶ建造物の数々でしょうか。
(撮影:おっくん)
ちなみにW杯期間中は赤の広場にイベント会場が設置されていました。
(撮影:おっくん)
赤の広場に入るにもセキュリティーチェックを受けたのですが、W杯特設イベント会場に入るにも再度セキュリティーチェック。
大事なんですけどね・・・面倒だった(わたくしの歪んだ顔が物語っている)
(撮影:おっくん)
イベント会場ではちびっ子試合が行われていたり、
(撮影:おっくん)
懐かしのテーブルサッカーがあったり、ほのぼのとした雰囲気が漂っていました。
では赤の広場を本格的に見て行きましょう。

俺、SAORIさんが来る前に赤の広場来てるから案内するでー!

おお、ありがたい

右手に見えますのがー・・・
なんか四角い建物です。
見れば分かる。

・・・これはレーニン廟だよ。

え!そうなの!?

うん、あそこにレーニンが眠っているんだよ。

へぇ〜!知らなかった!
おっくんはガイドにはなれない。そう確信した瞬間でした。
レーニン廟には防腐処理(エンバーミング)されたレーニンの遺体が安置されています。
ペルーでフワニータ(少女のミイラ)を見損ねたわたくしとしては、

リベンジでレーニンさんにお会いしたい
と思っていたのですが、レーニン廟に着いたのが夕方だったので公開時間はとうに終了。
残念ながら中に入る事は出来ませんでした。
興味がある方は公開日・時間をチェックして行って下さいね!
1924年1月21日に死去した、革命の父レーニンが眠る廟。レーニンの遺体は特殊な保存処理(エンバーミング)が施されている。1953年にはスターリンの遺体も安置されたが、その3年後に英雄墓域に埋葬された。レーニンの遺体も墓地に葬るべきか否かは、国論が2分している。 【時間】10時~13時
【休み】月・金曜
※カメラやバッグなど手荷物の持ち込みは禁止
そしてレーニン廟を仰ぎ見た次の瞬間、突然SAORIがハァハァ言い出した。

あ、あぁぁあ!!!ハァハァ

え!?どうしたん!?

あ、あれを…あれを見て!!!

なにあれ?旗?
赤の広場側から見て、レーニン廟の後ろにある大統領府。
その大統領府の丸屋根の上に、大統領府旗が掲げられています。

あそこは大統領府だよ!
そしてあの屋根の上に旗が掲げられている日は…
掲げられている日は・・・?

プーチン大統領がクレムリンにいるんだよ!

お、おぉ・・・(困惑)
そうなんです。
大統領がクレムリンにいる時は大統領府の丸屋根の上に大統領旗が掲げられるのです。
皆さん、これを目印にしてください。(何の目印だよ)

今、わたくしとプーチンの距離が史上最高に縮まっている。

多分そうだね・・・

これが興奮せずにいられるか!

知らないよ!
これが、この日一番興奮した瞬間でした。
皆さんも赤の広場やクレムリンを訪れた際は
「プーチン大統領はご在宅かな~(家じゃない)」
と大統領府の丸屋根をチェックしてみてください。
※ちなみにわたくしがプーチン大統領に興味があるのはネット上に転がっている“プーチンネタ”等からくるもので、政治的思想等にはノータッチでお願いします。
では赤の広場の南側へ向かいましょう。
ここにはロシアで最も有名といわれているあの聖堂があります。
はい、聖ワシリー寺院(ポクロフスキー聖堂)です!
玉ねぎのようなドームに、派手な色彩の外観がインパクト大!

真面目にやったんだよね!?
え、真面目にやったんだよね!?
と思うような奇抜さで、まるでオモチャのように可愛らしい聖堂です。
このカラフルさがロシアの夏空に映えることこの上なし。
今までロシアと聞くとそのイメージは
“暗い・怖い・寒い”
といった感じで、色で言うと完全に灰色。
それがどうでしょう。
なんとも清々しい青空と、この聖ワシリー寺院の色彩を本気で塗ってしまうお茶目さ(個人的見解)で一気に今までのロシアのイメージを払拭しました。
聖ワシリー寺院はイヴァン雷帝のカザン征服を記念して16世紀に建てられた聖堂。
中央の主聖堂を8つの聖堂が取り囲む姿となっており、聖堂の前には1612年にモスクワをポーランド軍から解放した英雄ミーニンとポジャルスキーの像が建っています。
聖ワシリー寺院を設計したのはポストニクとバルマのふたりの建築家というのが通説ですが、
という伝説もあるそう。ただその後もポストニクが別の建造物を設計していた記録がある為、この伝説は史実ではないとのこと。
まぁ・・・美しい設計をしてその結果眼をくり抜かれるとか、雷帝の鬼畜め!とかいう問題じゃなく、とち狂ってるよそれ。
伝説止まりで良かったよ。そうじゃないとその後建築を志す若者が怯えちゃうもんね。

わー!なんて美しい設計だ!
もうお前の眼、くり抜いちゃう!

ほげぇぇええええ
ほらね、完全にとち狂った施主ですよ。お礼は現金でお願いします。
イヴァン雷帝のカザン征服を記念して建立された。玉ねぎ型のドームや派手な色彩の外観が目立つ、ロシアで最も有名な聖堂。内部のバロック様式のイコノスタシス(聖障壁)や18世紀末に描かれた回廊の模様も美しい。
【時間】6月~8月:10時~18時 / 11月~4月:11時~17時 / 5月、9月、10月:11時~18時
【休み】毎月第1水曜日
【Facebook】https://www.facebook.com/SaintBasilsCathedral/
【Webサイト】http://shm.ru/museum/hvb/
ではこの聖ワシリー寺院を背景に、我々夫婦の毎回恒例のアレをやります。
毎回恒例のアレとは、旅先において“フュージョン”のポーズで写真を撮る事。
【参考記事:エチオピア|ダロールでのフュージョン】
まずはおっくんを配置し、ポジション確認。
すると・・・
可愛い女の子が突然やってきて、何も言わずにフュージョンらしきポーズをとったではないか!
そしてこの1枚だけ撮ると、颯爽と去っていった。

て、天使や・・・
ではテンションが上がったところでババアの登場です。
はい、ロシア制覇っと。
ではそろそろ退散して宿&夜ごはんにしましょう。この写真を見る限り
「まだ午後3時くらいでしょ」
と思われるかもしれませんが、これもう19時近いんです。
夏のロシアは夜遅くまで明るいのでひたすらに夜遊び出来ます。
(撮影:おっくん)
あ、これグム百貨店です。ブランド物やショッピングには興味がないので外観のみ。
W杯期間中だったので、赤の広場にも沢山の各国サポーターがいたのですが。
赤の広場を出たところで一際賑やかな集団がいました。
セネガルサポーターです。
楽器で演奏しながら、沢山の観衆も巻き込み行進。
すごく楽しそう!
演奏部隊の後ろには、ちゃっかりセネガル国旗色のグッズを歩き売りしている人もいて

さすがセネガル、抜かりないな。
嫌いじゃない。
と眺めておりました。
偶然今年の1月にセネガルも行っているので、ロシア旅行記終わったらセネガル旅行記も書きます。ちなみにセネガルはすっごく穏やかで居心地の良い国でしたよ!
<つづく>
(この記事は2018年6月のロシア旅ブログです)
コメント
あっ! こっちにもコメント欄あったんや! Σ(゚∇゚;)アッ!?
もっと早く言ってくれれば! (σ≧▽≦)σイッテヨー!
んで、ロシア、
赤の広場で1人フュージョンしてたらベッピンさんがもれなくついて来るの!?!?!? Σ(゚∇゚;)エッ?
そんな夢の国があるの!?!?!?
うーん、次の休みはちょっとロシアにでも行ってみようカナ… σ(‘ ‘〃) ン-…
OKUさん
おはようございます!ありますよーコメント欄!
初コメントありがとうございます( ̄ー ̄)ニヤリ
嬉しいなー!
そうです!ひとりフュージョンポーズとっていれば、可愛い子がやってきて一緒にフュージョンしてくれる夢の国です(ワールドカップ限定疑惑はありますが!)
ロシア本当に良いところでしたよ〜♪
ぜひビザを取得して行ってみてください!わたくしロシアビザは取得していないので、その際は情報共有お願いします♡