モスクワで人気のレストラン「シノック」は可愛くて美味しくて最高だった!

旅の随筆
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6月22日

モスクワ初日の夜ご飯は、モスクワ在住の日本人なら絶対知っている(注1)こちらのお店に行きました!
(注1:SAORIGRAPH独自調査結果。モスクワ在住の3人中3人が知っていると答えました。)

 

シノック(Шинок / shinok)

こちらは本格的なウクライナ・ロシア料理のお店で、

ボルシチがうまい
店内にヤギがいる
人気で、いつも混んでいる

といった事前情報を入手。

まぁ、上の3つの情報で一番気になるのは間違いなく“店内のヤギ”だよね。
なんだろ、食用かな?

 

おっくん
おっくん

混みそうだし、席予約しとくでー

とおっくんが事前にシノックのWEBサイトから席予約をしておいてくれました。
気が利くな。

 

コーディネートセンス抜群!可愛くてオシャレな店内

シノックが入っている建物に入り、階段で2階へあがります。

 

踊り場も可愛くコーディネート。オシャレな農村系インテリアです。

 

そして階段を上りきり、お店の入口で

おっくん
おっくん

予約していた、おっくんです

とおっくんが名前を告げると、美人な店員さんに店内へ案内されました。
(ちなみにロシアの若い女性はほぼ全員美人と言っても過言ではない)

 

一歩店内に足を踏み入れると、そこは・・・

 

オシャレ度120%

凄まじいオシャレ力。いきなり戸愚呂弟に勝てるパワー(注2)を出してきました。
(注2:戸愚呂弟は100%でひずみが生じます。戸愚呂弟に勝利した幽助が出したパワーは120%でした)

 

SAORI
SAORI

すみませんね、幽遊白書世代なもので

 

オシャレな話に戻しましょう。
このヨーロッパとアジアの境目・ウクライナの農村を洗練した雰囲気のインテリア、いいですね。

よくもこう、色々な素材をうまく馴染ませて配置できるなーと只々感心。
こんなセンスが欲しいです。

 

照明やソファの生地が可愛い。
席数は多かったものの、入店して1時間後くらいには満席になっていました。

 

写真は、店内をまわって歌を披露していた女性達。
BGMとかいうレベルではなく、合唱団のように本気の歌唱をしていました。

色々な場所で音楽が楽しめるのもロシアならではですね。

 

店内の中庭には・・・

ではそろそろ、シノックの事前情報にあった

店内にヤギがいる

の秘密に迫りましょう。

 

我々の座った席の隣は、このようにガラスで仕切られており。

 

ガラスの向こうは大きな木や草が生え、人工芝が敷かれています。
これが、シノックの中庭です。

ここにはウサギや鳥がいて、

SAORI
SAORI

やはり食用か・・・

と思ったのですが。

 

中庭を闊歩していたこちらの鳥。
どう見ても食べるタイプの鳥ではなさそうです。

 

食べ・・・ません・・・。

ほら、だってすごく目が本気(マジ)だもん、この鳥。
「食ったら殺すぞ」みたいな目してるもん。

 

ヤギもいましたが、首輪もしているし、こちらも食用ではなさそうです。

SAORI
SAORI

きっと全部観賞用だね!

日本にも魚を見ながら、みたいなコンセプトの飲食店がありますが。
あれの動物バージョンでしょうか。
オシャレ農村系レストランには動物が必須アイテム、と。

と、ここまでは良かったのですが。
次の瞬間、若干混乱することとなります。

 

・・・え?

 

 

中庭で・・・裁縫・・・

それはまるでウクライナの静かな農村に住む娘が、美しい森で動物に囲まれながら趣味の裁縫を嗜んでいるかのような。(ウクライナは行った事ないので想像です)

 

SAORI
SAORI

ちょ、ちょっと!
女の人が裁縫してる!

おっくん
おっくん

え、どこどこー?
・・・ほんまや!!!

SAORI
SAORI

まさか・・・

 

まさか。

 

SAORI
SAORI

あれ、今日の裁縫当番の人かな?

おっくん
おっくん

え!何それ!?

SAORI
SAORI

早番・遅番・裁縫番、みたいなシフトかなって。

おっくん
おっくん

裁縫なんてシフトあるのかよ。

 

あるもんか。

 

SAORI
SAORI

店の世界観を創る完璧な演出・・・

おっくん
おっくん

・・・。

SAORI
SAORI

やりおるな。

 

報告:「シノック」には、ヤギだけではなくて裁縫する女性もいた。

 

気になる料理は・・・盛り付けも味も抜かりなし!

中庭を堪能したところで、料理を注文。
まずは飲物です。我々はほぼノンアルコール夫婦なので、

SAORI
SAORI

スプライト、プリーズ

おっくん
おっくん

フレッシュジュース(パイナップル)、プリーズ

と、ウォッカの国ロシアでも安定のソフトドリンク注文。
ただし「シノック」はソフトドリンクといえ全力です。
下の写真をご覧ください。

 

こんなお洒落なスプライト、初めてだわ。

ただのスプライト(210RUB≒370円)で十分酔える雰囲気。
パイナップルのフレッシュジュース(500RUB≒880円)も美味しい。

 

サラダはオリビエサラダ(660RUB≒1170円)を注文。

こちらはロシアの伝統的なサラダで、ローストチキン、ゆでた牛タン、ジャガイモ、卵、ニンジン、キュウリ、ピクルス、グリーンピースをマヨネーズで和えたもの。イクラものってました。

味はマヨネーズ和えなので、まず間違いありません。

 

そして冷たい前菜でサーモン(960RUB≒1,670円)

SAORI
SAORI

サーモンは女性を幸せにする

と言っても過言ではないくらい、女性はサーモン好きが多いと思っています。
少々お高めですが、肉厚でしっかり味のついたサーモンは飲み込むのが勿体ないほど!

ずーっと口の中を泳がせて(味わって)いたくなる、絶品サーモンでした。
せっかくロシアまで来たのだから、多少の贅沢は良し!
(その分日本で節制します)

 

つづいてロシアと言ったらこれでしょう。

ボルシチ(650RUB≒1,150円)です。
ビーツを材料に使っているため、このように深紅色の見た目になっています。味もビーツや他の野菜から出たやさしい甘みが特徴。

スメタナと呼ばれる濃厚なサワークリーム(写真手前の白い物体)が一緒に出てくるので、お好みに合わせてボルシチに入れて酸味を加え味に深みを出します。スメタナを入れると深紅色のボルシチがピンク色になって見た目も楽しめます。

バジルソースのような色をしたソースは一体何だかよく分からなかったけれど、好みの味では無かったので放置しておきました。パンにでもつけるのかしら?

 

ちなみにわたくしは、甘めの料理が少々苦手(ココナッツミルクが入ったカレーとか)なので、ボルシチもスメタナを多めに入れた方が好きでした。

ただ「シノックのボルシチはマジでうまい」とモスクワ在住の方が言っていたので、ボルシチ初心者もボルシチの達人も、是非シノックでボルシチを食べてみて下さい。

 

メインディッシュはキエフ風カツレツ(1,100RUB≒1,950円)です!

なんだか巨大なエビフライのような風貌ですが、鶏の胸肉でバターを包み、衣を付けてカラリと揚げたカツレツです。

ナイフを入れると中から熱々に溶けたバターが流れ出してきて食欲をそそります。
その様子を見た我々のよだれも垂れ流し状態。

おっくん
おっくん

俺、これが一番好き!

 

この後もロシアで色々な料理を食べましたが、

SAORI
SAORI

ロシアで一番美味しかったものは?

と聞くと

おっくん
おっくん

キエフ風カツレツ!!!

と迷わずに答えるおっくん。
相当お気に召したのだと思います。

 

総評

 

内装・雰囲気:★★★★★

素敵なインテリアコーディネートで気分が上がりました。
謎の中庭もネタになるし楽しかったです。

 

 

接客:★★★★☆

全体的にとても丁寧で、英語もOKでした。
ただ、混雑していた為なのかおっくんの声が通りにくかったのか、
呼んでもなかなか来てくれないことが何度かあったので★4つで。

 

 

料理:★★★★★

頼んだものはどれも美味しく、盛り付けも綺麗にされていました。
もう一度サーモンとキエフ風カツレツが食べたい!

 

 

お値段:★★★★☆

店の雰囲気、接客、料理の満足度から考えると★5つです。
沢山食べる方やお酒を嗜む方は、1人あたり6,000円~7,000円位の予算になるかと。
少し金額を気にしてしまう部分があるので★4つという結果にしました。

 

「シノック」基本情報

シノック(Шинок / shinok)

住所:ул. 1905 года, д. 2аМосква 123022, Россия

アクセス:地下鉄7号線「Улица 1905 Года」駅から徒歩15分 / 地下鉄5号線「Краснопресненская」駅から徒歩20分

営業時間:12:00~24:00

定休日:なし

メニュー:英語メニューあり

電話:+7 495 651-81-01

WEBサイト:https://shinok.ru/

予約は上記WEBサイトから出来ます。お店から予約確認の連絡がくるので、ロシア語が話せない方は予約時に“電話ではなくメールで予約確認連絡をください”と伝えておきましょう。

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