2020.03.15 アフリカ南部4ヶ国旅 Day10
<前回のあらすじ>
バザルート島&ベンゲラ島ツアーの後編。人生初のシュノーケリングで溺れかけたものの、おさかな天国を満喫。ツアースタッフの好意でジュゴンにも会えて、とても満足度の高いツアーでした。
さよならビランクーロ
いよいよ明日は日本への帰国日です。とその前に本日はモザンビークの首都、マプトへ移動。
ねぇ!このミネラルウォーター、Namaachaって書いてある!
水なのに生茶だって!
ナマ~チャ
どうでもいいことに対してしつこい女。ちなみにNamaachaはモザンビーク南部にある都市です。
朝食を食べて、
宿をチェックアウトし、ビランクロス空港へ向かいます。
ビランクロス空港。1日4~6便くらいしか発着しない、小さな国際空港です。
空港スタッフが地べたに座ってだべってる感じ、地方感があって好き。
空港内にはお土産屋さんが3軒ほどありました。
また後で紹介しますが、モザンビークは伝統布カプラナがお土産としても人気。なのでビランクロス空港のお土産屋さんでも、カプラナで作ったシャツやワンピースなどがたくさん売られていました。
チェックインをしようとカウンターに行くと、スタッフはいるのに手続きをしている気配がありません。どうしたのかと思ったら「今、停電していてチェックインができないんだ。ちょっと待っててね」ですって。たしかになんか薄暗いと思ったわ。
ていうか空港が停電とか意味が分からない。
しばらくすると電気が復旧し、無事チェックイン。
搭乗まで時間があるので、空港の2階にあるレストランで軽く食事をすることに。
スプライトを飲みながら、
イカのソテー(ポテト付き)と
蟹フライを食べます。最後の最後まで、この海辺の町のシーフードを満喫したい感が出てますでしょ?
蟹フライは、思っていた以上に蟹の身がぎっしり!蟹の味もしっかりしていて、これはもう一皿いけるくらい美味しかった。イカは覚えていない。
あー美味しかった!そろそろ行く?
そだね、搭乗口行こ!
と店を出ようとすると、店員のお兄さんが慌てて「ちょっと待って!君たち!」と声を掛けてきました。何か忘れ物(スマホとかパスポートとかチケットとか)でもしたかな?と思い、ふたりで「?」という顔をしていると。
「お金、払ってないよ!」
うん、お金払うの、完全に忘れてた。なんなら払った気持ちでいたよね。いつもならどちらかが気付くはずなのに。このビランクーロのまったりした空気感が、私たちの海馬を一時的に委縮させたようです。なにそれこわい。
危うくモザンビークで食い逃げするところでした。
モザンビークの首都・マプトへ
ビランクーロからマプトへは、この旅初めてのモザンビーク航空で。小さなプロペラ機で、経由便(ビランクーロからマプトへの間にイニャンバネという空港を経由)でした。
一応、機内食的な感じで平べったいパンが出てきました。
イニャンバネを経由したので、ビランクーロを発って1時間50分ほどでマプトに到着。
モザンビークの首都マプト。上空から見ると海の方は高層ビルが立ち並んでいるのに対し、内陸部は舗装されていない道も多く、トタン屋根の家がひしめき合って建っているのが良く分かります。
プロペラ機だったので、降機後はもちろん徒歩で空港施設へ。
空港から市内へはタクシーで移動します。
マプトは外務省の海外安全情報では「危険度レベル1:十分注意してください」です。とはいえ、この2日前には市内でデモが発生していたりと、何かと安全には気を配らねばなりません。
そして危険度レベル1ですが、マプトでは強盗、誘拐、性犯罪、空き巣、車上荒らし、スリ、ひったくり、置き引き及び麻薬売買等が時間や場所を問わず発生しており、日本人が被害に遭う事例も年々増加しているそうです。
とりあえず、油断は禁物。
空港から市内の宿まではタクシーで700メティカル(≒1,650円)でした。
マプトの宿「Malagueta Inn」
マプトでは市内の便利な場所にある「Malagueta Inn」という宿に泊まりました。
宿の入口はちょっと分かりづらいのですが、ビル(?)の中の階段をのぼり、外通路にある白い鉄製の扉の向こう側が宿になっています。ちょうど上の写真でおっくんの前にあるのが鉄製の扉。なんだろ、治安的なアレかな?かなり頑丈な扉なので安心。
客室のドアは外に面していて、
客室にはベッドのみ、というシンプルな造り。
オーナーさんがDIYしたのかな?客室内だけでなく、宿は全体的に凝ったインテリアになっています。
シャワーとトイレは共用。
シャワー室は半屋外的な感じですが、マプトは一番寒い7月でも20℃前後はあるので、ホットシャワーを浴びる分には問題なさそう。
屋外の共有スペースはこんな感じ。
バーカウンターもあるので、お酒を飲みながら人と話すのが好きな人にはとても良い宿だと思います。そうでなくとも宿のオーナーはとても親切で良い人でした。マプト観光の際の宿はコチラにどうぞ。
マプト「A Nossa Tasca」で夜ごはん
あまり暗くならないうちに夜ごはんを食べに行こうと、宿から2ブロック先にある「A Nossa Tasca」というお店へ。
お店の入口には結構本気の格好をした警備員さんが立っていて、安心すると同時にこの辺りの治安はつまりこういう感じなのかと悟りました。夜の一人歩きはやめておいた方が良さそう。しないけど。
こちらのお店はポルトガル料理のお店らしいのですが、わたしはポルトガルに行ったことがないのでポルトガル料理がどんなものなのか良く分からず。とりあえず食べたいものを注文しました。
まずはエビのテンプラ。
ビランクーロですっかり「モザンビーク=美味しいシーフード」という方程式が私たちの中に出来上がったため、ここでもエビをオーダー。身がぷりっぷりで美味しい。
つづいてはカルパッチョ。
今しがた「モザンビーク=美味しいシーフード」とか言ったくせに、肉のカルパッチョです。チーズたっぷりで美味しかった。
そしてメインはフィレ肉のステーキ。運ばれてきたステーキは、
あれ?私たち、シュラスコ頼んだっけ?
と困惑を誘うスタイル。削ぐのか?これ、自ら肉を削いで食べるのか?それとも店員さんが削いでくれるのか?思わず店員さんに「これ…どうやって食べるんですか」と尋ねたら、「普通に1個ずつ取って食べなよ」と言われました。
そりゃそうだ。
肉、うんまー!
最後におっくんが頼んだデザート。好きだねえ。
私は「焼肉屋ではデザートより冷麺で〆たい」タイプなので、外食でデザートを頼む割合は2~3割くらいですが、おっくんは8~9割頼みます(そしておっくんが頼んだデザートは、何も言わないとほぼ私の前に置かれます)。本当、甘党だなぁ。
モザンビーク最後の夜はこんな感じの普通の食事で終わり。次回、いよいよ帰国です!
<つづく>
(この記事は2020年3月の南部アフリカ4ヶ国周遊旅ブログです)
コメント
上空写真が印象的でした。
都市から田舎へのレイヤーというより、明らかに一線の隔たりがありますね
写真からピリピリとした緊張感が伝わります。
やはり、ずっとボケーっと日本で暮らしていてはいけませんね。
この写真、きっとボケーっとしながら撮ったんだけど、
あらためて見てみたら差が明らかでビックリしました。
つまり、どこにいようが大抵ボケーっと生きているので、
これからもボケー同士よろしくってことです。