2020.03.14 アフリカ南部4ヶ国旅 Day9
<前回のあらすじ>
ビランクーロの宿に到着した私たち。宿の目の前にあるビーチで、ひたすらゴロゴロして午後を過ごしました。モザンビーク料理のマタパも食べたよ(おっくんが)。
朝からアクシデント!ツアー中止の危機
本日は朝8時半からバザルート島ツアー。
早起きしてレストランへ向かいます。朝の海もキレイ!
朝食込みの宿泊プランだったので、朝食メニューは決まっていたような気がする。
まずはフルーツサラダ。
ビタミン!
それからパンとフルーツジュースと卵料理が出てきました。卵料理はオムレツかスクランブルエッグか目玉焼きが選べたので、ふたりともオムレツにしました。
食後のコーヒーを飲みながら、
めっちゃ楽しみだね!バザルート島!
楽しみ!!!
ツアーへの期待が高まります。
朝食を食べ終え、部屋に戻るためにレセプション(小屋)の前を通ると、オーナーに呼び止められました。
「ツアーに参加するはずだった他の客が(コロナの入国制限のせいで)来られなくなった。君たち以外に客がいないから、残念ながら今日のツアーは中止らしい」
ちょいちょいちょいちょい
ちょっと待ってよ。私たちがなぜビランクーロに来たかって、バザルート島に行くためなんですよ。んで明日の昼にはこの町を発つんですよ。つまり今日バザルート島に行けなければ、私たちは大枚はたいてアジアの端っこからアフリカ大陸の小さな町に来てピーナッツ食い続けるメンズや海で遊ぶ少年を眺めただけの日本人になってしまうわけですよ。
え、絶対嫌だ
なんとか行く方法はないの?
「はい、分かりました」なんて言えるわけもなく、どうしても今日行きたい旨を伝える。するとオーナーはどこか(多分ツアー会社)に電話をかけて確認。そして、
「他に客がいないからプライベートツアーになるけど、それでも良ければツアー出せるらしい。バザルート島&ベンゲラ島に行くツアーか、パラダイスアイランドに行くツアーがある。料金はプライベートツアーだから400USドルだ」
よんひゃくどる。
本当なら1人85USドル(約9,400円)だったツアーが、プライベートツアーになったことで1人200USドル(約22,105円)に。ざっくり倍です。
※2020年3月当時のレート。1USドル110円くらいで計算
どうする?
そんなの決まってます
行くっしょ
もう、わたしを誰だとお思いで?沖永良部島の銀水洞に行くためのツアーに10諭吉(小声)支払った、旅における金銭感覚が逝っちゃってる庶民だよ?銀水洞ツアーのことを思えば、400ドル(しかも2人で)なんて鼻くそみたいな価格です。ありがとう銀水洞、あなたがわたしのリミッターを解除してくれたあの日から、我が家の財布の紐はビロンビロンです。
▼SAORIの10諭吉が輝いた銀水洞はコチラ(昔のアメブロです)▼
もう二度とモザンビークに来ることはないしさ
今行くしかないよね
そうそう、後悔先に立たず!この機会を逃したら一生悔やむ。例え「実際行ってみたら大したことなかったわ」という結果になろうとも、行かないで後悔するより全然いい。帰国したら頑張って働けばいいし、普段からこの為に働いてるようなもんだもんね。
てことで、プライベートツアー決定です!
バザルート島プライベートツアーに出発!
プライベートツアーは9時に迎えにくるそうなので準備をします。
と言っても飲み物や昼食は全て含まれているので、日焼け止めを塗ってカメラを持つくらいだけどね。
ツアーのお迎えがくるまでレストランの辺りで待ってなと言われたので、また海辺でまったり。
宿にチェックインした昨日の昼過ぎは干潮で海がすごい遠かったけれど、今日の午前中はまだすぐ近くに海岸線があります。こう横(?)から見ると、海の透明度が高いことが良く分かる!
全然詳細教えてもらってないけど、どこから船に乗っていくんだろね?
そう、ほぼノーインフォメーション。9時頃出発だからレストランで待っててとしか言われていない。
「多分車で迎えに来て、ツアー会社がある辺りから船に乗るんだろうなぁ…というかツアー会社がどこだか知らないや…ま、どうでもいっか」と、足だけ海に入ってチャプチャプしながら考えていたら。
ズザザザザザ・・・
どこからともなく、モーターボートの音が。見ると一艘のモーターボートが水飛沫をあげながら海上を走っています。
お、漁かな?
ご精が出ますねぇ!
と草壁タツオみたいなことを言っていたら。
モーターボートはどんどん近付いてきて。
私たちの目の前に着岸。
え…まさかツアーのお迎え?
そのまさか、海から直接迎えにくるタイプでした。でもたしかにビーチフロントの宿なので、車で迎えに来るより海をぶっ飛ばしてきた方がラクだし早い。
このモーターボートに乗り込んで、プライベートツアーに出発です!
片道40分。バザルート島へ出発!
ビランクーロからバザルート島は、モーターボートで片道40分。
モーターボートはそこそこスピードが出ているので、風もすごいし水飛沫もすごい。水飛沫はもちろん海水なので、しょっぱいし目に沁みる。さらに晴れているので直射日光と海に反射した光が眼球に刺さる刺さる!これは
目が、目があ~
とか言っちゃうやつ。マジムスカ。
なのでサングラスはオシャレじゃなくて眼球守るためにあると良いです。
うぃ~これで目が開けられる
ご覧ください、陸から離れてもこのターコイズブルーの海!美しきインド洋!
バザルト諸島は1971年より国立海洋公園となっていて、この海域にはイルカやジュゴン、美しい珊瑚礁、クジラやカメなど多くの生き物が生息しているんだって。
運が良いとバザルート島へ行く途中にイルカの群れに出会るらしい。
サングラスで保護した眼球を極限まで見開いてイルカを探しましたが、残念ながら私たちは出会えませんでした。イルカ見たかったなぁ。
宿の前のビーチを出発して約40分。大きめの島が見えてきました。
こちらがバザルート島です!
バザルート島に上陸!青と白の美しい世界
砂浜に着岸、浅瀬を歩いてバザルート島に上陸。宿のオーナーが言っていた通り、今日は他のツアー客は誰もおらず。
バザルート島、貸切状態。
ツアーと言っても島で何か案内や説明があるわけではなく、自由に散策して楽しんできて~という感じでした。
ということで、島の散策に出発!
ボートが着いた浜から島の途中まではこんな感じの遊歩道があります。
遊歩道を進むと休憩処があります。けっこう暑いのでね、ここで涼むといいよ。
島の大部分が砂のバザルート島。遊歩道は途中までしかなく、散策コースが決まっているわけでもないので、適当な所から砂丘を登ります。
まるで砂漠のよう。
砂丘を登りきると、インド洋の澄んだブルーと白い砂とが織り交ざる最高の景色が待っていました。海のブルーの濃淡も美しい!さすが「モザンビークの隠れた宝石」と言われているバザルート諸島。ほとんど手付かずの状態で、その美しさを保っています。
これが見たくて来たのバザルート島!
見渡す限り、美しい海と砂丘のコラボ。ずーっと見ていられる。
おーい!何してんのー?
と海の方に行っていたおっくんに声を掛けると。
写真撮ってきた!
そう言っておっくんが撮ってきた写真を見せてもらうと。
貝。
うん、貝だね。貝だわ。
イマイチ夫の感覚が分からない。
– – – 終 – – –
絶景をお腹いっぱい楽しんだところで。
ボートのある浜に戻りましょう。
島でランチ!と、その前に
そろそろお腹も空いてきたーなんて思いながら、ボートが停泊している浜に戻ってきました。
おおお!小魚がたくさんいるよ!
透明度が高いので、浅瀬を泳ぐ大量の小魚の姿もバッチリ目視できます。あとは俊敏ささえあれば、小魚つかみ取りからの踊り食いとか出来ちゃいそう。くっ…わたしに俊敏ささえあれば…
でも俊敏さがなくても大丈夫。自分でサバイバルせずとも、ツアー料金にはランチが含まれています。しかもお弁当とかではなく、その場でご飯を作ってくれるやつ!
料理男子サイコー!ふぅうううう!
美味しそうな魚!
お肉もあるし、一体どんなランチが出来上がるのでしょう。
「ランチが出来上がるまでの間、シュノーケリングしに行こう」
どうやらこのツアー、バザルート島を楽しむだけでなく、この辺りの海でのシュノーケリングも含まれているようです(本当に何も知らずにヒョイヒョイ参加した奴)。
じゃ、食事前にいっちょ運動(?)しに行きますか!
<つづく>
(この記事は2020年3月の南部アフリカ4ヶ国周遊旅ブログです)
コメント
今回の旅で最もワクワクしました。滝ガーとかトレッキングガーとかゆってすいません。
この腐り切った臓腑が洗われるような綺麗な海に思わず酒を飲んでしまいました。
お金のかけどころの見極めって本当に難しいです。
こんな海外ドラマみたいなダイナミックお迎えや、アフリカンお雇いバーベキューなら、死ぬ時に絶対お金払って良かったなと感じそうです。
くだらんことばかりに無駄遣いする私はとても学び多きことでした。
豆粒おっくんも南国サオリグラスも眩しく、とても新鮮な気持ちになりました。
紳士の晩酌のつまみになれて、400ドル支払ってプライベートツアーした甲斐がありました。
(帰国後は社畜)
わたしも普段はマンガとコーラとウーバーイーツに無駄遣いしているので、
少しは自炊したり図書館を利用したりして節制しなければなぁと思っています。
今無職だし(育休中)
雪かき頑張れ。TOKYOは8cmで大騒ぎでしたので、わたしはここ2日間家から一歩も出ませんでした。