2018.02.12(mon) インド旅行2日目
レッド・フォート、ジャイナ教寺院、ジャマー・マスジットを見て回ると、ちょうど時刻はお昼くらい。近くに名店があるらしいので、本日はそこでお昼ごはんを食べましょう。
「カリーム・ホテル」で初インドカレーを食べる
インド最大級のモスク「ジャマー・マスジット」。
その周辺は庶民の生活必需品を売る店や、ムスリム街が広がる混沌としたエリアになっています。
ジャマー・マスジットの南側、ゲートNo.1の向かいにのびている路地。ぐっちゃぐちゃの電線、オートリキシャとバイクと人が入り乱れるこの路地裏に、有名店「カリーム・ホテル(Karim’s Hotel)」があります。

今からあそこに突入するのか
人混み嫌いなんだよな~趙雲の武器(でっかい槍)で薙ぎ払いたい。てーい!
ジャマー・マスジットのゲートNo.1を出て路地を20mちょっと歩くと、カリーム・ホテルの看板が現れます。『KARIM’S IN SIDE STREET』と書いてある黄色い看板が右上にあるの、分かる?見づらいけれど、この看板に左向きの矢印が書いてあるの。
なのでこの看板の辺りにきたら、看板の矢印が指し示す方(ジャマー・マスジットを背中にして左側)にある、物凄く細い路地を入りましょう。

到着!
うーん、いい味だしてますね。
「カリーム・ホテル」は代々ムガル帝国の料理人を務めていた一家が開いた老舗で創業は1913年。オーナーのひいひいおじいさんは、ラール・キラーの厨房で皇帝に料理を作っていたんだって!
皇帝に料理を作っていた人の子孫が作る料理を食べる私。
皇帝(に料理を作っていた人の子孫)が(作る料理を食べる)私。
皇帝≒私。
だいぶ飛躍しましたが、SAORI史上最もまともな皇帝に近いポジションにいることは間違いありません。(過去このブログで私がなったのはアトラクション皇帝とか、そんなしょーもない皇帝)
皇帝、入店です。

ういーっす
皇帝、その土着ヤンキーみたいな挨拶やめてください。

どれがおすすめ?

私のオススメはこれかな!

じゃあそれで!

あとチキンも食べようか

賛成ー!
こうしてカレー1種類とタンドリーチキンをオーダーし、3人でシェアすることに。
しばらくしてやってきたのがコチラ。
チキ…開脚!?
なんと見事な開脚。タンドリーチキンといえばタンドリーチキンなんだけど、もはやこれはタンドリー・開脚・チキンという別物。さすが名店、客の舌を楽しませるだけでは飽き足らず、視覚をも楽しませてやろうという魂胆か。やりよる…やりよるー!

こ、股関節大丈夫かなぁ?
チキンがつらそうだったので、そっと足を閉じてあげました。
そしてこちらがオーダーしたカレー、“Chicken Saag”です。
Chicken Saag(チキンサグ)はほうれん草とチキンのカレー。見た目はこんなのだけどとても食べやすく、野菜が不足しがちな旅行中(←私だけ?)には有難いメニューだと思います。
カレーはローティ(ロティ)と一緒に食べました。
丸くてふわふわしているローティはほんのり甘く、これがカレーと良く合います。ぶっちゃけ私程度の人間だと、ナンとローティの違いは

形が違うな!
くらいしか分かりません。ナンとローティとチャパティの違いを調べても混乱しかしなかったので、混乱したい人はグーグル先生で検索してみて下さい。もしくは違いが分かる人は私に教えて下さい。

はい、インドカレー制覇
カリムホテルでチキンサグを食べている人をあまり見たことがありませんが(ブログとか写真で)、チキンサグ、なかなか美味しかったです。さすがインド在住のサヤカおすすめカレーだな!
タンドリー・開脚・チキンの味は覚えていませんが、記憶にないということは美味しかったということでよろしく!(投げやり)
カリーム・ホテル WEBサイト
ショッピングに出かけよう!
お腹も満たされたので、オートリキシャに乗ってニューデリーへ買い物に行きましょう。
オートリキシャやバイクは縦横無尽に走り回るので、車線とかいう概念はあまり無いのかと。私がインドで運転したら、絶対に事故る自信があります。
車、オートリキシャ、サイクルリキシャ、通行人が入り乱れるため、渋滞もすごい。時間には余裕をもって移動しましょう。
紅茶の老舗店「ミッタル・ストア」
こうして到着したのは、コンノート・プレイスにある「ミッタル・ストア」。お店の表記は「Mittal Teas」となっています。
オフィスビルの1階のかなり薄暗い場所にあり、無造作に段ボールなどが詰まれている為、初見は倉庫かと思いました(軽く悪口)。しかししかし!れっきとした紅茶の老舗店なのです。
※デリー市内には3店舗ほどあるようです。
WHERE THERE’S TEA THERE’S HOPE(お茶があるところには希望がある)
こちらはイギリス人劇作家、アーサー・ウィング・ピネロの名言なんですってね。
そんなミッタル・ストアで購入した紅茶がこちら。
左がダージリンティー、右はおまけでもらったマンゴーティーです。お店で様々な茶葉の香りをかがせてもらったのですが、このダージリンティーの香りの良さがピカイチでした!
ダージリンティーのラベルに「Rare Mascatel」と書かれていますが、この表示があるものはマスカテルフレーバーと呼ばれる特徴的な香りや味があり、上質なお茶とされているのだそう。ふーん!
ミッタル・ストアにはお茶を美味しく淹れるための道具も揃っています。特に気に入ったのがこちらの砂時計!
「PERFECT TEA TIMER」とあるように、この砂時計は緑色の砂で3分(light)、オレンジ色の砂で4分(medium)、白色の砂で5分(strong)を計ることができます。紅茶を美味しくいただく為の茶葉の蒸らし時間が、この砂時計でオシャレに計れちゃうという訳ですな!
ですが正直、こちらで茶葉の蒸らし時間を計測したことはありません。私の場合実用的なのは、3分(カップヌードル)、4分(麺づくり)、5分(マルちゃん正麺)といったところでしょうか。
ただのインテリアとして飾るだけでも、とっても可愛いよ!
Mittal Tea WEBサイト
そんなこんなでデリー観光も終わり。
最後にオートリキシャからインド門をチラ見してお別れの時間です。高さ42mのインド門は、第一次世界大戦で命を落としたインド兵の慰霊碑として建てられたもの。ちょっぴり凱旋門みたいな形をしています。
時間がある方はゆっくり訪れてみて下さい。
次回、ガンジス川を拝みにバラナシへ飛びます!
<つづく>
(この記事は2018年2月のインド旅ブログです)
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