2018.02.13(tue)インド旅行3日目
路地でチャイを飲むという寄り道をしながら、ガンジス川に向かいます。
本日の予定は『ガンジス川を見る』くらいしか無いので、基本のんびりまったり。個人的にはガンジス川の火葬場を見るのが一番楽しみだけどね!
ガンジス川に到着!
てくてく歩いて行くと、ついにガンジス川が見えてきました!
ガンガー!!!
ガンジス川はヒンディー語やサンスクリットでは『ガンガー』と呼び、これはヒンドゥー教の川の女神の名前でもあるんですって。ヒンドゥー教にも神様は沢山いるんだなぁ。
ちなみに私が好きなヒンドゥー教の神様は『ガネーシャ』。商業や学問の神様と言われています。
シヴァ神の子でありながら諸事情によりシヴァ神に頭を切り落とされ&ぶん投げられ、その後シヴァ神がガネーシャの頭を探しに行くも「あれ~見付からないなぁ~代わりに象の頭でいいか(と思ったかどうかは知らない)」と象の頭をくっつけて復活させたのがガネーシャです。
さすが破壊神シヴァ、期待を裏切らない破壊っぷり(自分の息子を破壊)です。
この後の記事で詳細はまた書きますね。
訪れたのが昼間だったので、沐浴をしている人は少なめ。
それでもマハー・シヴァラートリーだからなのか、ガンジス川には沢山の人がいました。
ガンジス川の「ガート」って何?
ガンジス川の西岸には84ものガートがあります。
「ガート(Ghat)」とは川岸に設けられた階段状の親水施設。水辺を神聖視するヒンドゥー教徒には、沐浴や葬礼の場になっています。沐浴や葬礼だけでなく、川で洗濯もしています。
ラジェンドラ・プラサード・ガート
シヴァ神とガンガー女神の塔が目印のガートは「ラジェンドラ・プラサード・ガート(Dr. Rajendra Prasad Ghat)」。
貯水タンクが味気ないから絵を描いたのかな?
とか思ってすみません。この塔の絵、どうやら毎年描きかえられているようです。2021年の絵をグーグルマップで見たところ、なんだか偉い人の肖像画みたいになっていました。気になる人は見てみて下さい。メインガートである「ダシャーシュワメード・ガート(Dashashwamedh Ghat)」のすぐ近くにありますよ。
マン・マンディル・ガート
こちらの「マン・マンディル・ガート(Man Mandir Ghat)」にある建物の屋上には、ジャイプルにあるものと同じマハラジャが造った天文台があります。行かなかったけど!
マニカルニカー・ガート
恐らくガンジス川を訪れたら必ず行くであろうガートが、「マニカルニカー・ガート(Manikarnika Ghat)」。バラナシで最も古いガートの1つであり、一番大きな火葬場です。マニカルニカー・ガートのお話は別記事にて。
ひとつ注意点としては、マニカルニカー・ガートでの写真撮影は基本不可。トラブルの元になるのでやめておいた方が良いです。まぁ遺族の立場からしたら嫌だもんね、観光客にバシバシ写真撮られるの。仮に私が遺族だったら…無断で写真撮ってる奴を見付け次第、カメラに槍投げの要領で薪を投げて、レンズを破壊します。破壊神!
ガンジス川は祈りの場
では、軽くガートの紹介も済みましたし(と言っても3つだけだけど)、ガンジス川沿いを歩いてみましょう。
沐浴してるー!
賑わってるー!
集ってるー!
なんかしょうもない事しか言えなくてすみません。
そんな感じで(どんな感じ?)ガンジス川沿いをズンズンと進んでいきます。
マリコ、歩くの速いな
とか思っていたら。
綺麗なフォーメーションを組んでいた。
完全にマリコがヒンドゥー教信者(前と左の人)とSP(右の人)に守られている布陣。みんな!道を開けろ!マリコ様のお通りだ!
やだ、マリコったら…神か!
なんだか良く分からないけれどこの光景を見て、ひとり興奮してニヤニヤしてしまいました。私ってば本当、簡単に興奮する女ですよね(知らんわ)。
お祈りを見学させてもらった
しばらく行くと、一際目立つオレンジ色の集団がいました。
なにやら綺麗にセッティングがされており、これからお祈りが始まる様子。
写真、撮ってもいい?
と聞いたら快くOKしてくれました。ありがと!
男性の座る前には模様や花が描かれ、中央のお皿には液体に浸った花びらと…何だろう?氷砂糖に見える私はお腹が空いているのかもしれない。あと割られたココナッツや、何かの実などなど。
ココナッツについては調べてみました。
ココナッツのお供えは、ヒンドゥー教の神に共通の捧げもの。『ココナッツは硬い殻で覆われ中身は神に捧げられるまで汚されていない=人間が神に捧げることができる最も純粋なもの』という考えなんだそうな。色々な考えや意味付けがあるかと思いますが、マレーシアではココナッツを割りまくるヒンドゥー教のお祭りもあるようですし、とりあえずココナッツ大事ということでしょう(雑)。
コップに入った液体をスプーンですくい、手に垂らしてお皿に入れたり。
葉っぱの上の白い物体に火をつけたあと、コップの中の液体をスプーンですくい、それを火で一瞬炙ってお皿に入れたり。
何か説明してくれたけど、1mmも分からなかった。
すまん…
他の人たちは和気あいあい。
この、試合の後の「お疲れー!」みたいな雰囲気、好き。
世界の色々な国を旅すると、宗教って面白いなぁ、もっと世界中の宗教を知りたいなぁ、という気持ちがムクムクと大きくなります。
『宗教』と聞くとなんだか構えてしまったり、胡散臭いと思ってしまったりするけれど。(胡散臭いやつとかも沢山あるだろうけど、それは置いておいて)
要は人が何を信じ、考え、どう生きるのか。「生きる」ことへの様々な問いに対して、どんな答えを示しているのか。その辺りに絡んでくるものなんだな。そう思うとなかなか興味深いよね。
<つづく>
(この記事は2018年2月のインド旅ブログです)
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