6月26日
寝台列車で朝7時にペトロザヴォーツクへ到着。
フェリーはお昼の12時半発なので、5時間程時間があります。
この後も寝台列車や飛行機での弾丸移動となる為、しばらくシャワーを浴びる機会がありません。
なのでフェリーの時間までホテルに滞在し、朝食＆シャワー＆仮眠＆充電をすることに！
滞在したのはこちらのHOTEL KARELIA。
朝食がけっこう評判いいです。
ベストシーズンの6月くらいでもダブルルーム（朝食付き）が6,500円～8,500円くらいだから良いのではないでしょうか？
1泊のプランで予約をしていましたが、デイユースOKとの事でデイユース料金に変更してくれました。
ここのフロントはとっても親切。英語も可です。
部屋は明るく清潔感があります。Wi-Fiも完備されているのでネットサクサクです。
では、とりあえず朝食ビュッフェへ行きますか！
ホテルカレリアの朝食ビュッフェは、なかなか口コミが良い。
この「Kvass（クヴァス）」というのは、ロシアならではの代表的な飲料なんですけどね。
黒パンを発酵させて作った飲み物で、独特の酸味と甘味があり若干クセのある飲み物です。
だってねぇ･･･黒パンを発酵って･･･なんでパンのまま食べようって思わないのか･･･
人間の思考回路には本当に驚かされます。
でもそのおかげで数々の珍味が生まれていますからね！これからも頑張れ人間ども！
はい、モーニングSAORIプレートです。野菜うまい。
先ほどご紹介したKvassもちょっと飲んでみました。
Kvass、まずい･･･
お子ちゃま舌のおっくんは、基本から外れたものはあまり受け付けないのでKvassアウト。
うーん、美味しくも不味くもなく、超微妙な微炭酸だね
特に好んで自分から購入はしないだろうな、という感じ。朝食ビュッフェで飲めて良かったよ。
個人的に、ホテルカレリアの朝食で一番気になったのが･･･
スペースの無駄遣い。
さすが国土面積世界一のロシアさんです。
なんでしょう、この広すぎる空間は。
側転とかバク転とか、し放題です。
メインビュッフェと、ドリンクバーと、サラダビュッフェのテーブルが、
まるで北米、北欧、アフリカ大陸のような位置関係。
そして広がる大西洋（何もないスペース）。
都内に家を建てる人に、少しはスペースを分けて欲しいですね。
朝食もとって仮眠もとって。
12時位になったので、高速船乗り場へ向かいましょう。
大きな荷物はホテルで預かってくれます。
高速船乗り場は、ホテルカレリアから歩いて5分位の距離です。
いい天気だなー。
ここペトロザヴォーツクは、フィンランドと国境を接するカレリア共和国の首都。
まぁ、ほぼ北欧みたいな感じでしょうか。
北欧行ったことないけどな！
とりあえず、散歩が気持ちいいです。
オープンな観覧車。ほのぼの。
高速船乗り場にあるチケット売り場。
事前予約したチケットをここで購入します。
ホテルカレリアの領収書持って行けば、割引がきくよ！
ホテルカレリアを利用した人は、領収書捨てないで持って行きましょう。
もちろん、チケットを事前予約していなくても、空きがあれば当日購入可能です。
チケット売り場の建物で、船の時間まで待機。
では、いよいよ出航です。
ホテルカレリアの高速船に乗るよ。
船の中はこんな感じでゆったりしています。
片道1時間30分の船旅。
Z..z..z…
– – – 1時間30分後 – – –
目を覚ますと、キジ島の港に到着するところでした。
ついに、ついに来たぞキジ島！
桟橋の上から島を眺めます。
うわー！いい天気！るんるん！
テンションうなぎ登りのわたくしを他所に、おっくんが何かに気が付きました。
あれ…？なんか、工事中じゃない…？
え…？
ほら、アレ、SAORIさんが見たいやつでしょ？
ここからも見えるけど…
工事中じゃない？
あ…足場ｧｱｱｱｱｱｱｱｱｱ
(꒪ཀ꒪)ｹﾞﾎｧ
たしかに足場が組まれております
認めたくない。
でも、キジ島には教会が2つあります
認めたくない。
きっとアレは、メインじゃない教会です
認めたくない。
え、でも…形的にアレじゃ…
なにも…
え…？
なにも、見えません！
ホゲェェエエエエ
ついに「見たくないものは見えなくなる」という秘技を出しやがったよ！
これにはおっくんもビックリ。
あまりのショックで混乱しているようです、SAORIさん。
まだ信じない…まだ信じないぞ…
テクテク
あの足場まみれの建物が「プレオブラジェーンスカヤ教会」だなんて…
テクテク
最後の最後まで、希望は捨てない！
（こいつ…）
はい。
プレオブラジェーンスカヤ教会、絶賛工事中でした。
心なしか、皆さん肩を落としている感じが写真から伝わってきます。
分かります、その気持ち。
わたくしなんて地面にめり込みそうなくらい、落ち込みました。
このロシア旅で1番楽しみにしていたところだったので。
くっ…わたくしとしたことが…
今回は事前調査を怠ったため、工事をしていることを把握しておりませんでした。
プレオブラジェーンスカヤ教会は、釘を1本も使わずに建てられた木造の教会。
老朽化が進み修復が急務となっていましたが、設計図がなく、鋸とノミとキリだけで建てられた特異なフォルム＆構造のため長年対応ができずにいました。
（多分この辺りまでは数年前にNHKか何かの番組で見た）
それがいま、絶賛修復中なのです。
というか、もはや修復ではなく、建替えレベルです。
玉ねぎ頭とか、新品になっているからね！重厚感はないよね！
一応アナウンスでは2020年頃工事は終わる予定らしいですが、今後行かれる方は事前に確認してから行ってくださいませ。
でもまぁ、工事中でも面白いと言えば面白かったので、その件は次回記事で。
<つづく>
（この記事は2018年6月のロシア旅ブログです）
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