1/2 オーストラリア縦断旅9日目
2泊3日滞在して満喫したウルル。本日はウルルを発ち、ガンガン北上します!
この時点でレンタカーのレンタル期間は残り4日。
レンタカーを返却するダーウィンまでは約2,300km。
その間にデビルズマーブルズやら、マタランカ温泉やら、カカドゥ国立公園やら、ジャンピングクロコダイルツアーやら、観光もしたい。
つまり、これから2日間は、
1日1,000km位走らないと、色々間に合わない
1日で東京から福岡へ車で行くイメージですね。わたくし日本ではほぼ運転したことがないので、1日1,000km走行というのがどの程度の負担なのか分かりませんが、とりあえず自分では絶対に運転したくない。
なので本日も元気に、わたくしは助手席で情報担当をしたいと思います!
(運転はこめっち&おっくん)
オーストラリアの中心!?Centre of the Centre
ウルルからラセター・ハイウェイ(Lasseter Hwy)を東に走り、スチュアート・ハイウェイ(Stuart Hwy)と合流する地点にあるのが、エルデュンダロードハウス&ガソリンスタンド。
ここで朝食&ガソリン補給をします。
と、なにやら看板に「CENTRE OF THE CENTRE」の文字が。こちら、グーグルマップにも載っております。車を降りて行ってみましょう。
「CENTRE OF THE CENTRE」にはこんなモニュメントが。
オーストラリア大陸のど真ん中に、矢が突き刺さっています。
ここがラリアのど真ん中だぜ!
という意気込みを感じます。
『オーストラリアの中心』という公式の場所はありません。日本の中心を主張する場所が沢山あるように、オーストラリアの中心点もいくつか存在するのです。
(日本は多すぎだけどな)
オーストラリアの中心を見つけるための方法として
- 重心法
- ランバート重心法
- 海岸線から最も遠い地点
- 中間点(緯度・経度の中間点)
- ジョンストン測地ステーション
の5つがあるようです。
上の看板によると、アウトバックの道路において、これらの『オーストラリアの中心』に最も近い地点がここエルデュンダの「The Centre of the centre」なんだそうな。ほえー。
まぁつまり、自称オーストラリアの中心ってことね!
余談ですが、「世界の中心で、愛をさけぶ」の収録場所はウルル(エアーズロック)ではなく、ウルルから300km程北東にあるキングスキャニオンです。
「世界の中心で、愛をさけぶ」、大学の先輩に誘われて映画館に観に行ったのですが、内容は全然覚えていません。良く分からないところで泣いてしまい、
お前なんで今泣いてんだよ
と白い目で見られた記憶しかありません。知らんわ、涙腺が崩壊してんだよ!
品揃え豊富!エルデュンダのガソリンスタンド
エルデュンダのガソリンスタンドに併設されているショップは品揃え豊富!
この何もないアウトバックではかなり助かる存在です。微妙なウルル土産や、オーストラリアの中心土産みたいな物も売っていました。ウルルでお土産を買い忘れてしまった!といううっかりさんは、こちらで購入すると良いでしょう。
売店ではホットスナックやサラダも売っています。ありがたやー!
何故かエミューを大量飼育しているエルデュンダ
ガソリンも入れたし、自称オーストラリアの中心も見たし、朝食も食べたし。さぁ北に向かって出発しようかと思ったところで、ガソリンスタンドの奥にこんな施設があるのを発見。
ミニ動物園のような雰囲気。中に入ってみると。
エミューだらけ!
見渡す限り、エミュー、エミュー、エミュー!
エミューパラダイス、略して『エミュ☆パラ』です。見学は無料、餌をあげたい場合はロードハウスショップで$2(約150円)で売っています。
エミューは世界で2番目(ダチョウの次)に大きい鳥。成長すると体長2メートル、体重は50kgくらいになるそうです。
飼育下でのエミューは20歳くらいまで生きることが出来ますが、野生のエミューの平均寿命は10年未満なんですって。
エミューはそのふくらはぎの筋肉により、長距離を時速50kmで走ることが出来るそうです。(エミューのふくらはぎの筋肉って、どれかしら、、、)飛ぶことは出来ないけれど、泳ぐのは得意で水遊びが大好きなんですってよ。
Centre of the Centre of Australia markerの場所
こちらに自称オーストラリアの中心、エルデュンダのガソリンスタンド、ショップ、ロードハウス、エミュ☆パラがあります。
アリススプリングスに向けて出発!
次に目指すはアリススプリングスという町。ノーザンテリトリー準州の中では、ダーウィン、パーマストン(ダーウィンの衛星都市)に次いで大きな都市です。
といっても、人口は約3万人の町なんだけどね。
お昼にはアリススプリングスに到着することを目標に、車を走らせます。
キャノンボール・メモリアル
アリススプリングスへ向かう途中、何もない荒野に突如このような記念碑の案内板がいくつか現れます。
中でも一番印象的だったのが、CANNONBALL MEMORIAL。
何も知らずにモニュメントに近付くと、
日本語が書かれていてビックリした。
“モータースポーツをこよなく愛した4名に永遠なる敬意を表して”
このモニュメントは、1994年に開催された『キャノンボール・ラン』という速度無制限のレースで亡くなった方の慰霊碑でした。
ノーザンテリトリー準州のハイウェイは、以前は速度制限の無い道路でした。
『キャノンボール・ラン』は、ダーウィンからウルルまでの往復4,000kmの公道で行われたレースで、一般車とレース参加車が入り乱れるなか速度無制限で行われるという、車好きには夢のようなレースだったんだそうな。
このレースで途中までトップだったのは、日本人歯科医師が運転するフェラーリ。しかし途中、コントロールポイントを見落とし、その事に気付いて200km/h以上のスピードを出したままブレーキをかけ、左にハンドルをきったところで車がスピン。オフィシャルカーを巻き込み、現地スタッフ2名と日本人ドライバー・ナビの2名、計4名が亡くなったそうです。
この事故があってから、ノーザンテリトリー準州のハイウェイの速度制限(130km/h)が出来たそうよ。そしてこのキャノンボール・ランは二度と開催されませんでした。
Youtubeに当時のレースの様子を追った番組の動画があがっていましたが、本当にすんごいスピード。怖いわ。ついついスピードを出したくなってしまうスチュアート・ハイウェイですが、安全運転でよろしく!
Cannonball Run Momumentの場所
<つづく>
(この記事は2018年12月~2019年1月のオーストラリア縦断旅ブログです)
コメント