1/4 オーストラリア縦断旅11日目
カカドゥ国立公園のUbirr(ウビルー)は、アボリジニのロックアート(壁画)が数多く残っているスポット。雨季(12月~3月)は午後2時からのオープンなので、公園内をぐるぐるドライブした後ウビルーへ。
アボリジニ・ロックアートの宝庫
駐車場に車を停めて、散策へ出発。ウビルー散策には、大体1時間くらいかかります。
暑い。とにかく暑い。真夏(1月)なのでもう、じっとりねっとり暑い。
正直ロックアートとかどうでもいい。クーラーの効いた部屋の中でごろごろしたい。
おっと、心の声が駄々漏れました。
ウルル辺りの乾燥した暑さとは異なり、カカドゥの暑さは湿度を帯びています。そう、日本の猛暑に近い感じ。
ウルルの辺はどこか他人事の暑さだったけど、この辺は馴染みのある“夏”を感じるね
湿度があるせいやなぁー、日本の夏っぽい
暑さに湿気が加わると、体が“夏”になるのね~
体が、夏になる。
あれ?どこかで聞いたフレーズではありませんか?そうです、マーヴェラス西川こと、西川貴教アニキが歌っていたではありませんか!暴風雨の中で!
『カラダが夏にナル カゲキで最高』
そうか、アニキが言っていたのはこの事か!
34年間、「体が夏になるとは何ぞや」と思って生きてきましたが、今ならマーヴェラス西川の教えが分かる。
体が夏になるための鍵は、湿度(から転じての潤い)だと。
夏を制したものだけが恋という、人生における潤いを制すると。
そういうことですね?タカノリさん!
なんだか良く分からないけれど、とりあえず結論、お肌も人生も潤いが大事。
では、余計な話は終わりにして、壁画を見ていきましょう!
レインボーサーペント。
アボリジニの天地創造の時代の伝説が、壁画となって残っているのだそう。
なんかこの右側の絵、可愛い。カメ?かしら?首がむにゅーんと伸びてるの、可愛い。
どうやらアボリジニが食糧にしていた、クビナガガメのよう。
このカラフルな岩場には、本土では2,000年以上前に絶滅した、タスマニアタイガーが描かれています。分かるかな?
拡大。ちょうど写真の中央あたり。中央から気持ち右寄りのところなんだけど。
はい、ここでしたー。
かつてはこの辺りに、タスマニアタイガーが生息していたことを示している、貴重な壁画です。
ウビルーの壁画は『X線画法』という、人間や動物の骨格を細い線で表現する手法が用いられているのが特徴。
これもカメかしら?アボリジニ、カメ好きだなぁ。魚の絵も多いです。
こちらは代表的な壁画で、猟師を描いたもの。
絵を描いた当人たちは、自分達の技術や知恵(どのように狩りをしたか、獲物をどのように調理したり食べたか)などを子孫に伝承する目的で描いたのだろうけど、それが時を越えて現代の人々にアートとして見られている。なんだか、ロマン感じちゃうね!
私の書いているこのブログはいつかネットの闇に消滅するんだろうなと思うと、今からその辺の岩山にでも行って文字彫ってこようかと思ったりもします。やりませんけどね。
カカドゥ国立公園随一の展望スポット
ウビルーはロックアートだけでなく、展望地としても最高に良いモノを見せてくれます。
こんな岩を登っていくと。
ウビルー展望地からは氾濫原や森林、熱帯雨林が360°ぐるっと見渡すことができます。
あ、落ちないようにね。
夕方はカカドゥ国立公園随一のサンセットポイントとして有名。ロマンティックなひと時をどうぞ。今回はロマンティックに浸っている場合ではないので、サンセットは割愛。
気持ち良しウェイ!
氾濫原と反対側は、鬱蒼と茂る熱帯雨林エリアが見渡せます。
地球って、でっかいなー。日々の悩みとかどうでも良くなりますね。何も悩んでないけどね。
ジュラ紀の地球(イメージ)を制覇した気分。えへん!
ジュラ紀の覇王になりたい方は、カカドゥ国立公園のウビルー展望地へどうぞ。
ウビルーの場所・アクセス・時間
カカドゥ国立公園内、ジャビルーから北へ約40km。舗装道路なのでジャビルーから約30分。
開園時間
4月~11月:8時30分~日没
12月~3月:14時30分~日没
関連情報
<つづく>
(この記事は2018年12月~2019年1月のオーストラリア縦断旅ブログです)
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