1/4 オーストラリア縦断旅11日目
『カカドゥ観光のハイライトといってもいい』と、あの(どの?)地球の歩き方が言っているイエローウォーター・クルーズ。
カカドゥ国立公園は、雨季(11月~3、4月)には道路が水没してクローズになってしまうスポットが多々あります。そんな中、このイエローウォーター・クルーズは1年中催行されているので、雨季に訪れても楽しむことが出来るアクティビティ。
しかも今回わたくし達が宿泊した「クーインダ ロッジ カカドゥ」でツアー催行しているので、早起きして当日朝のクルーズを申し込みました。宿情報は下記関連記事からどうぞ。
イエローウォーター・クルーズのツアー時間(雨季)
雨季のイエローウォーター・クルーズのタイムスケジュールはこんな感じ。
出発時刻 | 集合時間 | 所要時間 | 大人料金 | 子供料金 |
6:45 | 6:25 | 2時間 | $99(朝食込) | $72(朝食込) |
11:30 | 11:10 | 1時間30分 | $72 | $50 |
16:30 | 16:10 | 2時間 | $90 | $62 |
1オーストラリアドルが73円くらいなので(2019年9月現在)、2時間クルーズは大人ひとりあたり7,000円前後ってところね。
乾季は雨季よりもツアー本数が増えるようです。1日6本くらいにね。
おすすめは早朝or夕方のクルーズ
前日は夜遅くのチェックインだったので、ツアー予約は出来ず。当日の朝、早起きしてレセプション(ツアーデスク)で朝のクルーズに申し込みました。朝食付きで99ドル(約7,200円)。
昔だったら「99ドル!?たっけーな!朝食とかいらんわ!!!」と、恐らく昼間のクルーズ(72ドル)にしていたでしょうが。
わたくし、御年34歳(もうすぐ35歳)。
もう、2,000円とかケチってる場合じゃないんすよ。あと50年くらいで死ぬんだから、まともな朝食が食べたいんだよ(意味不明)。フルーツとか食べてビタミン摂取したいじゃん。それに美しい湿原や見られる動物(鳥)の多さを考慮しても、朝か夕方のクルーズに参加するのが◎。
集合時間にレセプション付近に集まり、そこからマイクロバスでボート乗り場の桟橋へ。勇ましい後ろ姿ですが、完全に寝起きなので前からのショットは見せられません。
屋根付きの、思ったより大きめのボート。これは窓側の席に座りたい。窓側っていうか、川側っていうか、なんていうか、とにかく外側。
無事、窓側(川側?)の席をゲット。出航です!
おだやかー。朝の湿原、おだやかー。
雨季なので時折小雨が降りましたが、屋根付きボートだしまぁ問題なし。
クルーズで見られる動物
さっそく、第一動物発見!
水面に姿を現したのは…
ワニ!!!
トゲトゲした部分だけ、水面から上に出ています。かっこいい。野生、かっこいい!
(ブログで何度か言っていますが、わたくし動物が好きというより、『野生』というところに惹かれるタイプ)
カカドゥには約1万頭のワニが生息しているんだって!これはノーザンテリトリー準州に生息するワニの約10%にあたり、淡水ワニ(オーストラリアワニ)とイリエワニの2種類がいるそうよ。
イリエワニは世界中に生息するクロコダイルの中でも、他の種よりはるかに獰猛。餌になりそうな動物なら何にでも、もちろん人間にも襲い掛かってきます。カカドゥ国立公園でも、5年前に少年が食べられています。こわい。
泳いでいる様子は、水飛沫も立てずスーッと滑らか。本当に獰猛なのかしら?と思ってしまいますが、そうか、こうやって静かに近づいてガブリ!といくやつね。
やりよるな、、、
うわーかっこいい!渋いねー!
もうアレだもんね。まだ朝なのに、完全に『ヤられる前にヤる』目付きだもんね。殺るって書いてヤるって読むタイプね。滾ってますね、イリエどん。(多分イリエワニだと思う。違ったらごめん)
寝起きで未だ半目のわたくしとは大違い。
_(꒪ཀ꒪」∠)_
さようなら、イリエワニ。また逢う日まで。
さーて、続いては…
蓮の花が群生している場所へ。
蓮の葉の上にいるのは、トサカレンカクという鳥。赤いトサカが特徴的ですね。
チドリ目レンカク科の鳥で、レンカクは漢字で『蓮角』と書きます。ちょこちょこと蓮の葉っぱの上を移動して可愛い!葉っぱの上に乗っているのに、なんで沈まないんだろう…。
実はトサカレンカクは脚の指がとても長く、それによって体重を分散させて、浮葉性植物(蓮の葉)の上を沈むことなく歩くことができるのだそう。ふーむ、興味深い!
『育メン鳥』とも言われているトサカレンカク、基本的に子育てはオスの役割。しかも一妻多夫制なんですって!メスは産卵したら、次のオスを探しに行くんだそう。すごいバイタリティ。わたくしには無理だな。
イリエワニ、アゲイン
さらに湿地帯を進むと、またしてもイリエワニ(多分)が。
イリエどん、上陸。のっそのっそと陸へあがります。なかなかの迫力。
茂みの中にはもう1頭ワニがいました。家族かな?
▼動くワニが見たい方はコチラをどうぞ▼
まさかのバッファローに遭遇
イリエワニを見たことで朝から興奮して血圧が上がったわたくしに追い討ちをかけたのが、そう。
バッファローの登場。
早朝の湿原に、突如彗星の如く現れたバッファロー(スイギュウ)。あまりに興奮しすぎてシャッターを切るタイミングが遅れ、バッファローは素早く木の陰に隠れてしまいました。
カ、カカドゥにバッファローがいるなんて聞いてないよ!
※カカドゥのウェブサイト他にはしっかり記載してあります。読んでいなかっただけ
あーもう!MK5ですよ、MK5!MK5って、マジで恋する5秒前じゃないからね。
まさかこんなところにバッファローがいるなんて、5秒前に教えてよ!
の略のMK5ですからね。なげーよ。(他の動物にも応用可)
興奮しすぎて、その後もバッファローの正面からのショットを収めることが出来ず。
くっそー!悔しい!
追いバッファローで!
食べられなかった料理を追加オーダーする感覚で、バッファローを追加オーダー。ここは居酒屋か。結局湿原でバッファローを見たのは、この一度きりでした。
水鳥も沢山!名前は分からないよ
イエローウォータークルーズではバードウォッチングも見所のひとつ。オーストラリアの鳥類の約3分の1がカカドゥには生息しており、この湿原には約60種の鳥が生息しているんだって!たくさんいますねー、まさに鳥天国です。またもや居酒屋みたいなネーミングだな。
さえずりで爽やかなクルーズを演出してくれたわ、彼ら。朝だから余計にかしらね。
蓮の花とトサカレンカク、可愛い。このクルーズで一番気に入った鳥は、トサカレンカクです。
ほら、見て見て、トサカレンカクの足の指。すごい長いでしょ?これで体重を分散させてるの。
生き物って本当、不思議で面白い。満足です。
クルーズの後は、朝ごはん
クルーズの後は、ホテルのレストランで朝食バイキング。
朝食の間はどしゃ降りの雨でした。
でもカカドゥを観光できるのは今日しかないので。
ついでに国立公園入場料も踏み倒すわけにいかないので。(まだ払ってない)
朝食のあと、公園内散策に出発です!
<つづく>
(この記事は2018年12月~2019年1月のオーストラリア縦断旅ブログです)
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