6/27(水) ロシアW杯旅行6日目
翌28日にはW杯GL第3戦「日本vsポーランド」がヴォルゴグラードで行われるため、モスクワからヴォルゴグラードへ移動します。
モスクワには空港が3つあってややこしいのですが、今回のモスクワ – ヴォルゴグラード便はヴヌーコヴォ国際空港(Аэропорт Внуково)を利用しました。市内南西部にあるこの空港は、モスクワにある3つの国際空港の中で最も歴史の古い空港だそうです。
主にコーカサス・中央アジア方面の国内線や国際線が多いですが、ヨーロッパ路線も就航しています。
乗るのは19:30発のPobeda Airlines。ロシアのLCCです。
モスクワからヴォルゴグラードまでのフライトは1時間40分ほど。
ヴォルゴグラードの空港からは、タクシーで今夜泊まるアパートメントへ。
ただ、Booking.comで予約した時にアパートメントの詳細住所が載っておらず。『詳細は電話してくれ』ということだったので、タクシーの運転手さんにアパートメントのオーナーと電話で話してもらい、なんとか無事辿り着きました。
さてさて!アパートメントに宿泊というのは今回が初めて!
軽くアパートメント宿泊について説明するね
アパートメントとは
『アパートの1室を借りて泊まる』宿泊形態で、建物は普通のアパートなのでレセプションもなければスタッフもいません。朝食やレストランも勿論ありません。部屋の鍵を受け渡す為にオーナーと待ち合わせをし、一通り部屋の設備や使い方の説明を受けて、『じゃ、ごゆっくり~』みたいな感じです。
まぁ気楽なんだけど、何かトラブル(例えばお湯が出ないとか、wifiが繋がらないとか)があった場合はオーナーがすぐ来れる訳でもないので、その点だけちょっと不便かな?トラブルがなければ、自分の家のようにくつろげます。
はい、こちらがヴォルゴグラードで宿泊したアパートメント!
床に散乱しているのはわたくし達の靴下なので、まぁお気になさらず(片付けろ)。とっても綺麗で、何より天井が高いというか、全てが大きい!写真だと分かりづらいですが、天井も3m近くあります。
ロシア人は大きいからかなぁ~?
なんてのんきな事を言いながら、まずは家宅捜索です。基本宿泊施設に到着したら、ありとあらゆる扉を開けないと気が済みません。気分はドラクエ。あんな風に人の家の壺を片っ端から割りまくったりはしませんが、扉や引出しはぜーんぶ開けます。
なぜかって?
いや、面白い物があるかもしれないじゃん
そう言って手当たり次第に扉を開けまくるSAORI。
そして早速発見してしまいました。
パンイチ男のアイロン台です。
クローゼット開けた瞬間コレはズルい。完全に罠です。絶対オーナー、楽しんでるだろ。しかもスタンドタイプのアイロン台なのでかなり大きい。迫りくるマッスル。
ふわははほひぃいhspw;(声にならない)
なぜ、オーナーはこのアイロン台を購入したのか。なぜ、メーカーはこんなアイロン台を製造したのか。なぜ、アイロン台にパンツ一丁で筋肉自慢する男性をプリントしたのか。
我が社もアイロン台を作って売り出そう
デザインはどうしましょう?
アイロン台と言ったら筋肉とパンツだろう
ですよねぇ!
ですよねぇ!じゃねえよ。
どこの部署からも『ちょ、パンイチ男性のアイロン台作るって正気ですか!?』という声は無かったのでしょうか。なんというお祭り体質のメーカーなんだろう。ぜひとも就職したい。
でもこのアイロン台でアイロンを掛けたら、ふと『パンイチ男性が熱い思いをしているのではなかろうか』と心配になって、思う存分アイロンを掛けられない気がします。ユーザーが気を遣うアイロン台だなんて、メーカーとしてはミスなのでは?
いや。きっとそれを見越してのマッスル(筋肉)なのでしょう。
“心頭滅すれば火もまた涼し”に倣って、“筋肉鍛えれば火もまた涼し”みたいな?
筋肉の可能性ってすごいな。
※(注)筋肉にそのような可能性はありません
ふぅ。クローゼット開けただけでこの有り様です。無駄にロシアのアイロン台メーカーについて妄想してしまいました。ロシアのアパートメント、恐るべし。
こちらはキッチン。広い。冷蔵庫に滞在中の注意事項を書いた紙が貼ってあったのですが、ロシア語だったので、wifiパスワードとチェックアウト時間以外何も分かりませんでした。
粗相のないように過ごしたいと思います。
(ロシアで粗相したら存在ごと消されそうだから)
バスルーム。海外の洗濯機ってデザインがオシャレだよね。(ちょっとしか写ってないけれど)
そしてさすがロシア。テレビをつければそこにはプーチン大統領の姿が。
この夜はプーチンを見ながら、翌日のポーランド戦に備えて眠りにつきました。
6/28(木) ロシアW杯旅行7日目
日本 vs ポーランド戦は17時から。それまではヴォルゴグラードの解説をしながら、街をふらふらしましょう。
ヴォルゴグラードは、モスクワから南東に約1,000kmのところに位置する都市。“ヴォルガの町”という名前のとおり、ヴォルガ川西岸に約80kmにわたって町が広がっています。ヴォルゴグラードはロシアでも重要な産業都市で、造船、石油精製、製鉄、アルミ精錬、機械・車両製造、化学工業などが主な産業です。
1925年から1961年までは『スターリングラード(スターリンの町)』と呼ばれており、現在では年に数日だけ、市名が『スターリングラード』になるのだそうよ。第二次世界大戦中のスターリングラードの攻防戦は、ナチス・ドイツ軍の敗戦の契機となった戦闘なんだって。
さて、そんなヴォルゴグラード。
冬は平均最低気温-10.7℃、平均最高気温も-4.5℃と寒いのですが(ちなみに冬の最低気温記録は-32.6℃)、夏は一転。6月の過去最高気温記録は39.2℃と非常に暑くなる都市なのです。年間の温度差が激しい。
この2018年6月28日は最低気温34℃、最高気温36℃と真夏日!こんな中でサッカーするとか…倒れそう。
あれ…?
上の写真を拡大。
なんかどこかで見たような…
そうだ、昨夜クローゼットの中で見たアイロン台だわ。
連日パンイチのマッスルメンズを拝んでしまいました。スパシーバ!
まぁつまり、暑さ(熱さ)には筋肉とパンイチ、ということです。
このままではこのブログはパンイチブログになってしまうので、お口直しに美味しいご飯でも食べましょう。やってきたのはこちらの『Marusya Cafe』。
(Marusya Cafe HP ➡ http://www.marusya34.ru/)
口コミも良くて、可愛らしいカフェだったのでやってきたのですが。ランチ営業が終わったところみたいな雰囲気でちょっと微妙だったので、別のお店に行く事にしました。残念。
とりあえず、店先の顔はめ看板には顔をはめておきました。
代わりに訪れたのが、Marusya Cafeの1ブロック北(北西)にある『На аллее(ナ・アルレエ)』というジョージア料理のお店。店内ではなく、テラス席でいただきます。
▲完熟トマトとチーズとナッツのソース、パセリとバジルとタラゴンのサラダ▲
なんかすごいオシャレなサラダでてきた。
これが…余白のデザインというやつか…
この量のサラダを見たら「おいおい、皿に対してサラダ少ないだろ、足りんわ」と欲張り発言をしてしまいそうですが、どうでしょう。
ソース的なものをシュッとして、そこに謎の茶色い粉をいい感じにぶちまけるだけで…
“お皿の半分以上のスペースに具が乗っていない”という事実が見えなくなり、不満が歓喜へと変わるのです。すごいな。
メインにはこの、肉と芋とタマネギとパプリカ。そして板の上にお洒落にまき散らされた岩塩。
まるで素材紹介みたいになっていますが、食レポです。
食べ応えがあり、味も美味しかったです(多分)。肉はたしか種類が選べたと思うのですが(牛とか豚とか羊とか)、何にしたか覚えておりません。
何かのスープ。記憶が無いということは、美味しかったということです(投げやり)。
▲羊のチーズとクルミの茄子ロール▲
そして茄子ロール。オシャレか!オシャレなのか!
この茄子ロールはロシアに行ったら食べたいと思っていたので、ヴォルゴグラードで発見できて良かった!ホームパーティーとかで作ったら喜ばれそう。
以上、料理4品と飲み物をオーダーして2,000ルーブル(≒2,800円)でした。うん、とてもお洒落&美味ランチでした。満足!お腹もいっぱいになったので、次回、W杯の会場へと向かいます!
公式instagram▶ https://www.instagram.com/cafe_na_allee/
<つづく>
(この記事は2018年6月のロシア旅ブログです)
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