昆布旅を終え、札幌に戻ってきました。
夜はパフェ仲間の10さんと待ち合わせて、いつもの「ピープル・ピープ」へと向かいます。
ここで「ピープル・ピープって何?」「10さんって誰?」という方の為に、まずはちょっと説明から入りますね。
「ピープル・ピープ」とは
「ピープル・ピープ」は札幌すすきのにある、ちょっと変わったパフェ屋さんです。
特徴としては
- 夜しかやっていない
- マスター(中年男性)がひとりでやっている
- パフェが出てくるまでに物凄く時間がかかる
- 店内は薄暗く、独特の匂いがする
- マスターのパフェに対するこだわりが常軌を逸している
といったものが挙げられます。
もっと詳しく知りたい方・興味がある方は過去記事を読んでみてください。
「10さん」とは
10さんとは、北海道のパフェ仲間です。(ざっくり)
以前書いたアメブロのピープル・ピープ記事で知り合い、それからは北海道へ行く時には連絡をして一緒にパフェを食べるというイベントをしております。
「ピープル・ピープでパフェ→〆のラーメン」が定番コースです。
ピープル・ピープのシステム
ピープルピープは普通のお店ではありません。
一歩踏み入れたらそこはPPW(People Peape World)、少々初心者の方は戸惑ってしまうルールが存在するので予習しておきましょう。
まずお店のシステムですが、店内に入れるだけお客さんを入れると、マスターが順番にオーダーを聞いていきます。
そして全員のオーダーを聞いたら、厨房でパフェを作り始めます。
オーダーからパフェづくり、提供、会計、片付けまで全てマスターひとりで行うのです。
その為、パフェをオーダーしてから出てくるまでに1~2時間は平気でかかります。場合によっては3~4時間かかることもあります。
「あとどれくらい時間かかりますか?」といった時間を気にする系の発言は禁句。
時間に余裕がない方、待つという行為にイライラするという方は来店しない方が良いでしょう。
ピープル・ピープのパフェは、時間と心に余裕のある方のみ食べられるパフェなのです。
大行列のピープル・ピープ
大体19時15分開店のピープル・ピープ。
まだブルーベリーの時期じゃないから大丈夫じゃないかな?
と18時半前にピープル・ピープへ行ってみると、既に長蛇の列が!!!
10さん、これは一体・・・わたくしが来ない2年の間に何が・・・
さすがにたまたまじゃないか?
この時間でこの列は・・・
よくよく見ると、ほぼ並んでいるのは若い子たち。
ひとりだけ常連とおぼしき男性がいますが、あとは全員大学生くらいのキラキラキャピキャピした若い子達である。
あ~あれじゃないすか?夏休みとか。
そうか、まだギリギリ夏休みか。
それにしてもこんなに若いキラキラした子たちが来るとは・・・
一体何故だろう・・・?
そう言って前に並んで(というか地べたに座り込んで)いる女子ふたりを見ると、スマホで見ているのはインスタ。
「どのパフェ食べよう~♥️」「このパフェも可愛い~♥️」
なるほど、インスタのせいですね。
インスタ映えねぇ・・・
こちとら、バエる為に来てる訳じゃねぇ。
※バエる=インスタ映えする写真を撮ることを目的としていること
ハッキリ言って、ピープル・ピープのパフェはインスタ映えしません。
(わたくしがインスタ映えする写真を撮るのが苦手というのもある)
映えるパフェというのは、岡山の「くらしき桃子」とかのパフェを指します。
(一昨日行ってきたけど、盛り盛りで映えてました)
ピープルピープの魅力は「マスター(の生態)」と「マスターの作る唯一無二のパフェ」です。
本当に幻の「じゃがいもパフェ」
さて、なんとか1回転目に入店できたわたくしと10さん。
今日は何パフェを食べようかなぁ・・・?
ピープル・ピープのパフェは期間限定(しかも期間がアバウト)が多かったり、マスターの気分次第だったりと、行ってみないと何があるか分からないのも楽しみです。
ほら、大体のパフェが「※期間はだいたい〇月ぐらい」「※期間は〇月もしくは〇月」って書いてありますでしょ?
目安が雑だよマスター。
そんなところも大好きなんですけどね。
ちなみに10さんは全てのパフェを制覇した勇者なのですが、その10さんが最後の最後まで手こずったパフェが「じゃがいもパフェ」。
皆さん、上の写真のじゃがいもパフェ説明文を見て下さい。
期間:夏か秋の1~2週間、臨機応変
だからいつだよっ!!!
もう範囲が広すぎて、出会えたらラッキーみたいな感覚です。
しかも10さんいわく、
じゃがいもパフェはマスターの仕込みが成功しないと出てこない。
まれに失敗することもあるらしい。
そんなの、確実に奇跡じゃん。
出会ったら恋に落ちるパターンじゃん。
今までは9月のブルーベリーパフェが「幻のパフェ」として君臨していましたが、ピープル・ピープの真の幻パフェは、この「じゃがいもパフェ」なのかもしれません。
と、そんな「じゃがいもパフェ」が本日はあるのです!
(メニューに売り切れって貼ってないので)
これはもう、じゃがいもパフェを頼むに決まってるでしょ!!!
ということで、わたくしは「じゃがいもパフェ」、10さんは「チーズケーキパフェ」をオーダーしました。
じゃがいもパフェとご対面
ピープル・ピープのパフェは、パフェというかほぼアイスなので夏場は溶けやすいのが難点。
普段ならある程度の個数を同時に作るそうですが、夏場は同時に沢山のパフェを作れないため、より時間がかかります。
我々が並び始めたのが18:30。
入店したのが19:15過ぎ。
そしてじゃがいもパフェが出てきたのが・・・
なんと・・・
21:30。
並び始めてからパフェにありつくまで、実に3時間です。
こちらが、じゃがいもパフェ。
夏か秋の1~2週間(かつマスターの仕込みが成功した時)のみお目にかかれる逸品。
そのお味はというと・・・
あ、すごい!
甘すぎない滑らかなスイートポテトだ!
写真でちょっと黄色っぽくなっている部分が、じゃがいもで作った甘さ控えめのスイートポテト。
そしてアイスクリームの中に、小さなじゃがいもが入っており、アクセントとなっています。
これは斬新かつ美味しい!
わたくしの愛した人(マスター)はやっぱり天才だ!
そして、10さんの頼んだチーズケーキパフェが出てきたのは
な、なんと、、、
驚愕の23:00!
<注意>2人とかグループで訪問しても、全員のパフェが一緒に出てくるわけではありません。時間差あります。
並び始めてから4時間半が経っていました。
ブルーベリー期間ではないのにこれだけ待つのは、正直しんどかった!
こちらがチーズケーキパフェ。
アイス、チーズケーキ、甘くない生クリームが盛られています。これも美味。
あれ!?ブルーベリーソースがかかってる!
これもマスター手摘みの仁木町産ブルーベリーなのでしょう。
10さん情報だと
他の人に任せると地面に落ちたブルーベリーも商品として入れられちゃうから、マスターは絶対に自分で手摘みするって言ってたよ。
とのこと。
多分、マスター的にわたくしはNGの人種(地面に落ちたブルーベリーとか平気で食べる)にあたると思いますが、でもわたくしはマスターが好きです。
こうして2年ぶりに訪問したピープル・ピープ。
なんだか超人気店になっていてかなりの忍耐力を要するようになってはいましたが、じゃがいもパフェが食べられて良かったです!
マスター、また(一方的に)会いに行きますね!
〆は「ふじ屋 NOODLE」の白醤油
はい、ピープル・ピープのあとは〆のラーメン!
10さんオススメのラーメン屋「ふじ屋 NOODLE」さんへ。
わたくしが食べたのは白醤油です。ネギもりもり。
白醤油はあっさり系なので、脂っこいものを食べると翌朝必ずもたれるババアの胃腸を、なんとなくいたわってくれる感じがします。
飲んだ後の〆のラーメン。
パフェ食った後の〆のラーメン。
キャバ嬢に貢いだ後の〆のラーメン。
すすきのの夜は、ラーメンで〆られているのです。
皆さんも札幌に行ったら「ピープル・ピープでパフェ→〆のラーメン」というコースで、札幌の夜を楽しんでみてください。
(この記事は2018年8月の北海道旅ブログです)
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