
Go To 満喫してます
どうも。SAORIです。
今年の4月から6月くらいにかけて『どうしよう~自粛自粛で毎日する事なさすぎて、今年中にブログネタ全部消費しちゃうかも~』とか言っていたくせに、ふたを開けてみればブログネタ消費するどころか増えている。なぜかって?
相変わらず旅行で経済ぶん回しているからです。
ぶんぶんぶーん。微力ですけどね。
まだしばらくは国外へ行けそうにないので、ひとまず海外ネタはそのまま寝かせておいて。今年の国内旅行ネタをひたすらに消費していこうと思います。んで終わったら海外旅行ネタの続き、書きますね。

そんなこんなで今回は9月末の奈良旅の話!
2020.09.28
奈良県宇陀郡曽爾村へ
奈良県は年に数回訪れますが、曽爾村は今まで一度も訪問したことがありませんでした。今回は秋ですしね、有名な曽爾高原のススキを一度見ておきたいので曽爾村へ行きましょう!
早朝の東京駅から新幹線に乗ります。朝の東京駅って好き。あんまり人がいなくて。
新幹線もご覧の通りガラガラ。まぁ…都民GoTo解禁前だったからかな。
ちょうどこの日は富士山の初冠雪が観測された日で、新幹線の窓からとても綺麗な富士山が見えました。京都駅で近鉄奈良線に乗り換えて大和八木駅(橿原市)へ。最近は月の半分以上奈良にいるおっくんと大和八木駅で落ち合い、いざ車で曽爾村へ向かいます。
曽爾村は奈良県の東北端に位置し、ちょっと行くともう三重県、みたいな場所にあります。面倒なので地図は貼りません、グーグル先生にお尋ねください。
橿原市から東へずんずん進んでいき、桜井市を過ぎ、宇陀市に入ってしばらくしたところで。

わ!ちょ!停めて停めて!
車を急停車させるSAORI。良かったよ、この辺車の通りが少なくて。なぜいきなりここで車を停めたかと言うと。

諸木野、懐かしいー!!!
ご存知の方も多いかと思いますが。諸木野には『諸木野の桜』という1本桜があり、水田に映り込む姿がそれはそれは美しい桜なのです。どうやら2020年の春は自粛に伴い、人があまり来ないよう田んぼに水を張るのを中止したみたい。
▼昔のアメブロ▼

SAORIが訪れたのは10年前。その頃一部の写真愛好家の間では有名だった諸木野の桜。しかし場所や開花時期情報はネット上にほぼありませんでした。そこで、

仕方ない、自分で開花予想するか
と諸木野集落の標高を調べ、近隣の桜(又兵衛桜)の開花時期から諸木野の桜の開花時期を予想して仕事の休みをとり、名古屋の友人を「ちょっと車出してよ」と強制招集、名古屋からここまですべて目視で辿り着いたという。あの時の熱量は凄かった。桜の開花予想をしたり、雲海の発生予想をしたりするあたり、たまに「あれ?私、気象予報士になれるんじゃね?」と思うことすらあります。
そんな思い出深い場所だったのですよっと。さて、先に進みましょう!
曽爾村、まずは「屏風岩」へ
曽爾村の観光スポットとして『曽爾高原』の次に名前が挙がるとしたら、おそらく『屏風岩』かなと思います。曽爾村の観光協会サイトを見ても、ゴリゴリに推してますもんね、屏風岩。果たしてどんな感じなのかな?

屏風岩~屏風岩~♪

屏風岩、どこから見るんやろな

さあ?知らん
知らないけど突き進む。突き進んだ先でふと横を見てみると。
あった。
これが…曽爾村観光協会もゴリゴリに推している屏風岩か。

なんか普通じゃない?
ちょっと、謹んで!観光協会に消されるわよ!
曽爾村の屏風岩は、国指定天然記念物。ここに書いてある通り、兜岳(かぶとだけ)の南西に屏風のように柱状節理(ちゅうじょうせつり)の巨大な岩壁が連なっています。
『節理』というのは岩石に発達する割れ目で、マグマ等が冷却固結する際や地殻変動の際に生じるそう。規則正しいものが多く、板状節理、柱状節理、放射状節理、方状節理などの種類があるんだって。
『柱状節理』は火山性岩に五角形ないし六角形の柱状の割れ目が生じ、その岩石の柱が集合したもの。有名なものでは、北海道の層雲峡や福井県の東尋坊が柱状節理よ。

なるほど、そう聞くとちょっと興味湧く
パッと見では分からない、じーっとみると確かに柱状の岩が沢山連なっている感じ。なんだか面白いです。パッと見では分からない魅力があるのは、岩も人間も同じ。じっくり観察してみることが大事ね!

あの岩壁に生えてる木、どうなってんやろな

垂直面に生えるって、すごない?

髭だって人間の肌の垂直面(?)に生えてんじゃん

いや、まぁ、そうなんだけど、そうじゃなくて…

頑張って生きてるんだよ、彼らも
「パッと見では分からない魅力があるのは、岩も人間も同じ」とか言っておきながら、面倒なのでざっくり終わらせました。そう、岩も人間も頑張って生きている。それで十分じゃないか。
ちなみに9月末に来たので緑がもりもりっとしている屏風岩ですが、11月中旬から12月上旬くらいには紅葉がとても綺麗らしいので、ぜひそのくらいの時期に行ってみて下さい。あと春は桜が綺麗らしいので、桜の季節に訪れるのも良いですね!
エメラルドグリーンが美しい「済浄坊の滝」
続いて向かう曽爾村自然スポットは「済浄坊の滝」。杉がびっしり生えている山道はさすが奈良!という感じですね。この杉が倒れてきたら泣く。
「済浄坊の滝」は、東海自然歩道沿いにあります。詳細はLINEトラベルjpに寄稿したこちらの記事をお読みください。

私のブログではざっくり適当にいきます。
わしゃわしゃに草木が生い茂った遊歩道をズンズンと進んでいきます。
たまに蜘蛛の巣とか張ってます。虫は嫌いだけど、気合で突破。嫌いだけど。めっちゃ嫌いだけど。本当に大嫌いだk(しつこい)。
済浄坊の滝へ向かう途中に、いくつもの小さな滝があります。この辺りは奈良県の清澄な水「やまとの水」に認定されているだけあって、ものすごく澄んだ綺麗な水が流れています。ついつい、

魚いないかな…
と探してしまうくらい。綺麗な川や海を見ると、大体魚を探します。私の前世は漁師かもしれない。
しばらくすると、済浄坊の滝の落ち口に辿り着きました。
さささ!滝の全景を見ましょう!せーのっ!
こちらが『済浄坊の滝 上の滝』です。

エメラルドグリーン!
済浄坊の滝は“上の滝”と“下の滝”があり、修験者が身を清めたと言われているのは下の滝(多分)となります。上の滝は岩肌を滑らかに水が伝って落ちてくる感じ。優雅です。

エメラルド!グリーン!
それしか言えないくらい、美しいエメラルドグリーン!久々にこんな綺麗な滝壺見たな。

あと気温が5℃高かったら飛び込んでたのになぁ…
この日の気温ではさすがに細胞は動きませんでしたが、夏だったら思いっきり飛び込みたいくらいの涼しげな水。
滝壺部分は深さがあるけど、浅瀬の方なら気軽に水遊びが出来そう。
そしてこちらが『済浄坊の滝 下の滝』。上の滝に比べ、流れが若干荒々しい感じ。この辺りはだいぶマイナスイオンがまき散らされている感があります。マイナスイオンが密。密イオン。

もっと近くで見たいよー
マイナスイオニティクス!
天候などにより水量はだいぶ左右されるようですが、おそらく直近で雨が降っていたのかな?かなり水量は豊富でした。飛沫(しぶき)をあげながらザー!と流れ落ちる滝は、目でも耳でも肌でも、その清々しさを感じることができました。
マイナースポットなので、人混みジャングルに疲れ果てた都会のサラリーマンにおすすめです。
ラストは曽爾高原のススキ!山灯りも
そしてこの日ラストは曽爾村観光の代表格、曽爾高原。
日本300名山の1つの倶留尊山(くろそやま)から亀山(かめやま)を結ぶ西麓に広がるのが曽爾高原。春から夏は緑色の絨毯が敷かれたような爽やかな姿が、秋には黄金色に輝くススキで覆われた姿が見れるとあって、曽爾村では絶対に外せないスポットとなっています。
まだ9月末だったからか、ススキの穂が開ききっておらず、そこまでワッシャー!とはなっていませんでした。でも陽の光を受けてキラキラ輝くススキの穂は、秋らしくて良かった。
では、ちょっくら登ってみますか。

暑い…
高く清々しい秋空なのに何を言っているんだと思われるかもしれませんが、無風かつ直射日光ガンガンな曽爾高原の昼間は秋でも暑い。さらにマスク装着となると、もう苦しくてダメです。
極めつけは、他の人はみんな薄手のシャツ姿なのに、私が着ているのは裏起毛のスウェット。
敗因はこれだ。
だって…曽爾高原、標高高いじゃない…寒いと思ったんだよ…。まさか昼間はこんなに暑いだなんて…。ちなみに今までで一番の服装ミスチョイスは、40℃越えのエチオピアにヒートテック着て行ったことです。我慢大会かな?
上からの景色。うん、まだまだ緑色ですね!ここまで来ると、風も吹いて気持ち良かったです。
ひとしきりボーっと過ごしたところで。

今、山灯りやってるから、

とりあえず今夜の宿にチェックインしてまた来よう
『山灯り』とは、曽爾高原のお亀池周辺にある約200個の灯籠に明かりを灯し、遊歩道を照らすイベント。2020年は9月12日(土)~11月23日(月)まで、時間は日没~21時まで開催の予定です。
と、いう事で宿にチェックインした後、夕方出直してみた。

おおー!穂が、穂が輝いておるー!
昼間の青空に映えるススキも素敵だけど、夕陽を浴びて黄金に輝くススキもまた良い。
陽が山稜に隠れた後のマジックアワーと呼ばれる時間帯のススキは、柔らかいオレンジ色に染まってこれもこれで良い。
曽爾高原を訪れるなら、昼間と夕方(日没前30分くらいから)両方見て欲しい。
山灯りはと言うと、こんな感じで灯篭に明かりが灯ります。ライトアップではなくあくまで灯篭なので、真っ暗になる時間よりもやはり夕暮れくらいが一番綺麗かな。
星を狙うなら夜だけど、そうすると肝心のススキは暗闇に埋もれてしまうので…山灯りを楽しみたい!という方にはやっぱり夕暮れがオススメだと思う。
<つづく>
(この記事は2020年9月の奈良旅ブログです)
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