ドーハのおすすめスポット|イスラム芸術博物館(Museum of Islamic Art)

旅の随筆
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2022.11.29 カタールW杯・中東3ヶ国旅 Day8

前回のあらすじ>

夜のドーハを散策。ハヤブサを売っているファルコン・スークの外観とか、かつての主要産業の真珠採取の記念碑とか、ぶらぶらと見てまいりました。

ふんわり朝焼け

朝です。素敵な景色とともにおはようございます。

普段は朝ごはんも食べずに出社ギリギリまで寝る“睡眠命派”ですが、旅行中はめっちゃ早く起きるし朝ごはんが楽しみでなりません。

旅行中は早起き

この日も朝5時台に起きて、バルコニーで景色を眺めながらお菓子を食べる私。

朝5時台に起きてお菓子を食べる

他にやることなかったのかしら。

とりあえずお菓子ではお腹が満たされないので、朝食(毎度おなじみビュッフェ)を食べながら本日の予定をお伝えしましょう。

SAORIの朝食。鯖の塩焼き美味い

今日は試合観戦予定はないので、丸1日ドーハ市内観光をします。

おっくんの朝食。全体的に茶色

まずは午前中に「イスラム芸術博物館(Museum of Islamic Art)」へ。その後はフラフラと市内を北上して行こうと思います!

MIA Parkを行く

MIA Park

ドーハクルーズターミナルからイスラム芸術博物館へ。こちらのMIA Parkを通って行ってみましょう(ちなみにMIAというのはMuseum of Islamic Artのこと)。

公園ではピクニックや散歩をしたり、アクティビティやイベントを楽しんだり、アートを鑑賞することができます。

見覚えのあるカボチャ

公園内を歩いていると、なにやら見覚えのあるカボチャが。

SAORI
SAORI

あのカボチャ、あれに似てない?

おっくん
おっくん

何にー?

SAORI
SAORI

草間彌生のカボチャ

おっくん
おっくん

ああ、直島にあるやつ!

そうです、草間彌生のカボチャにそっくりです。

SAORI
SAORI

でもさー、ここドーハだよ?

SAORI
SAORI

まさか本物じゃないよね?

SAORIの中で、突如パクり疑惑が浮上。

もし本当にパクりだったとしたら…あえてあの草間さんの独特なカボチャをパクるだなんて、作者は心臓に毛というか剛毛が生えているに違いない。剛毛どころか、しめじとか生えていると思う。

もはや毛ですらない。

ホンモノ…?

調べてみると、どうやら2022年11月20日から2023年3月1日まで草間彌生さんのエキシビション『My Soul Blooms Forever』が開催されていたようです。

つまり、本物のカボチャ。

良かった、本物の草間彌生カボチャだった。

ちなみに私は直島で人生初の草間彌生カボチャ(黄色い方)を見るはずだったのですが、前日に台風で吹っ飛んでいたために土台しか見れなかったのはいい思い出。赤い方は見たけどね!

カボチャが本物だと分かったところで、公園を突っ切ってイスラム芸術博物館に突入です!

イスラム芸術博物館の基本情報(開館時間・入場料)

イスラム芸術博物館
イスラム芸術博物館(Museum of Islamic Art)

2008年にオープン、2022年にリニューアルオープンしたミュージアム。
展示されているのは1400年にわたるイスラム美術。3つの大陸から入手した7世紀から19世紀までの貴金属、コーランの写本、陶器や織物等、イスラム独特の美しい文様や歴史・文化・宗教を知る膨大な数の展示品が並ぶ。
建築家イオ・ミン・ペイがデザインした建物はイスラム建築の影響を受けたもので、幾何学模様を取り入れた独特なデザイン。伝統と革新を融合させた美しい建物となっており、こちらもぜひ注目してみて欲しい。

開館時間

土~木:9:00~19:00
金曜日:13:30~19:00

入場料

大人:QAR 50
学生:QAR 25
16歳以下:無料

ルーヴル美術館の○○を手掛けた建築家がデザインした建物

MIA外観

イスラム芸術博物館の外観は、かなり独特な幾何学的デザイン。1日の様々な時間帯の色合いを強調するために、外壁には石灰岩が使われています。

この建物をデザインしたのは、中国系アメリカ人のイオ・ミン・ペイ(I・M・ペイ)。名前だけ聞いてもピンと来ませんでしたが、彼はルーヴル美術館のガラスのピラミッド『ルーヴル・ピラミッド』を設計した建築家なんです。そう聞くと「おおおおー!」ってなるよね!

ちょうどルーヴル・ピラミッドの前で撮った懐かしい写真があったので載せておくね👇

ルーヴル・ピラミッドの前で(2013年)

そうそう、このピラミッドを設計したのがイオ・ミン・ペイさんです。彼はシャープで幾何学的なデザインの作風から『幾何学の魔術師』という異名を持っているそうよ。

○○の魔術師と聞くと、どうしても金田一少年の事件簿の“放課後の魔術師”を思い浮かべてしまう私。もし私たちに異名を付けるのならば、そうねぇ…。

パリの地下鉄でスマホをすられたおっくんは、差し詰め“紛失の魔術師”という異名がお似合いかと。モンサンミシェルで食べた謎の魚介による突然の発疹を自然治癒した私は、“免疫の魔術師”といったところでしょうか。

魔術師というか、ただのカモと健康な人だ

すみません脱線しました、先に進みます。

5階分吹き抜けのアトリウム

イスラム芸術博物館の本館は5階建て。チケットを購入後、係員のチケットチェックを経てこのアトリウムに進みます。

アトリウムは5階分が吹き抜けになっており、中央には何とも豪華な大階段と大きな金属製のシャンデリアが。そして吹き抜けを囲む回廊で各展示室へアクセスします。

金属製シャンデリアと天窓

アトリウムを見上げると上部に天窓があり、ドーム部分には天窓から入った光によって美しい幾何学模様が浮かび上がります。さすが幾何学の魔術師ですな。

大階段の上より

大階段の対面(写真奥)はカフェ。

ガラス張りのカフェ

カフェが面する建物の北側ファサードは高さ45mのガラス張りになっており、ペルシャ湾の景色を楽しむことができます。

1階部分にはカフェの他にギフトショップが入っており、洗練されたオシャレグッズが販売されてます。カタールのお土産をここで買うのもいいと思うよ!

1400年の歴史を辿るイスラム美術品の数々

各展示室は歴史的・文化的テーマ、時代、地理に従って編成されています。全ての展示品を見るとなると1日楽しめると思います。

私たちは美術品には疎いので、さっくりと見て回りました。館内は写真撮影OKなところが多かったので(ほとんどOK…?)美術品の一部をご紹介します。

Horse Armour / Cavalry armour(トルコ)

こちらのジャラジャラしてるのは、馬&騎兵の鎧です。中世オスマン帝国時代のもので、馬の鎧の方は現存する17例のうちの1つなんだって。戦闘中に最大限の動きを可能にするように設計されているそうです。

The Damascus Room

これはダマスカス・ルーム(オスマン帝国時代のシリア上流階級の家にあった応接室)を再現したもの。ダマスカスはシリアの首都で、何世紀にもわたって主要な貿易ルートが交差する活気溢れる都市でした。

世界中の美術館にダマスカス・ルームはあるけれど、MIAのダマスカス・ルームはオリジナルの天井を再現しているという点が他と違うらしいよ。

Monkey(イラン)

個人的に気に入ったのがこちらの「Monkey」。

SAORI
SAORI

わ!可愛い!青い猿だ!

Monkey(イラン)

中世のイランでは陶器の置物や水差しが作られていました。こちらの猿の置物は12~13世紀にイラン中部、特にカシャーン市で生産された高級陶磁器と一致しているそうです。

帽子を被り、膝に手を当ててちょこんと座り、少し悲し気な表情をしているこの猿。

SAORI
SAORI

あー、いるよね、こういう人

おっくん
おっくん

え、どこに?

SAORI
SAORI

昼間公園

やめてあげてー。それ多分無職。

Monkey(イラン)

ほらもうそれにしか見えない。

でもリモートワークが普及したおかげで家にいながら働いている振りができるようになり、コロナ禍以降は昼間の公園に出没していた“仕事に行く振りをする無職”が減ったそうです。たしかに私が良く行く近所の公園にいるのは、体を鍛えている人か、PC開いて仕事している人か、昼間っから酒飲んで鳩眺めてる人(←オープンな無職)しかいない。

つまりこの猿は、歴史的遺物でありながら近代遺物(仕事に行く振りをして公園で過ごす人)の要素も持ち合わせている、なんとも奥深い美術品なのです。

散々言いましたが、私はこの猿可愛くて好きです。きれいなターコイズブルーの色もいいよね。

Fountain head (The Doha Hind)

あとこれも個人的に好きだった!ドーハハインド。雌鹿。

MIAの代表作です。

Fountain head (The Doha Hind)

正面から見ると口をポーっとあけているのが可愛い。

こちらはFountain headの名の通り、宮殿のプール?とかそういった水場のところにこれが置かれていて、口から水が噴出する、みたいなやつらしい。あれか、マーライオン的なやつかな。

まぁこんな感じで膨大な数の展示品がある訳です。コーランの写本とか見たかったかもしれませんが、なぜか写真には撮っていませんでした。気になる方は実際に行って見てみて下さい!

写真撮影スポットも

なにやら行列が

イスラム芸術博物館は館内だけでなく屋外も楽しめます。

大人気スポットらしい

ご覧ください、色々な国の人が列を成しているこちらのスポット。

額縁みたいになる

ドーハの景色をバックに、イスラム建築のシンボル的アーチが額縁になっていい感じで写真が撮れるスポットとして人気のようです。オシャレ写真を撮りたい方、どうぞこちらのスポットでの撮影もお忘れなく。

私は彌生カボチャ派

私はオシャレ写真よりも、ドーハの彌生カボチャとのショットを優先させてしまいました。

草間彌生さんの「Narcissus Garden」

ついでにこちらの噴水に球がたくさん浮かんでいるのも、期間限定の草間彌生さんエキシビションの作品だったようです。

そんなこんなで芸術やイスラム美術・歴史に興味がある人はもちろん、そういった類のものに疎い人でも楽しめる素敵な博物館でした。

これを買いに来た

最後に白状しますが、当初私たちはイスラム芸術博物館でこの“ライーブくん帽子”を買うことだけが目的でした。そうなの、これW杯期間中どこも売り切れててね。そんな時にサウジアラビアのローカル食堂を教えてくれたおっくんの友達が「ライーブくんの帽子、イスラム芸術博物館に売ってたよ」と教えてくれたんです。情報通!

でもせっかく来たなら展示も見ていこうと。それで見たらすごいボリュームでこれは満足度高いわーとなった訳です。

皆さんもドーハで時間があったらぜひ「イスラム芸術博物館」を訪れてみて下さいね。

<つづく>

(この記事は2022年11月のカタールW杯+α旅ブログです)

コメント

  1. なんにもない紳士 より:

    幾何学模様が美しい
    朝焼けのデッキがとても心地良さそうで特に良かったです
    フージョンがみれたので、今日は良い1日でした

    • saorigraph より:

      最近デッキやバルコニーのある宿泊施設が好きです。
      紳士の1日を良き日にできて光栄です、明日からも頑張って!