2022.11.28 カタールW杯・中東3ヶ国旅 Day7
＜前回のあらすじ＞
ドーハで最も賑わう観光地『スーク・ワキーフ（Souq Waqif）』へ。新しいながらも雰囲気のある、歩きやすいスーク（市場）でした。治安も問題なし。
スーク・ワキーフから海沿いへ向かう
夜のドーハ散策はまだまだ続きます。
スーク・ワキーフから北へ、海沿いへ向かって歩いていきましょう。
※写真をクリックするとグーグルマップにとぶよ☻
アル・クート・フォート（Al Koot Fort）
まず見えてきたのは「アル・クート・フォート（Al Koot Fort）」。別名ドーハ・フォートと呼ばれる要塞です。
ドーハの中心にある古い軍事要塞。アル・クートとは“砦”、そして刑務所を意味する。1880年に警察署として建設され、その後1906年に刑務所として使用された。現在はミュージアムとして使用されている。ミュージアムにはベドウィンの敷物や衣装、伝統的な手工芸品や漁具、現代絵画など幅広く展示されている。
要塞は横を通り過ぎただけで特に見学はしませんでした。先に進みましょう。
Mshiereb National Archive
次に印象的だったのがこちらの建物。
ワールドカップ中はプロジェクションマッピングがされていたこの建物は、国立公文書館。プロジェクションマッピングで良く見えないけれど、カタールの伝統を体現するために外壁にはカリグラフィーが施されています。
こちらも通り過ぎただけでしたが、オシャレな建物でした。
中東のイメージを裏切らない施設
Falcon Souq
さらに海の方へ歩いていくと。
「ファルコン・スーク（Falcon Souq）」なる場所が。こちらでは名前の通り、ファルコン（ハヤブサ）が売られています。ハヤブサが売られているだけでなく、ハヤブサの為の病院も入ってます。
アラビア半島では昔から生きる手段としての鷹狩りが盛んでしたが、今日では鷹狩りは富裕層のシンボル的存在になっているんだそう。
とりあえず、ハヤブサを連れている人を見たらお金をたんまりお持ちになられているやんごとなき民だと思って良さそうです。そんな民が所有しておられるハヤブサにうっかりつつかれて始まる恋とかあるかもしれません（痛そう）。
目指せ、アラビアン玉の輿！
余談ですが、カタール航空ではエコノミークラスの客室にお一人様一羽に限りハヤブサを持ち込めるようです。
▶ 動物を伴う空の旅（カタール航空サイトにとびます）
持ち込めるって言われても、持ってないしな。ハヤブサ。
お国柄って面白いね。
ファルコン・スークの隣には厩舎がありました。
厩舎ですら、いちいちカッコイイ建物だなオイ。
白馬。フガフガ言ってました。
さらに隣のブロックにはラクダがいました。
道路脇に普通にラクダがたくさんいるの、面白いな。アラビア半島感出てて良いね。
海沿いの観光スポットへ
海沿いに到着すると道路は歩行者天国になっていて、たくさんの人が集っていました。
何やら人だかりが。
この人だかりの感じは、大体テーブルサッカーだと相場が決まっています。
実際に何の人だかりだったかは分かりません。
こちらは海沿いにある「I ♡ DOHA」モニュメント。
このモニュメントをバックに腰掛ければ、ほらご覧ください。何の変哲もないただのオッサンも、隣に座った途端に愛を語ってきそうな雰囲気を醸し出します。バックにドーハの夜景を背負っているので、ギラギラ感がすごいですね。
そしてこのモニュメントの近くには、おっくんがカタールに来る前から
俺、ドーハでこれ見たいー！
と強く望んでいたドーハの観光名所があります。それがこちら。
「真珠記念碑」です。
ものすっごく大きいだとか、貝がパカパカ開いたり閉まったりするだとか、真珠が七色に光り輝くだとか、特に目を惹く感じはなく、そこそこの大きさで貝の中から水がジャバーっと流れ出ている記念碑。
・・・ふむ
どうですか？ご希望の真珠記念碑の感想は？
わー真珠だなー！！
知ってるわ。
おっくんは大概、感想が薄っぺらいというか、小学校1年生の絵日記のような感想しか言いません。いや、小学校にも入学していないかもしれない。かく言う私も真珠記念碑を見て
あー生牡蠣食べたいな
という、宝石への憧れよりもナマモノへの飽くなき食欲が湧き上がる人間なので、人のことをとやかくいう事はできません。
そういえば、なんでそんなに真珠記念碑が見たかったの？
え？真珠、カタールの名物なんやろ？
それは大昔の話だよ
かつてカタールはペルシャ湾では有数の真珠の産地で、古代から1930年代くらいまでは真珠採取が主要産業だったそうです。「ダウ船」と呼ばれる船から（ザハさんが設計したスタジアムのモチーフにもなったやつ）真珠採り達が素潜りで真珠を採取していたんだって。
それが1930年代の世界恐慌や、その後の石油発見による石油産業への移行によって真珠産業は衰退。現在ではこうした歴史や文化を伝えていくために、年に一度、真珠採り大会が催されていたりするみたいだよ。
ずーん！！！
でもまぁ、こうして真珠記念碑によってカタールの真珠産業のことを知れたので、記念碑としての役割は果たしていますな（←真珠記念碑に対して偉そう）。
じゃあそろそろ帰りますか
とテクテク歩いていると、突然海の方で花火が打ち上がり、空に文字が！
わー！すごーい！あの文字どうなってんの？
とよくよく見てみると。
WELCOME TO QATARという文字はドローンでした。すごいな！おしゃれ！
ビュッフェ狂、22時のビュッフェへ
クルーズ船に戻ると時刻は22時過ぎ。
ねぇ…ビュッフェ行こうよ
え！？けっこう夜遅いのに今から食べるの？
うん、ディナータイムは終わってるけど、ピッツェリアとグリルがあるから行きたい
ビュッフェ狂、ビュッフェの全ての時間帯を舐めまわすつもりです。
ビュッフェレストランに行くと、暇そうだったピッツェリアのシェフが嬉しそうにこちらを見ていました。待たせたな！（誰？）
焼きたてだからチーズが伸びーる
美味しいー
なんだかんだ、トマトソースとチーズ、みたいなシンプルなピザが好きです。
あとシラスのピザも好き。カタール全然関係ないけれど、個人的に好きなのは表参道の“ピッツェリア カンテラ”のシラスピザ。料理が美味しいだけでなく接客も素敵だし、夏はテラス席で飲むのが最高なので、東京にいらした際はぜひぜひ。おすすめのお店です。
<つづく>
（この記事は2022年11月のカタールW杯＋α旅ブログです）
コメント
パールだけに、シンジュクのお店だと思いました（＾ω＾）ふひー
真珠産業、勉強になりました。
紳士ギャグ炸裂じゃない！飲んでんの！？笑
真珠産業→石油産業の次は何だろうな～観光とかスポーツかなぁ？