もぐもぐ、SAORIだよ
口の中に食べ物がある時は黙って食べろ派、SAORIです。
あとガムをクッチャクッチャ噛んでる奴の口を強力な粘着テープで塞いでやりたくなる派、SAORIです。
狂気じみた女ですよ。
12/27 オーストラリア縦断旅3日目
さて、約700kmの走行を経て無事、南オーストラリア州の州都アデレードに到着しました!
今夜の夕飯どうする?
最近(と言っても2日間)自炊続きだったし、そろそろ外食しよう
我ら、そんなに自炊得意じゃないしね。素材を焼くか、お湯沸かすかくらいしかしないしね。アデレードは素敵な街ですし、せっかくならお洒落レストランでお腹一杯食べて、ゆっくり眠りたい!
お洒落レストラン!オシャレストラン!(言いたかっただけ)
じゃあここにしない?
カンガルーとかエミューのお肉が食べられる、有名店!
エミュー食いたい!賛成!
お肉食べたい!賛成!
ということで向かったのは「Red Ochre Grill(レッドオーカーグリル)」というお店。
ノースアデレードのトレンス川沿いにあるお店です。時刻は20時。夏なのでまだ明るいですが、レストランのラストオーダーは21時なので急ぎましょう。
建物の1Fが「リバーカフェ」、2Fに「レッドオーカーグリル」が入っています。階段をのぼりきるとこんな感じ。手前にバーカウンター、奥にテーブル席があります。予約なしで行ったので、5分くらい待ってから席に案内されました。
店内は床に段差がついていて、どの席に座ってもトレンス川が眺められるように配慮されています。
窓際の席の目の前にはトレンス川が流れています。
これ、20時だからね。明るすぎでしょ、夏のオーストラリア。
ではメニューを見ましょうか。
レッドオーカーグリルの特徴はなんといっても、アボリジニの伝統的な食材を取り入れた料理!例えばお肉だったらカンガルーやエミュー、クロコダイル、バラマンディなど。植物であればオーストラリア固有の木の実やハーブですね。アボリジニが伝統的に摂取してきたオーストラリア固有の動植物を「ブッシュ・タッカー」と言うようです。
最近では「ブッシュ・タッカー」はアウトバック(内陸部)でとれる食物という意味に発展しているそう。
これから行くアウトバック。すんごい過酷な環境だけど、あそこで育った動植物ってなんだか強そう(スーパーフード的な意味で)だし、サバイバル感あっていいよね!
い…いいよね?(サバイバル確認)
わたくしカンガルー!
完全にカンガルー一択です。そりゃ他の肉も気になりますが、まずはオーストラリアの象徴的動物を腹に納めないことには始まりませんからね!
旅先はマイナーを攻めたがりますが、食べ物は王道を攻めたがります。
「あんなに可愛いカンガルーを食べるだなんて!」という方もいるかもしれませんが、肉は肉。食肉に対しては可愛かろうが何だろうが差別しません。みんな、平等に食べます。もぐもぐ。
じゃー俺、エミュー好きやねんからエミュー!
えー、じゃあ俺クロコダイル!
3人違う動物を頼みました。
果たして誰が一番美味しそうな料理にありつけるか…
勝負だ!!!
いや、仲良く食べて?
飯 は ま だ か 。
お腹すいたよー早くカンガルー食べたいよー窓の外の眺めが良いよーお腹空きすぎて語尾が伸び伸びだよー。
まずは飲み物がきたので乾杯!700kmドライブ、おつ!
つづいてパンが出てきました。パンにはナイフが突き刺さっていました。
これは…ワイルドさの演出か。
なんですか?北斗の拳の雑魚キャラのように、このナイフをペロリとかすればいいのですか?
と言いつつ、ペロリなしで普通にカットしました。
なんか森に生えていそうな、ワイルドな味のする葉っぱのサラダ。きっとオーガニック好きな女子は喜んで食べると思う。わたくしは普通にレタスが好き。
スウィートポテトグラタン的なもの。甘めだった!(感想雑)
ではいよいよ、メイン料理の登場です。
エントリーナンバー1番。
T.レックス亡き現代、噛み砕く力は地球一。
『力こそパワー!』が座右の銘。
クロコダイル!
…これ、俺、何頼んだんだっけ?
いや、クロコダイルだよね。あなた、自分でクロコダイル頼んでたよね?
しかし、あのワイルドなクロコダイルの風貌からはかけ離れた、なんだかオシャレな盛り付け。果たしてそのお味は!?
斬新!なんだか白身のお魚みたい!
鶏肉に近い感じやなぁ!
俺、もっと肉っぽいのが良かった!
さっぱり淡泊なお味でした。オシャレなソースと一緒にお食べ下さい。
続きましてエントリーナンバー2番。
ダチョウの次に大きな鳥!近縁種は絶滅し、現生種のみ。
『ナンバーワンにならなくてもいい、もともと特別なオンリーワン』が座右の銘。
エミュー!
なんか、キュウリのキューちゃんみたいなん乗ってるで…
一番燃費の悪い食べ盛りのこめっちですが、エミュー肉のボリュームは少なめ(一番右のやつ)。
緑色のキュウリのキューちゃんもどきに視線が集中してしまいますが、果たしてそのお味は!?
これ、完全にキュウリのキューちゃんやな
本当だ、紛れもなくキュウリのキューちゃんだわ
俺、漬物好きじゃない
誰もエミューについて言及していませんが、エミュー肉はどうやら砂糖(?)で甘く熟成されたフィレ肉のようです。ガッツリ食べるというより、おつまみみたいな感覚。噛めば噛むほど味が出るタイプでした。
最後にエントリーナンバー3番。
もう座右の銘とか考えるのめんどくさい。
カンガルー!
よっしゃあー!見たかこの肉塊を!
完全にカンガルーの勝利だな!
この見た目の重量感といい、肉々しさといい、カンガルー(をオーダーした私)の完全勝利です。
さすが世界最速のジャンパー。クロコダイルやエミューの追随を許しません。
カンガルー肉というと、なんだか筋肉質で硬くてパサパサしてそうなイメージですが、実際食べてみるとこれがもう最高に美味しい。肉は柔らかく、臭みのまったく無い肉は、わたくしが今まで食べた珍肉の中でも一、二を争う美味しさです。
むしろこの世の食肉の中で、ステーキにするならカンガルー肉が一番好きかもしれない。
脂肪分が少ないので、『深夜焼肉の翌朝は胃もたれがツライ』世代にもオススメです。何を隠そう、わたくしですよ。はい。
オーストラリアに行ったらカンガルー肉は絶対に食べてね!
レッドオーカーグリルは、日が暮れてからも素敵。
アデレードの夜景が、トレンス川に反射して綺麗です。意中の女性を仕留めたい落としたい男性は、こちらのレストランで『君の瞳に乾杯』とか言っちゃったりしてください。
というか、君の瞳に乾杯とか言う人いるのかしら?うーむ。
ぜひコメント欄に、今までに言われた最高の口説き文句とか、逆に言われて鳥肌の立った口説き文句とか、男女問わずネタとして書き込んでください。ニヤニヤしながら読ませていただきます。
わたくしはあまり口説かれた記憶がないのだけど、普段縁の無いまぁまぁなイケメンに
初めて会った時からSAORIさんの目玉が忘れられなくて…
彼氏いるんですか?
と言われたことがあります。
目玉…え?目玉?
目玉って何だよ。眼球狙いかよ。この人、幻影旅団かしら?
まさか虹彩の色でまぁまぁなイケメンを撃ち落とす日がくるとは思いませんでした。
ということで、皆さんも面白い口説き文句、教えてね!
あ、すごい脱線したけれど、つまり本日の結論は
カンガルー美味い
以上です。
<つづく>
(この記事は2018年12月~2019年1月のオーストラリア縦断旅ブログです)
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