恐怖の特別展『G20』に行ってきました@橿原市昆虫館

橿原市昆虫館 旅の随筆
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SAORI
SAORI

ごきげんよう

セネガル旅行記の途中ですが。

リアルタイムは一応夏なので、休憩がてら夏らしい話題というか、夏休みっぽい話題をお届けしたいと思います。

 

橿原市昆虫館の特別展『G20』とは?

本日ご紹介するのはコチラの施設。

橿原市昆虫館

奈良県橿原市にある『橿原市昆虫館』です。

実はおっくん(夫)は橿原市の観光大使を務めているのですが、

SAORI
SAORI

橿原市の観光スポットは?

と尋ねると必ず

おっくん
おっくん

橿原神宮、今井町、藤原宮跡、あと昆虫館!

というくらい、なぜか橿原市民から絶大な支持を得ている橿原市昆虫館。え、本当にそんなに魅力的な場所なの?他に何も無いから無理して挙げているんじゃなくて?(←悪口)

 

正直な話、私は昆虫が苦手なので1mmも惹かれません。長野県の田舎育ちなので、小学生くらいまでは祖母に「佃煮にするからイナゴを獲ってきて」と言われれば大量のイナゴを捕獲しましたが(業者か)、でも食べるのは無理でした。カンボジアのオシャレ虫料理屋でも、虫を食べる友人を眺めながら脚の先端をかじったくらいです。本当に無理。

▼カンボジアのオシャレ虫料理屋のレポはこちら▼

『シェムリアップ|虫料理専門店『Bugs Cafe』』
【閲覧注意】本日の記事には虫料理の写真が...

ちなみに私の同級生はイナゴの佃煮が好きで、高校の弁当にもイナゴの佃煮を入れていっていたそうです。弁当開けたらイナゴって、すごいJKだな。

 

さ、そんな感じで虫が苦手な私ですが、今回なぜ橿原市昆虫館を訪れたかというと。

おっくん
おっくん

今、昆虫館で『G20』やってるんだよ!行かない?

SAORI
SAORI

まじか、プーチンいるかな?

皆さんG20って知ってます?
G20とは「Group of Twenty」の略で、主要国首脳会議(G7)に参加する7ヶ国、EU、ロシア、および新興国11ヶ国の計20ヶ国・地域からなるグループ。(日本はG7に入っていますよ!)

G20ではこれらの国や地域が集まって、「金融・世界経済に関する首脳会合」をしているんですけどね。

 

ここ、橿原市の昆虫館で開催されているG20は、

橿原市昆虫館

マジでGなサミットだった。

G20はG20でも、Gokiburi of Twentyだった。うまいこと言いやがって!
説明書きにはこう記してある。

“G20とは主要ゴキ首脳会議(G7)のメンバーに、13の国と地域のゴキを加え、ゴキブリ界のイメージ向上について話し合う集まりである”

いや、無理だろ。

御覧なさいよ、アース製薬株式会社が協力している時点でヤる気満々じゃないですか。ええ、殺す方のヤるですよ。

なに「俺らのイメージアップキャンペーンするってよ!」「テラフォーマーズで俺らの第一印象、最悪だったからな!」「また俺らテーマの実写化あったら、長澤まさみ出てくれねーかなー!キングダム越えてぇ!」とか言って、世界中からノコノコ集まってきてるのよ。これはアース製薬の罠よ。

 

SAORI
SAORI

でも…気になるな…

SAORI
SAORI

期間限定だし、ちょっと見てみる?

という軽い気持ちで、虫が苦手ながらも橿原市昆虫館へ向かいました。

 

大人気の橿原市昆虫館

おっくん
おっくん

まぁ、空いてるでしょ

SAORI
SAORI

そんなに虫見に来る人、いないっしょ

という安易な気持ちで橿原市昆虫館へ向かうと。

橿原市昆虫館

大・人・気!!!

大雨にもかかわらず、この人出!えっと…ここ奈良県だよね?(度重なる暴言)
地下アイドルのライブでもあるのかと思いました。びっくりしたー。

訪れているのはほぼ子連れの家族。そうね、夏休みの子供にとってはパラダイスのような場所よね、昆虫館て。大人2人組で訪れているのは、我々ともう1組くらいでした。

 

新型コロナウイルス感染症拡大防止対策

現在、橿原市昆虫館では新型コロナウイルス感染症拡大防止対策として、

  • 入館前の検温
  • 連絡先等必要事項の記入
  • 体験フロア等の利用制限
  • 2歳以上の方のマスク着用
  • 入館、退館時の手指アルコール消毒

に加えて、「入館の人数制限」と「見学時間の制限」を行っています。

 

具体的には、館内に滞在できる人数は100名程度とし、100名を超えた場合は入館制限をしています。見学は「午前の部(9:30~12:30)」「午後の部(13:30~16:30)」で区切り、お昼の時間帯は消毒・換気をしています。見学時間は最大1時間となっていますので、ご協力よろしくです!

そして週末(土・日・祝)はかなり混雑するため、各部開館15分前から番号札を配布しています。入館受付終了の1時間前に来館しても番号札の配布が終了していることも多いので、できれば平日の来館をおすすめします。

 

我々は番号札のことを知らず13:30頃訪れたら、既に番号札50番台でした。そして実際に入館できたのは15:00頃!(それまでは車の中で待機していました)都合がつくなら、平日に行きたいですね。

 

いざ!G20の会場へ

私は地元に住んでいた頃は本物のGを見たことがなく(標高が高くて寒いので、そんなに生息していなかったと思われる)、高校を卒業し上京した頃に、夜中の千葉駅で動くGを見た時は「キャー!初ジィだー!!!GGGG!!!」と歓声にも近い悲鳴を上げたのを覚えています。

それからGへの嫌悪感は日に日に募り、Gを見かけると殺意というよりは「頼むから出ていってくれ…頼む…」という、ヒステリーな元恋人に対する恐怖と懇願が入り混じったような感情を抱くようになりました。つまり、姿も見たくないし、触れるなんてもってのほかだし、同じ空間に居ることが耐えられない。

そんなGに、自ら会いに行く。とち狂ってます。

 

橿原市昆虫館

こちらが、G20の会場です。この先にGが戯れていると思うだけで、もう鳥肌。ゲロ吐きそう。己の旺盛な好奇心と“期間限定”への弱さを呪いたい。

ちなみに今まで生きてきて『G好きだよ、いいじゃんG』と言っている人は、私は1人しか出会ったことがありません。でもその彼も、私が「今家にGが出たから助けに来て!!!」と助けを要請したところ、『あー…今は無理だわ』と冷たく言い放ったあたり、ただのミーハーだと思っています。

こんなどうでも良い話をして会場入りを躊躇っておりますが。

そろそろ会場入りしないと、世界中から集まってきたG達が痺れを切らして暴れ出すかもしれないので、世界平和のためにG20、参加したいと思います。レッツゴー!

 

会場内には、日本のみならず、世界各国から招集されたG達が展示されていました。もちろん、生きています。怖すぎて直視できません。たまに動くとゾワゾワします。

スマホのフォルダ内にGの写真を収めることすら抵抗があるので、Gの写真は思いっきり引きの画像しか撮っておりません。気になる方は実際に橿原市昆虫館へ行ってみて下さい。

橿原市昆虫館

グアテマラ、マダガスカル、コンゴ、ベネズエラ、コスタリカ、ジンバブエなど、中米やアフリカのG達。地域的に、ほいほい賄賂を要求してきそう(旅行者目線)。もう、近付くのも嫌っ!!!

SAORI
SAORI

…もしここにいるGが脱走したら、退職届出しちゃうな

昆虫館で働いてもいないのに、退職届出す気満々です(ごめんなさい)。

特にこの中だと、マダガスカルのGは大きい上に見た目も…ええ、気持ちが…良くなくて…

SAORI
SAORI

次アフリカ行くなら、マダガスカル!

と決めていた心が折れそうです。やだよーこんなGがバオバブにくっついていたら泣く。あとアルゼンチンのGも、黒くて大きめでしかも集団でひしめき合っており、最高にげんなりしました。

でも海外旅行に行くと少なからず現地Gとは遭遇するもので。それもまた…思い出…。

 

橿原市昆虫館

こちらは比較的コンパクトなG達。見方によってはコオロギとかそんな感じにも見えます。そう考えると、見た目はざっくり似ているのに、Gというだけで嫌悪するのもかわいそうかな…という気持ちが芽生えました。(コオロギとかも私は無理だけどね!)

おそらくここにいるGの中には、Gと言われない限りはGとは思えない(その辺にいる虫程度)種類もいる訳で。

例えば中南米に生息する『グリーンバナナローチ』という種のG。G20会場ではキューバ代表として展示されていました。ちょっとこれ、見た目けっこう綺麗なので写真載せていいですか?見るの嫌な人は思いっきりスクロールして下さい。

はい、載せますよ?

グリーンバナナローチ

グリーンバナナローチは鮮やかなエメラルドグリーンの体をしています。G界の中では唯一無二の美しさを誇り、非常に人気の高いGなのだとか。ペットとしても人気のある種類なんだって。

こうして展示を見ると、一言にGと言っても我々が害虫として扱う種だけでなく、普通に森など自然の中に住んでいたり、私たちが普段嫌うGとは似ても似つかないものもいたり、なんでも一括りにしてしまうのは勿体ないなぁとちょっと思いました。

 

SAORI
SAORI

とはいえ、やっぱりG含めた虫は苦手だけどね

もうそこは仕方ない。でもとりあえず、G20に参加して新しい発見があって良かったです。(シロアリやカマキリもGと近い種ということを初めて知りました)

特別展『G20』は9/13まで。

ご興味のある方はぜひ橿原市昆虫館へ行ってみて下さい。

 

ここは『あつ森』の世界か!な昆虫館

橿原市昆虫館

橿原市昆虫館は特別展以外の展示も、けっこう見応えあります。特に「わぁ!」と思うのが、こちらの温室。

そう、そこはまるでNintendo Switchの『あつまれどうぶつの森』、通称:あつ森の博物館のような世界観!あつ森プレイヤーは絶対テンション上がる場所です!

SAORI
SAORI

うわー!めっちゃあつ森じゃん!

緊急事態宣言下の自宅待機中に、暇つぶしで『あつ森』を始めた我が家。今ではすっかり飽きてしまい、もう3週間近くログインしていません。きっと現地は荒れ放題だと思います。そろそろ新種、採りにログインせねば。

 

橿原市昆虫館

SAORI
SAORI

あ!オオゴマダラ!1,000ベル!

虫が苦手な私でも、あつ森をすることで昆虫の種類を覚え、そして実物を見るとなんだか嬉しい。四捨五入したら四十路になる私でさえ興奮するので、きっと子供たちだったら大はしゃぎだと思います。

ただ、昆虫の名前と共に漏れなくあつ森での売価も出てきます。

他にもバイオリン虫(450ベル・標本)だとか、ハナカマキリ(2,400ベル・生きてる展示)だとか、コーカサスオオカブト(8,000ベル・標本)だとか、あつ森で知って見てみたいなーと思っていた昆虫たちも見られて楽しかったです。

 

橿原市昆虫館

個人的に一番癒されたのは、カメのエリア。カメ可愛い。

こちらはスッポン(3,750ベル・いい加減売価表記やめろ)。展示されているのはニホンスッポンのジョージです。同じ響きなら『ジョージ』じゃなくて『譲二』のが渋くていいんじゃないかしら。

歳を重ねるにつれ、水族館に行けば「あの魚、美味しいよね」とか、スッポン見れば「滋養強壮よね、血も飲んだわ」とか、珍しい昆虫を見れば「これ高く売れるやつでしょ?」とか、邪な感想が入ってきてしまうのが悲しいけれど。

まぁそれもこれまでの様々な経験や得た知識故ということで、良しとしましょう。

 

夏休みは橿原市昆虫館へGO!

橿原市昆虫館は、

  • 虫好きな子供
  • 虫好きな大人
  • あつ森プレイヤー
  • 無駄に好奇心旺盛な人
  • 暇だけど行く場所の無い人

にオススメの場所です。

是非、夏休みにお出掛けしてみて下さい。

 

橿原市昆虫館の情報

【住所】
奈良県橿原市南山町624

【電話】
0744-24-7246

【休館日】
毎週月曜日(祝日の場合は翌日)※夏休み期間中の月曜日は開館 / 年末年始(12月28日~1月2日)

【開館時間】
午前の部 9:30~12:30(入館受付は11:30まで)
午後の部 13:30~16:30(入館受付は15:30まで)

【入場料】

大人 520円
学生 410円
小人 100円
▼団体料金(30名~99名)▼
大人 460円
学生 370円
小人 90円
▼団体料金(100名以上)▼
大人 360円
学生 290円
小人 70円
▼障がい者・介護者▼
大人 260円
学生 200円
小人 50円

 

【地図】

 

【WEBサイト】

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