オーストラリアでドローンを飛ばすには?ルールや便利アプリもご紹介!

旅のお役立ち情報
記事内に広告が含まれています。
スポンサーリンク

日本の20倍もの国土をもち、豊かな自然溢れる国、オーストラリア。有名なグレートバリアリーフや、メルボルン近郊のグレートオーシャンロードといった美しい海岸もあれば、内陸部には褐色の荒野が広がるアウトバック、そして北部には木々が生い茂る熱帯雨林と、多種多様な自然が大陸を彩っています。

 

SAORI
SAORI

ここでドローン飛ばさないで、一体どこで飛ばすんだ!

と、オーストラリア旅のためにドローンを購入したSAORI一味。(仲良く3人で割り勘)

 

勢いよくドローン購入したはいいけれど、実際オーストラリアでドローンを飛ばすには何か資格や免許はいるのでしょうか?飛ばしてはいけない場所はどのように決まっているのでしょうか?そんな疑問にお答え&便利なアプリもご紹介します。

 

まずはドローン動画をちょい見せ

ではオーストラリアでドローンを飛ばすと、どんな素敵動画が撮れるのか。実際に撮ってきた動画から、ひとまず10秒くらい適当に切り取ったものを貼っておきます。
(動画編集ソフトはまだどれにするか悩んでいるので、ひとまずフォトショで簡単に・・・)

屋外での初飛行(むしろドローンを飛ばすの自体、2回目!)という初心者のSAORI。ただひたすらドローンを上昇させただけというシンプルな操作にも関わらず、オシャレな車のCMのような世界観!『行こう、あの地平線を追いかけて・・・』とか適当に渋い声のナレーションを付けちゃえば、もう完璧です。

 

すべて、オーストラリアとドローンのおかげです。

 

そうです。ただ飛行機に乗ってオーストラリアに行き、なんとなくドローンを飛ばせばこんな素敵な景色が撮れるのです。まったく恐ろしい国と装置ですよ、オーストラリアとドローン。非常に相性が良い。

ちなみに3人で割り勘購入したドローンはこちら。コンパクトなので旅行に持って行くにも便利。

DJI Spark Fly More コンボ(アルペンホワイト)

 

オーストラリアのドローン規制の概要

オーストラリアでは2016年にドローンの規制が緩和されたことから、日本と比較するとドローンを飛ばしやすい環境となっています。オーストラリアのドローン規制はCASA(Civil Aviation Safe Authority)によって定められており、「レクレーション目的」「ビジネス・商用目的」かで異なります。

 

【レクレーション目的の場合】

☑ 機体重量の規制はありません
☑ ライセンスの取得は必要ありません
☑ 飛行の事前通知は必要ありません

 

【ビジネス・商用目的の場合】

☑ 航空照会番号(ARN)の取得が必要です
☑ 事前に飛行通知をする必要があります
☑ 機体重量が2kgを超える場合、ライセンス(RePL)取得が必要です
☑ 機体重量が2kgを超える場合、オペレーター証明書(ReOC)取得が必要です

 

レクレーション目的の場合は機体の重量規制もないし、ライセンスの取得とか面倒な申請もないので、旅行者にとっては嬉しい限りですね!(特別な条件、場所によっては許可が必要となる場合があります)

続いてドローン飛行ルールを見ていきましょう。

 

オーストラリアのドローン飛行ルール

オーストラリアでドローンを飛ばす時のルールは次のとおりです。

 

  • ドローンの飛行は天気の良い日中に限り、夜間の飛行はNG
  • 常に視界の範囲内(デバイスを通してではなく、自分の目で確認できる範囲内)での飛行とする
  • 地上から120m(400フィート)より高い位置で飛行してはならない
  • 人から少なくとも30m離して飛行すること
  • 賑わっているビーチや公園、イベント、スポーツのゲームが行われている会場など、大勢の人が密集している場所では飛行してはならない
  • 他の航空機や人々、建物に危険をもたらすような飛行は禁止
  • 他の人のプライバシーを尊重すること。同意なしに動画や写真を撮ることは州法に違反する可能性があります。
  • 一度に1機のドローンのみ飛行可
  • 緊急活動が行われている場所の上空や近くで(事前の承諾なしに)飛行してはならない。自動車事故や警察の活動、火災関連の消防活動、捜索救助などが含まれます。
  • ドローンの機体重量が100g以上の場合、空港やヘリポートなどから半径5.5km以内では飛行してはならない。
    (もし有人航空機の飛行に気付いた場合は、速やかに、かつ安全に離れて着陸すること)

 

これらのルールは動画にもなっています。こっちの方が分かり易いかも。

YouTube
作成した動画を友だち、家族、世界中の人た...

↑動画の中で、以前ブログで紹介したグレートオーシャンロードのオシャレ宿泊施設『THE POLE HOUSE』が映ってます。いいなぁ。

- YouTube
YouTube でお気に入りの動画や音楽...

アニメーションバージョンもあるよ。

 

「もっと詳しく知りたい!」「商用目的の場合はどうなの!?」という方は下記CASAのサイトからご確認ください。

https://www.casa.gov.au/aircraft/landing-page/flying-drones-australia
https://droneflyer.gov.au/

 

オーストラリアでドローンを飛ばす際の必須アプリ

先程のルールの中で「空港やヘリポートから半径5.5km以内は禁止」とありましたが、実際に飛ばす場所が空港からどれくらい離れているかを確認するのは至難の業。

なんてったって、オーストラリアにはものすごく沢山の空港やヘリポートがあるんですもの。「え!こんなところにも空港あんの!?」みたいな場所にもあるので全部は把握しきれません。

 

SAORI
SAORI

じゃあ一体どうしたらいいんだ・・・

 

と途方に暮れることなかれ。

ドローンが飛ばせる場所なのかどうかの判断をする手助けになる、CASAが提供のドローンマップアプリがあるのです。いえい。その名も『Can I Fly There?』

 

わたくしもオーストラリアへ行く前に、日本でダウンロードしていきました。
(ちなみに一番左はオーストラリアのトイレマップ。車旅の時に便利)
(そして一番右はドローンのアプリ。ドローン詳細記事はまた後日)

『Can I Fly There?』はモバイルアプリ(Android / iOS)とデスクトップPC用があります。このアプリがあれば、これから行って飛ばしたい場所が飛行可能かどうか事前に調べることも出来ますし、現在地が飛行可能かどうか調べることも出来ます。

 

アプリのダウンロードはコチラからどうぞ。

 

iPhoneの方はコチラCan I Fly There?

Andoridの方はコチラ:Can I Fly There?

 

デスクトップPCの方はコチラ:Can I Fly There?

 

ただし、実際には飛ばしてはいけない場所でもアプリでは「飛行可能」や「気を付けて飛ばしてね!」と表示されることがあります。例えば、わたくしが実際に訪れて確認した限りでは、ウルル(エアーズロック)やカカドゥ国立公園、グレートオーシャンロード沿いのギブソン階段などは飛行NGの表示が貼られていました。

 

これ、カカドゥ国立公園のビジターセンターの写真ですが、ドローンNGの表示あるでしょ?国立公園や世界遺産では、管轄機関から許可がおりない限りは基本飛行できません。無断で飛行すると、オーストラリアのEPBC法(環境・生物多様性保護法)違反となるようです。

<参考:カカドゥ国立公園 よくある質問

 

このようにアプリではOKとなっていても現地では飛行NGの場所もありますので、現地での規制や表示などを調べることも怠らないようにしましょう。

※アプリの詳しい使い方は後日、別記事にてまとめる予定です。

コメント

  1. ようたけ より:

    オーストラリアにドローンを持ち込むにはどうすれば良いのでしょうか。

    普通に機内手荷物で持って行けましたでしょうか?

    • saorigraph より:

      私の場合はバッテリーのみ機内手荷物で、ドローン本体はバックパックごと預け入れ荷物にしたような記憶があります。
      (ドローン本体は機内手荷物でもOKだと思います)

      私が行ったのが3年前なので、もしかしたら情報更新されているかもしれません。
      djiのサイトにオーストラリアのドローン規制などのtipsが載っているので、こちらも参考にされてはいかがでしょうか?
      https://www.dji.com/jp/flyingtips/au