海外旅行で必要なパスポート。
赤ちゃんや子ども連れで海外に行く場合、仮にそれが生まれてすぐの赤ちゃんだとしても、1人1冊のパスポートが必要となります。
「赤ちゃんのパスポートはいつから申請できるの?」
「申請に必要なものってなに?」
「注意しなければならないことは?」
いろいろ疑問がありますよね。
我が家は生後4ヶ月の時に、赤ちゃんのパスポートを取得しました。
申請方法や料金など、簡単にまとめておきます。
赤ちゃんのパスポートはいつから取得できる?
パスポートは、出生届けを提出して5~7日後から取得できるようになります。
出生届けを提出した5~7日後から戸籍謄本が取り出せるようになるので、その頃からパスポートの申請が可能となります。
パスポートの有効期間は?
パスポートは有効期間が5年のものと10年のものがあります。
乳幼児を含む未成年(18歳以下)の場合は、有効期間が5年のパスポートのみ申請可能です。
赤ちゃんのパスポート申請に必要な書類
では、赤ちゃんのパスポート申請に必要な書類を見ていきましょう。
一般旅券発給申請書(5年用)
未成年者のパスポートは有効期間5年のものの申請となるので、一般旅券発給申請書も5年用のものを用意しましょう。
一般旅券発給申請書はパスポートセンターや区市町村窓口で配布している他、外務省のホームページ「パスポート申請書ダウンロード」で必要事項を入力し、ダウンロード・印刷ができます。窓口へ行き申請書を記入する手間が省けるので、外務省のホームページで入力・ダウンロード・印刷するのがおすすめです。
申請書は機械で読み取るので、折ったり汚したりしないよう注意しましょう。
申請書の表面(1枚目)には「所持人自署」欄があります。顔写真の下の、黒枠の部分です。
赤ちゃん等の未就学児で、本人が自分で署名できない場合は親権者が代筆します。小学生以上は原則本人が署名します。代筆する場合は「本人の名前」と、その下に「代筆者の名前(続柄)代筆」という感じで書きます。
外務 太郎 |
外務 花子(母)代筆 |
また未成年者が申請する場合、裏面(2枚目)の「法定代理人署名」欄に、親権者または後見人の署名が必要となります。この部分も記入漏れがないように注意しましょう。
ちなみに、未成年者のパスポート申請を、親権を持つ親が代理で窓口に来て申請する場合、「委任申出書」欄への記入は不要です。
戸籍謄本
申請日前6ヶ月以内に発行されたものが必要です。
パスポート用の写真
6ヶ月以内に撮影された、縦45mm×横35mm(かつ顔の寸法は頭頂からあごまで32~36mm)の写真を1枚用意しましょう。写真はカラーでも白黒でも可ですが、無帽で正面を向き、本人のみが撮影されたものという条件があります。
特に赤ちゃんで首が座っていない場合、写真を撮るのがものすごく難しいですが、白いシーツの上に寝かせるなどして撮影しましょう。ちなみに我が家は、お宮参りのスタジオ撮影に便乗してパスポート用の写真も撮ってもらいました。
赤ちゃんの本人確認書類
赤ちゃんのマイナンバーカードや母子手帳などが必要です。この辺りは都道府県によって異なるようなので、事前にお住まいの地域のパスポートセンターホームページ等で確認しておきましょう。
※東京都(有楽町)で代理申請した際、赤ちゃんの本人確認書類は不要でした。
親の身分証明書
赤ちゃん等未成年者のパスポート申請を親が窓口に行って代わりに行う場合、親の身分証明書も必要となります。
※その他必要書類が異なる場合があるので、各都道府県のサイトでご確認ください
赤ちゃんのパスポート受領時に必要なもの
続いて、パスポート受領時に必要なものです。
赤ちゃん本人
なんか物みたいな言い方してすみません。パスポートの受領は本人しかできません。それが生まれたての赤ちゃんだとしても、窓口には本人を連れて行かねばなりません。赤ちゃんも一緒に窓口に行きましょう。
旅券引換書
パスポートを申請した際に窓口で渡されます。失くさずに持っていきましょう!
手数料(6,000円)
通常、5年用のパスポートの手数料は11,000円ですが、12歳未満は手数料が6,000円になります!約半分です!1年あたり1,200円、1ヶ月あたり100円。そう考えるとほら、12歳未満でパスポートを取っておくの、なんだかお得な気がしませんか?しないか。
手数料は収入印紙と各都道府県収入証紙を購入して支払います。
パスポート受領時の注意点
最後にパスポート受領時の注意点!場合によっては「せっかく受け取りに行ったのに受け取れなかった~」なんてことになりかねないのでご注意くださいね。
受領できるのは本人のみ!
先程も書きましたが、パスポートを受領できるのは本人のみです。子どものパスポートの受領を親が代理で行うことはできません。受領するときは必ず、パスポート名義人の赤ちゃん(子ども)も一緒に連れていきましょう。
(代理申請の時は、赤ちゃんを連れて行かなくても大丈夫)
発行日から6ヶ月以内に受領する
6ヶ月放置することはないと思いますが、忘れないでね!
手数料の支払いは基本現金のみ
キャッシュレスな世の中ですが、収入印紙や都道府県収入証紙は現金での支払いとなっています。現金握りしめて行きましょう。
パスポートを取得して、楽しい家族旅行を!
こうして無事に受領した、坊の5年用パスポートがこちら。黒い!
中はこんな感じ。いいね。
2020年2月4日以降の申請に対して発給された日本国パスポートは、表紙・裏表紙・人定事項・ICページ等を除き、この富嶽三十六景が見開きでデザインされています。10年用は48ページに24作品、5年用は32ページに16作品が使われているんだって。素敵。
このパスポートを持って、家族で行くぜ、海外旅行!わくわく!
皆さんもパスポートを取得して、家族で楽しい思い出を作ってくださいね。
余談ですが、子ども用のパスポートが5年用しか申請できないのは、見た目の変化が著しいからだと聞きました。坊は生後4ヶ月の時の写真(髪の毛なし)で取得したのですが、最近は入国審査のところで
(毛が生えてる・・・)
えーっと、彼の名前は?
と既に写真では判別できず、毎回名前を聞かれたり何なりしています。見た目の変化が著しいなんてもんじゃないですね、乳幼児。3歳や4歳になっても、髪の毛の生えていない写真のまま(パスポート発給後は写真変更はできない)渡航し続けることになるであろう坊。どうかグレないでください、母より。
コメント
生まれたてでもパスポートの申請って面倒なんですね。
子連れ?あい、いいよー通ってー
で済ませたい私は平和ボケなんでしょう。
しかひ、パスポートって融通きかないんですよね。ローマ字表記をミスったんですが、いまだに変更できません。使わないのでいいのですが、様々なカードと一致せずに苦労してます
パスポートの申請は面倒ですが、出国や入国時は比較的
「子連れ?あい、いいよー通ってー」
に近い待遇を受けられます。みんな子どもに優しい。
てか紳士、そんなの初めて聞いたんだけど。ごめんね笑っちゃった。
超絶大変そう、早く現パスポートの期限切れるといいね!