2022.11.25 カタールW杯・中東3ヶ国旅 Day4
<前回のあらすじ>
砂漠地帯に佇む神秘の木「生命の木(Tree of Life)」を観光。まったく観光地化されていないノーインフォメーションな場所だったけれど、パワー系樹木を堪能できました。
首都マナーマ観光へ
郊外の「生命の木」観光を終え、つづいては首都マナーマ観光。
俺ねーこれ見たい
「バーレーン門」!
「バーレーン門」は首都マナーマにあるスーク(市場)のメインエントランス。バブ・アル・バーレーン(Bab Al Bahrain)と言うのですが、そのまま「バブ・アル・バーレーン」と言っても全く通じませんでした。
ハハ!発音が違うよ!「باب البحرين(←聞き取れない)」だよ!
え?なんですって?バブル…?
違う違う!「باب البحرين」
何でもいいや、とりあえず門のところで降ろして下さい
「バーレーン門(Bab Al Bahrain)」基本情報
バーレーン門(Bab Al Bahrain)は、首都マナーマの中央ビジネス地区の税関広場にある建造物。門の南側にはスークが広がっており、スークへのメインエントランスとなっている。
1949年に建てられたバーレーン門は、かつてはマナーマの海岸線に建っていたが、大規模な埋め立てにより現在の位置(内陸部へ)。1階には観光案内所や工芸品店が入っている。
バーレーン門の南側には活気あるスークが広がり、また古い街並みが残っているので路地を歩く楽しみもあります。ここを起点にスークの街歩きをするといいよ!
「バーレーン門」はこんな感じ
はい!こちらが「バーレーン門」です。
スークへのメインエントランスとか言われると、もう少し歴史ある感じ(モロッコの「ブー・ジュルード門」みたいなの)をイメージしていましたが、新しくてこざっぱりしてる門でした。
そこそこ大きくて立派。
建てられた年が西暦(1949年)とヒジュラ暦(1368年)で書かれています。
ヒジュラ暦の方はインド数字(インドの数字に由来しているのでそう呼ばれるが、アラブ諸国やアラビア語圏で使われている数字)で書かれていました。全然分からない…
アラビア文字は右から左に書かれますが、インド数字は左から右に書かれるそうです。
バーレーン門をスーク側から見たらこんな感じ。
そして突然ですが、門の上に掲げられているバーレーン国旗なんですけどね。バーレーンの国旗とカタールの国旗がとても似ている問題。これ、遠目で見ると両方同じに見えてしまいます。わたし的に。
左がバーレーン国旗。右がカタール国旗。
バーレーン国旗の由来は
赤はイスラム教シーア派系の一派、ハワーリジュ派を表す色で19世紀から用いられていた。その後、近隣の部族国家と区別するために左の方に白い部分を加えた。現在白い歯形は5つあり、イスラム教徒の五行(信仰告白、礼拝、断食、喜捨、巡礼)を表す。
東京都立図書館
カタール国旗の由来は
イスラム教シーア派系の一派、ハワリージュ派を表す赤い色の旗が、強い日差しで変色してえび茶になったといわれている。隣国のバーレーンの国旗とデザインが極めて似ているため、現在はこのえび茶を用いている。白は平和と清浄を表す。2つの色の境界のジグザグ模様は9つあり、独立当初に9つの行政区で構成されていたことを表している。
東京都立図書館
ですって。
個人的に、カタール国旗の色が『強い日差しで変色して』というところが気になる(諸説あるようですが)。
え?いいの?変色で色決めちゃって。
まぁいいか。人の国だし。
スークを散策
バーレーン門をくぐった南側一帯がスーク地区となっています。
お土産屋や服屋、雑貨屋、電器屋など色々なお店がたくさん!あとはゴールド・スークといってキンキラキンの貴金属を売っているところもあります。
これは…なんだろう…オブジェ?けっこう迫力ある。
皆さん、お買い物中。
このお店のオットマン、可愛かったな。
バーレーン門からまっすぐ伸びる道は、スーク地区とは言えそこまでごちゃごちゃした感じはありません。
表札屋さん?
こちらはトルコで良く見るモザイクランプ(トルコランプ)を扱っていました。ドーハにも売ってたし、アラビア半島でもお土産の定番になっているんだろうな!(オスマン帝国の名残り?)
私は初めての海外旅行先がトルコだったのですが、割れ物にも関わらず初海外で爆上がったテンションに任せて購入しました。家の廊下の照明をトルコランプにしてます。家に1つあると可愛いよね、コレ。
小綺麗な通りを抜けると、ごちゃごちゃした路地や古い街並みがあります。
ツバを吐くな的な看板。
お金入れてレバー回すとガムが出てくる懐かしいやつ。道端に無造作に置かれてた。
この辺りは宝飾店がズラリ。ショーウィンドウにはキンキラキンのゴールドアクセサリーがたくさん飾ってあった。どんな時に誰が買うんだろう?
少し雰囲気のある路地。
結局私たちがスークを散策して購入したのは、おっくんが集めているご当地マグネット(冷蔵庫に貼るのが好き)1個だけ。それでも歩くだけでも楽しいよね、スークって。
そしてお昼近くになると、路地から沢山の男性たちがわらわらと出てきました。みんな同じ方向へ歩いていきます。
男性たちが向かった先は近所にあるAbu Bakr Alseddiq Mosqueというモスク。
この日は金曜日。これがムスリムの『金曜礼拝』というやつですね。なるほど。金曜礼拝は成人男性ムスリムには義務であり、特にこの正午の礼拝は必ずモスクへ行かなければならないのだそう。
毎週予定決められてるの、大変だなぁ
特定の宗教を信仰していない私の率直な感想はコレですが。アラビア半島はイスラム教発祥の地ですからね。各地の宗教を知らずしてその土地は理解できませんもんね。以前宗教学の本を買ったのですが途中で読むのをやめてしまったので、また時間を見つけて読もうと思います。
<つづく>
(この記事は2022年11月のカタールW杯+α旅ブログです)
コメント
生命の樹ステージをクリアして街に戻ってきたので安心しました
今まで行った国のアイテムを少しずつ部屋に彩るの、とても良いですね
今夜はここでセーブしたいと思います
ご当地マグネットを貼りたいがために次新しく買う冷蔵庫は日立製にしようと思っているくらい、おっくんはご当地マグネットに情熱を注いでいるよ。
紳士東京くんの?
いま、サウジアラビアに来てるんですけどバーレーンが気になって読みました。面白いので続きが楽しみです。
ありがとうございます。
サウジアラビア、どの街にいらっしゃるのか…羨ましいです!
サウジからバーレーン、ピョイっと行けちゃうのでぜひぜひ!