2022.11.24 カタールW杯・中東3ヶ国旅 Day3
<前回のあらすじ>
まさか勝つとは思ってなかった日本vsドイツ戦を観戦した後、ベルギーvsカナダ戦をハシゴ。スタジアムが密集しているカタールだからこそ出来たハシゴ観戦でした。
さてさて。カタール3日目の今日は、まず宿泊施設の移動から。カタールでの最初の宿泊はチェックインできない悪夢のファンビレッジでしたが、本日からはアパートメントを予約しています。アパートメントチェックイン後、13時からの試合を観戦。そして夜中の便でバーレーンへ向かいます!
結構ハードな日程ですが頑張ろう!
宿移動 – アパートメントへ
ファンビレッジをチェックアウトし、今日から泊まるアパートメントへタクシーで移動(QAR40≒1,440円)。アパートメントは、メトロGreen Lineの「The White Palace」、「Hamad Hospital」、メトロGold Lineの「Al Sadd」駅からそれぞれ徒歩10分程度と、比較的良い立地でした。
レセプションにはスタッフが滞在しており、一通り説明を受けてから鍵を受け取って部屋へ。
まずはリビングダイニング。
めっちゃ広い!
立派なお部屋です。
廊下に出て、写真奥の部屋はキッチン。真ん中はトイレ、手前はトイレ、シャワーブース、洗濯機がある部屋でした。
トイレが2つもあるよ!
どっち使う!?どっち使う!?
どっちでもいいわ。
キッチンはそこそこ立派。ただ調理機器はガスオーブンしかなく、焼いたりするのは面倒だったので、肉を焼いて食べるのは諦め。レンジでチンできるもので凌ぐことにしました。
水回りと反対側には、寝室が2部屋。
シングルベッドが2台ある部屋と、
ダブルベッドが1台の主寝室。
2人しかいないのに…どこでも寝放題じゃないか!
本当はファミリーとかグループで泊まればいいのだろうけどね。ちょっと勿体ないけれど、立地も良いしまぁいいです。
ただ、部屋に入った時から全ての部屋でエアコンがガンガン動いていて、部屋は凍えそうなくらいキンキンに冷えていたので、とりあえず全部消しました。本当、暑い国の冷房感覚はおかしい!
故ザハ・ハディド設計の『アル・ジャノブ・スタジアム』へ
この日は13時からスイスvsカメルーンの試合を観に行きました。
個人的にスイスvsカメルーンの試合自体には然程興味はなく(←おい)。それでも暑い中行った理由は、スイスvsカメルーンの試合会場があの有名な建築家である故ザハ・ハディド設計の『アル・ジャノブ・スタジアム』だったから!
unbuild(=実際には建つことがない)の女王と言われていたザハ氏。彼女の設計した新国立競技場が実現していたらカッコ良かったな~、観光名所にもなっていただろうな~!と思いつつ。勿体ないよな、ザハ案。日本らしさは奈良や京都の寺社仏閣に任せて、東京ではとことん攻めてほしかった。
とは言え、なんだかんだ日本では難しかったんだろうね。
ちなみにunbuildの女王だったザハ氏の、初めて実現したプロジェクトの舞台はなんと日本!今はもう存在しませんが、札幌にあった『ムーンスーンレストラン』の内装デザインが彼女の初めて実現したプロジェクトだったのだそう。
ちょっと脱線しました。
『アル・ジャノブ・スタジアム』へはタクシーで向かったのですが、スタジアム近辺は交通規制が敷かれており、「ごめん、ここまでが限界だ」とタクシーから降ろされた私たち。炎天の下、とぼとぼ歩きます。くそ…暑い…。
ようやく辿り着きました、アル・ジャノブ・スタジアム。
わー!ザハっぽいー!
いやまぁ、ザハさんの設計ですからね。ザハ氏の特徴でもある曲線的なスタイルです。
アル・ジャノブ・スタジアムがあるアル=ワクラはかつて真珠採取で栄えていたことから、その時に操業していた伝統的な帆船『ダウ船』をモチーフに設計されたんだって。ほえ~。
プリーツ加工された屋根は開閉式。帆をイメージしているんだろうなぁ。屋根が閉まった時はこんな感じらしい↓
もっと詳しく知りたいという方は、この辺の記事を読んでみてください(外部サイトへ飛びます)。
では、お昼ごはんのホットドッグでも食べながら試合観戦しましょう。
こちら、カメルーンのサポーターの方々。人数は少ないですが、アフリカっぽいノリノリの応援です。
カメルーンに旅行に行ったら、何があるんだろう?
特に派手な名所がある訳ではなさそうですが、私がアフリカに行く時に参考にしている某アフリカ旅ブログを見ていると『とりあえずマーケットで売ってる肉の串焼きが美味しそう』というだけで行きたいな~と思いました。多分、今私のお腹が究極に空いているからなんだろうけど!
こちらはスイスのサポーター陣。真っ赤ですね。
私がスイスで行きたいところはねー
『Rodelbahn Oeschinensee』です。全長750mの滑り台、めちゃ楽しそうじゃない?景色も良いですし、スイス行く時はここも行きたいなーと思ってます!
じゃ、帰りましょう。え?試合は?ですって?
ごめんあんまり見てなかった。
結果は1-0でスイスが勝ったようです。
ドーハの「食い倒れ」カフェ
帰りはメトロで帰ってきました。Al Sadd駅で電車を降りて出口に向かう途中、ふと通路にあったカフェを見ると。
く…食い倒れ!!!
食い倒れだー!!!
海外で日本語を見ると、なぜかテンション上がりますよね。特に予想していなかった場所だと尚更。
さてこちらの『食い倒れ kui-da-o-re カフェ』のメニューは、抹茶ソフトやきな粉餅、クロッフルといったスイーツや、ミルクティーやフルーツティーといったラインナップ。大阪の食い倒れというよりも、京都や台湾や韓国が混ざった感じです。
…抹茶ソフト食べたい
食べたいの!?抹茶好きだっけ
自ら抹茶味のスイーツを買うことはない(すごく好きな訳ではない)が、カタールで抹茶ソフトを食べるという体験がしたいのだ!
あと、これ飲みたい
フルーツティー好きなんですよ、私。特にパッションフルーツ!
Tiny Crystal Bobaを追加して、お値段QAR20(≒720円)。本当はQAR21なのですが、オーダーした抹茶ソフトが準備出来ず、お店側からキャンセルしていい?と申し出がありました。そしてなぜかティーがQAR20に。
カタールで抹茶ソフトを食べられなかったのは残念だけど、まぁ、いいか。
街中の様子を少しだけ
駅からアパートメントまでの道すがら、少しだけ街中の様子をご紹介しましょう。
ちなみにW杯中、メトロ駅前はこんな感じで金属の柵で順路が決められています。誰もいないのでショートカットしたい気持ちもありますが…。メトロ駅前だけでなく、スタジアム周辺もこんな感じなので、カタール滞在中の歩数はものすごい事になりましたよ。めちゃ歩いた。
そしてこちらのビル。作業中ですが、真ん中のところに男性の肖像画があるでしょ?
あの人、街中でちょいちょい肖像画見るけど誰?芸能人?
調べてみると、カタール国のタミーム首長でした。芸能人?とか言って本当すみません。現在42歳のタミーム首長、世界の君主の中で最年少らしいです。そんなタミーム首長、Instagramもされていますので、ご興味ある方は検索してみてください。
見慣れたチェーン店。あーケンタッキー食べたい。
アパートメントの近くの複合施設にはパブリックビューイングも。レストランで食事している人はもちろん、近所のおじさん達も集まってサッカー見てました。意外と興味あるんだな。
夜ごはんは和食
では今夜のご飯を。
このアパートメントの滞在費は目ん玉飛び出るくらい高い(1ヶ月の給料がほぼ飛ぶんじゃないか位)ので、微々たるものではあるけれど食費を節約しようと今回は日本からレトルト食品を持参しました。
今夜のメニューは、白米、味噌汁、鶏大根と厚揚げの煮物です。シンプルぅ!
一応イスラム圏なので、豚肉ではなく鶏肉のレトルトにしておきました(入国時荷物チェックは無かったけれど)。
現地のご飯も好きだけど、なんだかんだ和食が好き。
10年前に3ヶ月南米へ行った時は、3ヶ月で6kg程増量して帰国したのですが(芋と肉がメインだったから…)、日本に帰ってきて和食ばかり食べていたら自然と元の体重に戻りました。
つまり「和食は素晴らしい」ということで本日のブログは終了です。乱文ですみません。
翌日(というか日付が変わった夜中2時)の便でアブダビに飛んで、その後バーレーン、サウジアラビアへ行く予定なので、この日は夜7時過ぎに就寝。4時間ちょっと睡眠を取って、空港に向かいます!
<つづく>
(この記事は2022年11月のカタールW杯+α旅ブログです)
コメント
ザハ…初めて知りました。
エゲレス人には敵いませんな。
我が街の近頃の気象と対照的で、逆に暖かそうに見えます
ビール飲めないとかよく暴動起きなかったですね
あら、ザハさん、イギリス人だったのね←
マカオとかドバイにザハさん設計のホテルがあるから、紳士も是非行ったら泊まってみて~
アルコールないとキツイ紳士には地獄かもしれません、が、高いお金払えば飲めないこともないよ!笑