2022.11.25 カタールW杯・中東3ヶ国旅 Day4
＜前回のあらすじ＞
バーレーンの首都マナーマから、バーレーン南部の砂漠地帯に佇む「生命の木」を目指す。頑なにナビを使わないイケオジタクシー運転手の遠い昔の記憶により、なんとか「生命の木」に到着しました。
「生命の木（Tree of Life）」の場所と概要
バーレーンの郊外にある観光スポット「生命の木」の情報です。※前回記事の使いまわし
生命の木（Tree of Life）は首都マナーマから約40kmの場所、アラビア砂漠の不毛地帯にポツンと1本だけ佇む大きな木。
周囲に他の木は生えておらず、また水源が不明でありながら樹齢400年以上と力強く生い茂る姿から「生命の木」と呼ばれる。しばしば『エデンの園』の伝説と結び付けられ、この場所にエデンの園があり、神秘的な水源があると主張する人もいる。
アクセス方法
車のみ。
タクシー（Uber）、レンタカー、ツアーにて訪問。
「生命の木（Tree of Life）」に到着
タクシーにはそのまま待機してもらい、木の近くまで行ってみます。ちなみに駐車場代やら入場料やらはかかりません。完全無料スポットです。
と、突然おっくんが、
SAORIさん！大変や！
どうした！？
ここ…ビジターセンターって書いてある…
な、なんだって！？
説明しよう。
ビジターセンターとは“主に国立公園などにおいて、その場所の地形や動植物などの情報を展示・解説し、訪問者に観光情報などを提供する施設”なのだけど。
情報、一切なし！
清々しいまでのノーインフォメーション。訪問者に対して何の情報も渡す気はありません。こんな時代だからこその情報漏洩対策、完璧です。
こ…これから建設するんじゃ…？
と思いましたが、2018年に来ている人も同じ写真を撮っていたので、かれこれ5年以上放置されています。多分、これが「生命の木」のビジターセンターの完成形です。
考えるな、感じろ！ってことだね
なるほど理解。
樹齢は400年以上！水源不明の神秘な木
では生命の木に近付いてみましょう。
わ！けっこう立派な木だね！
外から見るよりも、木の下に行くとその大きさが良く分かります。四方八方に広がった枝は、多くの支柱に支えられていました。
砂漠帯に属し、ほぼ雨が降らない（年間降水日数が10日くらい、年間降水量は70mmくらい！）にも関わらず、こんな荒れた大地で立派に育ち、生き残っている大樹。
水源は不明ですが、『根の深さは50ｍに達する可能性があり地下から水を得ている』『空気中や砂粒から水分を集めている』など様々な説があります。もともとバーレーンは地下水が豊富だったらしく、そう深くない位置に地下水があるとかなんとか。
あとはね、『旧約聖書に出てくる「エデンの園」の場所がバーレーンであり、そのため神秘的な水源がある』という人もいます。
おもしろいよね。
まぁ、良く見れば遠くの方にも木は生えているんだけど。
少なくともこの「生命の木」の周囲には他の木は生えていないので、神秘と言えば神秘なんだろうな。
とりあえず記念撮影
ノーインフォメーションのビジターセンターをご覧いただいてお分かりになったかと思いますが、「生命の木」は全くもって観光地化されておりません。1人警備員さんみたいな方はいましたが、ただ居るだけで話しかけてきたりはせず。
特にすることもないので、とりあえず木と記念撮影。
私が着ているのはお手製バーレーンTシャツです。今回もカタール・バーレーン・サウジアラビアTシャツを作って着ていきましたが、誰も触れてくれませんでした（自分からは恥ずかしいから見せびらかさない）。
今まで私のご当地Tシャツについて触れてくれたのは、オーストラリア・ブルネイ・エスワティニだけです。
あとはなんだか強そうな木なので、なでなでしておきました。
個人的にはパワースポットとか良く分からないけれど、こんな荒野でこれだけ立派に育つのだから、間違いなくこの木はパワー系樹木です。パワースポット巡りが好きな皆さま、どうぞこちらもパワースポットとして巡礼下さい。
木以外なにもないところですが、このアイスクリーム販売の車はけっこうな割合で「生命の木」のところにいるようです。
アイス、食べるかい？
いらない
アイスの気分じゃなかったので…。冷やしきゅうりとか冷やしパインを売ってたら3本くらい食べるのにな。でも暑いし他にお店ないから、きっと需要はあるはず！頑張れ、アイス屋さん！
<つづく>
（この記事は2022年11月のカタールW杯＋α旅ブログです）
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