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坊と飛行機に乗る練習も兼ねて
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とりあえず国内、どっか行こ
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気分転換にもなるだろうし
と言ったのが、坊が産まれる前だったか、それとも坊が産まれた後だったか。もはや記憶が定かではありませんが。
特に行きたいところがあるわけでなく、ただただ坊を連れて飛行機に乗る練習がしたい。
そんな妻が投げた無茶苦茶な球を、これまた無茶苦茶なフォームで打ち返してくるのが我が家の4番・おっくん。過去にも「ねぇ、どっか行こ」という軽い球を「トリニダード・トバゴ(ごろごろしたいから)」「セネガル(寝言)」という場外ホームランで打ち返してきました。
そして実際に行きました。
さあ、今回は何処へ!
![おっくん](https://saorigraph.net/wp-content/uploads/2018/08/おっくん.jpg)
じゃ、石垣島行こ!
あら普通!意外とノーマルな観光地を提示してきました。
わたしが過去に沖縄に行ったのは2~3回。1回は大学の卒業旅行で久米島へ。1回はひとり旅で鹿児島の沖永良部島へ行く時に経由地として那覇へ(そして街中に下着を落とすという珍事発生)。その2回は確実に記憶にあるのですが、もう1回。誰かと夜の国際通りへ行った朧気な記憶があるんですよ。前世の記憶かな?と思うくらいマジで朧気。でも前世ではなく現世なのは確実なので、我こそは!という方は名乗り出てください。…姉かな?
自分の記憶の曖昧さに震撼したところで、石垣島の話に戻しましょう。
そんな感じで沖縄本島および沖縄の離島には疎いので、石垣島の位置をマップで確認。すると
![SAORI](https://saorigraph.net/wp-content/uploads/2018/08/IMG_20180403_214240.jpg)
ほぼ台湾じゃん
そうなんですよ。石垣島ってほぼ台湾みたいな位置なんですよ。距離感狂ってる時のわたしなら「この距離だったら台湾行けば良くない?台湾はもう行ったからマニラで良くない?」とか言い兼ねない。でももうわたしも母親。狂気と正気の割合は8:2くらいだけど、坊のことを想う気持ちが正気を取り戻させてくれるので6:4くらいになる。その4割の正気で石垣島を「遠め」と認識。
事実、石垣島は羽田から出ている直行便で一番フライト時間・距離が長い空港らしい。
![SAORI](https://saorigraph.net/wp-content/uploads/2018/08/IMG_20180403_214240.jpg)
獅子かよ…
獅子は我が子をなんちゃらと言いますが、坊連れフライトの練習で一番長い路線に乗ろうだなんて。練習だっつってるのに。ちなみに石垣空港まで3時間くらいです。
初フライトはJALで!
![石垣島旅行 赤ちゃん連れ](https://saorigraph.net/wp-content/uploads/2024/06/IMG20230616054254.jpg)
なんだかんだ言いつつルンルンで予約やら準備をし、やってきました羽田空港!
今回はJALの特典航空券で飛びました。
![石垣島旅行 赤ちゃん連れ](https://saorigraph.net/wp-content/uploads/2024/06/IMG_20230616_055503.jpg)
幼児連れだと幼児券なるものが出てくるんですね。
国内線の場合、3歳未満が幼児となり、大人の膝の上に座る場合は無償です(大人1名に対し幼児1名までは無償)。国内の場合は3歳になるまでは飛びたい放題です。いえい!
ちなみに勘違いしそうなのが国際線。国際線は座席を使わない2歳未満は幼児運賃(大人運賃の10%)が適応される場合が多いです。無償なのはごく一部のLCCくらいみたい。このあたりはまた坊連れ海外旅行記事あたりで書こうかな。
3ヶ月ベビーのフライト、空港ですべきこと
さてさて、赤ちゃん連れフライトのHow toを見ると、とりあえず機内で快適に過ごす(寝てもらう)ために「空港では疲れるまで遊ばせる」というのが王道。
ただ坊の場合まだ3ヶ月。ようやく拳を突き出す仕草をし始めたくらいなので、疲れ果てるまで遊ぶことはできません。ですので空港ですることはただひとつ。
![石垣島旅行 赤ちゃん連れ](https://saorigraph.net/wp-content/uploads/2024/06/IMG20230616062549.jpg)
おむつ替えです。
機内にもおむつ替えテーブル付きのトイレはありますが、何せ狭くて小さい。そして気流が安定していても全く揺れないわけではありません。これが第2子とかならまだしも、第1子を日々おそるおそるお世話している初心者ペアレンツからすると、狭くて揺れる場所でのおむつ替えだなんて出来れば避けて通りたい案件です。
なので搭乗前(なるべく直前)に空港でおむつ替えしておくのが良し。プラス両親もトイレは済ませておくと良し。
あとは機内で寝てもらうため、搭乗前に寝てしまわないように坊を構い続けていました。生活リズムがある程度整ってお昼寝のリズムも出来てきたら、その時間に合わせた飛行機を予約するのも良いです(リアルタイムで最近は昼寝時間に合わせて新幹線に乗るようにしている)。
いざ搭乗!機内持ち込みグッズ
![石垣島旅行 赤ちゃん連れ](https://saorigraph.net/wp-content/uploads/2024/06/IMG20230616060330.jpg)
おむつ替えを終え搭乗口に戻ると、優先搭乗が始まりました。
赤ちゃん連れの場合、優先搭乗をした方がいいのかどうかはその時の状況にもよりますが、「座席頭上の荷物入れに荷物を入れたい」「機内で色々準備をしたい」「赤ちゃんがもう寝ている」という時は優先搭乗するのが良いです。
「頭上の荷物入れに入れる荷物がない」「すでに赤ちゃんがぐずっている」というケースの場合は急いで優先搭乗しなくて良いかと。飛行機は搭乗してもすぐに出発するわけではないので、停止した機内にいる時間が長くなれば長くなるほど、赤ちゃんや子どもは飽きて機嫌が悪くなっていきます…。
この時は坊連れが初めてだったので機内でゆとりが欲しかったのと、坊用の機内持ち込みグッズだけ手元に残して他の荷物は頭上に収納したかったので優先搭乗しました。
![石垣島旅行 赤ちゃん連れ](https://saorigraph.net/wp-content/uploads/2024/06/IMG20230616063824.jpg)
搭乗するとすぐにCAさんが来て、おむつ替えテーブル付きのトイレの場所を教えてくれたり、何か困ったことがあったら仰ってくださいね、と声掛けにきてくれました。これだけでも「気にかけてもらえている!」と思えてとても安心しました。
赤ちゃんのシートベルトとかどうしたら良いのかわからなかったので、CAさんに
![SAORI](https://saorigraph.net/wp-content/uploads/2018/08/IMG_20180403_214240.jpg)
赤ちゃんは抱っこ紐で大丈夫ですか?
と聞くと、坊は抱っこ紐で抱っこしたまま、わたしがシートベルトをすればOKとのことでした。
※この後行った海外旅行では「抱っこ紐はダメです、必ず赤ちゃん用シートベルトをしてください」という航空会社もあったので、抱っこ紐を使用したい際は念のためご確認ください。
ちなみに機内持ち込みした坊グッズは以下。
- おむつポーチ(おむつ・おしりふき・防臭袋・着替え・おむつ替えシート)
- おしゃぶり(2個)
- UVカットケープ、おくるみ
- 抱っこ紐(着用)
- 液体ミルク
- ガーゼ
- 母子手帳系
この時はまだお気に入りのおもちゃがなく、無力なおもちゃ類は持ち込みせず。坊のグズりや耳抜き対策としては「ミルク」と「おしゃぶり」の2つのみ。
![SAORI](https://saorigraph.net/wp-content/uploads/2018/08/IMG_20180403_214240.jpg)
武器が少なすぎる…
と不安になるSAORI。この密室、しかもクラスJのちょっとお高い座席群の中で坊がグズり始めたら、周囲のクラスJ民に多大なるご迷惑をおかけし、SNSでは「飛行機乗せんなよマジ迷惑」と晒され、その後ネットの特定班にすべてを特定され、「飛行機に赤ちゃんを乗せる迷惑な母親は誰?仕事は?SNSは?」というPV稼ぎのクソブログネタにされるかもしれません。
やめて!最終的にクソブログネタにするのはやめて!
![石垣島旅行 赤ちゃん連れ](https://saorigraph.net/wp-content/uploads/2024/06/IMG_20230616_072211.jpg)
内心取り乱しまくりなわたしを余所に、なんと坊は離陸直前にスヤスヤと寝始めました。
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なんだこれ、奇跡?
この睡眠と耳抜きを確実なものにするために、おしゃぶりを咥えさせて完成。初めてのフライトは最高のスタートを切りました。
赤ちゃん連れの場合、飛行機の座席は
・通路側
・後方席やギャレースペース、トイレの近く
がおすすめです。
理由は通路側の方がおむつ替え等で出入りしやすいのと、後方席やギャレースペースの辺は少し広い空間があるのでグズっても立って抱っこしてあやすスペースがあるからです。あとはJALやANAだと予約画面で幼児連れマークが表示されるので、なんとなく他の幼児連れ客の近くにすると気がラクかもしれません(他の子の泣き声につられて泣いてしまう子だと大変なので臨機応変でよろ)。
※この時は「広い方が良さそう」とクラスJにしましたが、緊張しただけでほぼ意味はありませんでした!笑
JAL機内で貰ったおもちゃ
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スヤスヤと寝ていた坊ですが、離陸後30分ほどで目を覚ましました。
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そろそろミルクの時間かな?
この頃の赤ちゃんは3~4時間毎に授乳をするので、坊もそろそろミルクを飲む時間。機内持ち込みした液体ミルクをゴキュゴキュと飲みます。この飲み姿、無事フライトを終えたベテラン機長のようです。
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機長!まだフライト中です!
余談ですが、機内ではトマトジュースが美味しく感じるっていう話、皆さんご存知ですか?ぜひ試してみてね!たしかに気の抜けたコーラよりは美味しいかもなってわたしも思うよ。機内では5回に1回くらいはトマトジュース飲むようにしてる。
![石垣島旅行 赤ちゃん連れ](https://saorigraph.net/wp-content/uploads/2024/05/IMG20230616080616.jpg)
ちなみにJALではこんな冊子をもらえます。
赤ちゃん連れで安全・快適に過ごすためのアレコレが書いてあります。ネットでも見れるので気になる方はコチラから ▶ ベビーと楽しむ空たびBOOK(PDF)
![石垣島旅行 赤ちゃん連れ](https://saorigraph.net/wp-content/uploads/2024/06/IMG_20230619_112359.jpg)
そしてJALでは子ども向けに機内でおもちゃをプレゼントしています。
3ヶ月の坊でも貰えました!往路ではこのキーホルダー。そのうち坊が自分で持つバッグにつけたら可愛いだろうな。
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復路はエコバッグ。これ、バッグを折り畳んで飛行機の部分に収納できるんです。小さいので子どもにぴったりのサイズ。
フライトログをお願いしてみた
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今回は坊の記念すべき初フライトだったので、搭乗時にCAさんに「この子の初フライトの記念に、フライトログをいただけますか?」と聞いてみました。
すると着陸態勢に入る前くらいかな?この可愛らしい手書きのフライトログ(搭乗証明書)をいただきました。わーい!坊が大きくなったら見せよう。
CAさん、お忙しいところありがとうございました。
(これ以降はCAさんのお手を煩わせるのは申し訳ないので、フライトログブックにわたしが適当に記入している)
石垣空港に到着!
着陸前にはまたスヤスヤと寝始めた坊。普段は昼間あまり寝ない坊がこんなに寝てくれるだなんて、ギャン泣き地獄(最悪の事態)も想定していたわたしとしてはだいぶ助かりました。この月齢はこんな感じなのかな?いや、子にもよるだろうけど。
![SAORI](https://saorigraph.net/wp-content/uploads/2018/08/IMG_20180403_214240.jpg)
さて、おむつ替えに行ってくるね!
そう言って坊とともに石垣空港のベビーケアルームへ。空港は設備が整っているので、おむつ替えは到着時も空港でしておくと楽ちんです。
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おっくんが荷物のピックアップ待ちをしている間、わたしはベビーケアルームで坊の背中漏れうんちと闘っていたことを今でも鮮明に覚えています。離乳食開始前はマジで漏れます。これはもう仕方ない。生きていれば漏れる。漏れることは生きること。旅行では着替えを多めに持って行こうね。
<つづく>
(この記事は2023年6月の石垣島旅ブログです)
コメント
Saoriンゴと同じところなら大丈夫そう、石垣島ええじゃないか!
時機良く知れたことも多くあって、大変助かりました←過去形
簡単そうにみえる段取りは、私にとっては至難の業です。
わからないことを調べて理解するズクがもうないです。疲れます。
面倒くさ、ヤーメタ←今ここです
坊は流石ですね。
しっかり心得てるといった雰囲気が、ずてにひしひしと伝わります
今度、爪の垢もらうついでに、沖永良部島の話でも聞かせてください。
私はそれくらいが身の丈にあってます
沖縄ええじゃないか!
海で泳げるし子どもも楽しめるプールついてるホテルも多いし
ソーキそば食べてオリオンビール飲んでシーサー買って帰ってくれば
それでOKだよ早く航空券とりなよ(圧)
沖永良部島いいよ、原付で島の中走るの気持ちよかった。あとケイビング。
今週末帰ります、紳士はご在宅ですか?