12/27(水) UAE・モロッコ・セネガル旅行4日目
前回はシャウエンの街歩きの様子を書きましたが、今日はもう少し解像度を上げてみましょう。
猫がいっぱい!な街、シャウエン
青の街として知られるシャウエンは、猫が多いことでも有名。(シャウエンに限らず、ですけど)
青い街だけでも興奮するのに、さらに猫も!となると、猫好きの方にはたまらないシチュエーションでしょう。加えてアップダウンの激しい地形。猫好き乙女の心臓がどうなってしまうか、勝手に心配です。
猫が多いのは玄関先ですかね。
私は猫と意思の疎通がうまく出来ないので、可愛い写真が撮れません。この時も完全に「やんのかコラ」みたいな目で私のスマホのレンズを見ていた猫。
シャー!!!
ほらね。もうやる気満々ですよ。やる気の「や」は「殺」ですよ。
この子猫もすごく可愛かったんだけど、完全に不審者を見る目です。
もう猫と視線を合わせて写真を撮るのはやめよう、と思った瞬間でした。
シャウエンは、猫のようにのんびり気ままな旅行を楽しめます。
扉が可愛い!な街、シャウエン
つづいてご紹介するのは、個人的にツボだった「扉」のデザイン。街が青いので玄関扉も青い家が多いのですが、おうちによってデザインが全然違います。素敵な扉を探しながらの散策はとても楽しかったです。
こちらはTHE・シンプルな扉。
その分、鮮やかな青が引き立ちます。
こちらも扉のデザインは先程に似てシンプルですが、鋲が打たれていますね。濃厚な青色の扉は落ち着いた印象。いい色!扉の材質は木でしょうか。
この家は扉そのものは勿論、その周りの装飾が気になって撮りました。このドア額縁みたいな部分の名称。なんて言うのかなー。とりあえずその部分が、タイルで綺麗に装飾されていたので撮影。
続いて、草花モチーフのデザイン扉。
このタイプになると扉の材質が変わり(鉄板でしょうか?)、さらにガラスがはめ込まれます。ガラス部分の格子にも花が付いています。線の細いデザインと明るい色が、鉄板のドアを可愛らしい印象にしているね。
こちらも花デザインの扉。植木鉢バージョンですね。
扉の下から少し見えているタイルが可愛い。階段部分の雑な塗りも、それはそれで良い。
そしてこちらはアーチ型デザインの扉。
アーチと言っても、多くのイスラム建築で使われている馬蹄形アーチや、尖塔アーチといってゴシック建築で多用される頭が尖ったアーチ、頂部がS字型の反転曲線になったオジー・アーチなど、種類が本当にたくさんあるらしい。
(改めて、大学時代に勉強を怠ったことを後悔 ←一応、建築学科卒)
モロッコの建物はアーチが使われているものが沢山あるので、ぜひその辺も注目して旅行してみて下さい。
最後は鋲で五芒星を描いた扉。
モロッコの国旗にも、五芒星が配されてますよね。モロッコ国旗の五芒星は「スレイマンの印章(星)」と呼ばれ、国家の安泰と神の加護を願う印なんだそう。スレイマンはアラビア語で、英語ではソロモンです。
そうでなくとも五芒星は魔除けのシンボルだったりするので(上下逆さにすると悪魔の象徴になるけど)、玄関扉に五芒星はいいのかもね。
玄関扉ではありませんが、窓の扉も絵になります。このアーチの形は、先程ちょっとだけ書いた尖塔アーチですね。そんな視点で見る窓も楽しい。
皆さんはどの扉が好みでしたか?
「ファティマの手」のドアノッカー
最後に扉に関連して。
これ。「ファティマの手」のドアノッカー!
ウルグアイで初めて見た時から可愛いと思ってたんだけど、ここモロッコでも出会えるとはー!いや、むしろこっちの方が本場だと思う。
▼ウルグアイの旅行記(1記事)▼
こちらは青く塗られたファティマの手。ファティマの手のドアノッカーには魔除けの意味があるんですって。ファティマの手のお守りやアクセサリーは手に目が付いたデザインになっているからね、ドアノッカーが一番素敵だと思う。
(ファティマの手の「ファティマ」さんは、イスラム教の最後の預言者ムハンマドの娘の名前です)
あまり人の家をジロジロ見るのは良くないかもですが、ぜひドアノッカーまでチラッと!チラッとチェックしてみて下さい。
<つづく>
(この記事は2017年12月~2018年1月のUAE・モロッコ・セネガル旅ブログです)
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