皆さんは『ずんだスイーツ』って好きですか?
わたしはそんなに好きじゃない
そう、そんなに好きじゃない。私の言う“そんなに好きじゃない”というのは、“嫌いではないので食べられるけれど、自分でお金を払って食べるかと言ったら食べない”というレベルです。つまみの枝豆は好きなんだけどね。ずんだスイーツはねぇ…。果たして「ずんだサイダー」はどんなものなのか。
あ、ちなみに本気で嫌いな食べ物は『肉まん』と『バター(ほうれん草のバターソテーは除く)』です。パクチーもほぼ嫌いです!よろしくぅ!
ずんだサイダーの基本情報
本日ご紹介するのは、ライター仲間からもらった気がする“ずんだサイダー”です。
ずんだ味のドリンクは有名なずんだシェイクを筆頭にずんだオレ、ずんだスムージー、ずんだサイダーなどがあるそうですが、圧倒的にずんだサイダーが異色。では、ずんだサイダーの成分紹介を。
ご当地:宮城県
原材料:果糖ぶどう糖液糖、食塩、枝豆パウダー、炭酸、香料、酸味料、紅花色素、クチナシ色素
内容量:340ml
製造者:トレボン食品株式会社
ずんだサイダーの製造元は、“宮城に息づく懐かしい伝統の味と進化し続ける味をご賞味ください”と願ってやまないトレボン食品株式会社。このトレボン食品さん、変なサイダーばっかり作る静岡県の木村飲料さんと同じ香りがする会社です。東北のトレボン、中部の木村はサイダー界でその名を轟かせるツワモノだということを、皆さん覚えておきましょう。
さて話を元に戻して。ずんだは枝豆やそら豆をすりつぶして作る緑色のペーストのことで、主に南東北地方の郷土料理で使われています。ずんだスイーツは仙台が有名ですが、枝豆の生産量が1位なわけではありません。郷土料理のPRが上手だった、みたいな感じですかね。やるな仙台。
ずんだサイダーのラベルには、ずんだ餅をモチーフにした復興応援キャラクターが。
その名も…
東北ずん子。
東北ずん子は高校2年生の17歳。必殺技は“ずんだアロー”。※arrow=矢
ずんだアローは「矢の先にずんだを塗りつけて餅に矢を放つと、どんな餅でもずんだ餅に変えてしまう」という、餅殺しの恐ろしい技です。伊勢名物の赤福に“ずんだアロー”が効くのかどうかは些か疑問が残りますが、我々の知らないところで餅界隈では激しい戦いが繰り広げられているようです。
▼東北ずんこさんの公式HP▼
ずんだサイダーの評価
甘さ:2.5
酸味:1.0
攻撃力(炭酸の強さ):3.0
スピード(のどごし):2.0
特殊能力(味の個性):4.0
※2人の採点(1~5点)による平均値
※「点数が高いから良い」というものではありません。ご自身がどの項目を重視するかを基準に見てみてください。
ずん子の必殺技“ずんだアロー”のせいでしょうか。とにかくずんだ味がグイグイ主張してくる。飲んだら最後、口の中から食道、胃まで全てをずんだ味で染め上げる圧倒的な支配力。セブンティーンずん子による「忖度のない純粋無垢なずんだ推し」を受け止めるには、私たちは少々歳をとりすぎました。
魅力(美味しさ)、甘さ、酸味、のどごしは全て評価が低め(つまりぶっちゃけ美味しくない)なのに対し、ずんだアロー効果も相まって特殊能力(味の個性)は4.0を叩き出しました。恐るべしJK、東北ずん子。
飲んでみた感想
本日の相棒はSAORIの中学時代の同級生、マキシムです。マキシムはタイ在住なのですが、たまたま日本に帰国したタイミングで私の家に泊まり、「泊まるからにはずんだサイダー飲んでよ」という交換条件を叩きつけられたという訳です。
わ!枝豆の香りがすごい!!!
ほんとだ、そして飲んだ後のずんだ感がすごいね
東北ずん子のずんだアロー、じわじわと肉体と精神を蝕みます。
普通に枝豆食べたいわ
うん、サイダーじゃなくていいね
なんでずんだサイダー作ったんだろうね
軽く殺意
たぶん軽く殺意を抱くのは、久々の帰国で変なサイダーを飲まされたマキシムの方だと思いますが(もちろん私に対しての殺意)。香りから味までとにかく枝豆の主張がすごい。もうそれに尽きます。とりあえず確信したのは「ずんだはサイダーにするべきではない」ということです。
ずんだサイダーを三拍子でまとめると
- ずんだの存在感がすごいサイダー
- 普通に枝豆が食べたい、と枝豆が恋しくなるサイダー
- 東北ずん子のずんだアローで瀕死になるサイダー
製造元へSAORIGRAPHからの一言
軽く殺意とか抱いちゃいましたが、トレボンさんの心意気は大好きです。大好きですが、ずんだサイダーは正直美味しくないです。でもでも、これからも特徴のある変わり種サイダーを作ってくださることを期待しております!よろしくおねがいします!
宮城のおすすめスポット
それではSAORI的宮城県のおすすめスポットを。ご紹介するのは宮城県塩竈市にある「鹽竈神社」です。難しい漢字ですが“しおがま”と読みます。他にこの“鹽”(塩の旧字体)という字を使った地名は、台湾の“鹽水”くらいしか知らないや。
鹽竈神社(しおがまじんじゃ)
宮城県塩竈市にある鹽竈神社。まず「うひゃあ」と思うのが、神社に辿り着くまでの202段の石段。なかなか圧巻の光景です。
一直線に延びる石段が、参拝者の筋肉に容赦なく乳酸を蓄積させます。なるほど、ここをのぼれない者に参拝する権利はない、とな。(神社はそんなこと言ってません)
鹽竈神社の御祭神は別宮に主祭神たる塩土老翁神、左宮に武甕槌神、右宮に経津主神を祀っており、鹽土老翁神は古くより航海・潮の満ち引き・海の成分を司る神、左右宮の御祭神は武運・国土平定の神として信仰されてきました。
やがて人の生死は潮の満ち引きに関係がある→安産守護・延命長寿の信仰が、また別宮の祭神は無事道案内をされ、左右宮の祭神は東北平定を終え凱旋した事から交通安全、必勝・成功(商売や営業の繁昌)等の信仰が盛んとなりました。更に多賀城の鬼門の守護神であった事から厄除け・方除けの信仰も盛んとなり、その結果、現在ではどんな願いもすべて「しおがまさまへ」となっているそうです。
そんな信仰のあらわれでしょうか。鹽竈神社のお守りはズバリ、
「うまくいく御守」
いいですね~このゆるく万能な感じ!心願成就のお守りですが「大丈夫大丈夫!とりあえずお前の人生、うまくいくから!なんでもやってみな!」みたいな感じで程よく肩の力を抜きつつバックアップしてくれます。うまくいく御守の寛大さ、すごい。
こんなご時世なので、参拝できないという方には郵送でのお守り授与も行っているそう。気になる方は下記の鹽竈神社WEBサイトからどうぞ。個人的にけっこう好きなお守りです。
では、今回はここまで!Buen viaje!
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