<前回のあらすじ>
ニュージーランドに「Forgotten World Highway(忘れ去られた世界)」と呼ばれるハイウェイ(国道43号)があることを知り、日帰りドライブに。忘れ去られた世界を走る心地良さたるや!
ファンガモモナまで行けるのか!?
「忘れ去られた世界(国道43号)」の中間地点には「Whangamōmona(ファンガモモナ)」という小さな集落(独立宣言した共和国)があります。今回はロトルアからの日帰りドライブ旅ですが、出来ればファンガモモナまで行ってパスポートにスタンプを押してもらいたい!

そんなファンガモモナまであと48km。
(ちなみにロトルアからここまで200kmくらい走ってきた)

ファンガモモナでスタンプだけもらえればいいから!

観光とかしなくていいから!

スタンプだけぇー!!!
うるさいスタンプ野郎。
実はこの日、おっくんは仕事(オンライン会議)が入っていたので、夕方にはホテルに戻らねばなりませんでした。

なにもアクシデントがなければ、まぁギリ行けるかな
と言うおっくん。これがフラグとみなされたのでしょうか。

アクシデントにぶち当たりました。
おい!いらんフラグ回収しおって!アクシデントというか何と言うか、
道路、封鎖されちゃってます。

オワター!!!!
なぜ道路が封鎖されているのか聞いてみると、どうやらこの先で工事をしていて、あと30~40分くらい待てば封鎖は解かれるらしい。順調に行ってファンガモモナまでギリだったので、ここで30~40分ロスしてファンガモモナまで行くと、おっくんは夕方の会議に間に合いません。

残念だけど、戻りますかね…

いいの?なんかもうひとつ行きたいところ、あるんじゃなかったっけ?
そうなんです。実はファンガモモナの手前に「Moki Tunnel」というトンネルがあって、そこも素敵なんだよねー!という話をしていたのです。

トンネルが見たいです…
かつては中学MVPのイケイケ天才シューターだったのが、ケガで休んでいる間にいけ好かないゴリラみたいな同級生が活躍し皆に期待される様を目の当たりにして、挫折してグレて長髪になって歯が折れて、鉄男とかいうピチピチタンクトップ以下省略の不良たちを連れ体育館に乗り込み、暴力と女々しさをまき散らした、あの三井寿さんが放った名台詞「バスケがしたいです…」。
それほどの重みがあったのかどうかは分かりませんが、わたしの「トンネルが見たいです…」を聞いて、じゃあトンネルまで行こう!と言ってくれたおっくん。ありがとう。そして三井寿のことズタボロ言ったけれど、ミッチー好きですよ。スラムダンク内のシューターは神宗一郎派だけど。
封鎖された道路前で待つこと30分ちょい。ようやく通行止めが解除されました。よし、行くぞ!Moki Tunnelへ!
政府に思い出されちゃってた世界

しばらく走ると国道43号は未舗装区間に。
吹き飛ぶ砂利。巻き上がる砂埃。血沸き肉躍る世界とはここのことか!

前回記事でも書きましたが、国道43号はニュージーランドで唯一の未舗装区間が残っている国道だったんですけどね。
先ほどの道路封鎖の理由(工事)というのが、お察しのとおり、

道路の舗装工事だったんです。
忘れ去られた世界は「あそこの未舗装区間、工事しなきゃな」とニュージーランド政府によって費用が割り当てられ、しっかり工事されていました。

めっちゃ思い出されちゃってるじゃん…
忘れ去られた世界改め、思い出されちゃってた世界。
この点に関しては、個人的には忘れ去ってくれてて良かったんだけどな。なんていうか、国道43号の唯一のアイデンティティみたいなもんでしょ?ちがう?
ちなみにこの舗装工事は2025年2月に完了しているので、リアルタイムは忘れ去られた世界はすべて舗装道路になっているはずです。旅行に於いては「行ける時に行っておけ」と良く言われるけれど。今ある景色がいつまでも見れるとは限らず、今できる体験がいつまでもできるとは限らないので、やっぱり思い立ったが吉日。行ける時に行くのがいいと思います。
「ホビットの穴」が愛称のMoki Tunnel(モキトンネル)

そしてついにこの標識が!

トンネルじゃぁあああ!!!
標識だけでこんなに興奮してくれるなんて、まったくトンネル冥利に尽きますね(どの視点での物言いか不明)。

1935~1936年にかけて作られたモキトンネル。長さは約180m、当初は高さ5mで作られていたそうですが、トラックやトレーラーが通れるように1985年に地面を2m下げたそうです。

なんか歴史があるっぽいね
この看板の立っているところに車が3台ほど停められるスペースがあるので、車から降りてトンネルを見たい人はここに停めるとよろしいかと。

はい、あれがモキトンネルです。ちょっと近付いてみましょう。

ふぁー!かっこいい!

富津のトンネルみたいだな
そうそう、あそこ。燈籠坂大師の切通しトンネルのことです。
(知らない方はググってみてください)

富津との違いはこれですかね。トンネル上部に組まれた木。

これがまた見事なんですわ。美しかっこいいんですわ。

お気づきの方もいるかもですが、トンネルの入り口に「Hobbit’s Hole(ホビットの穴)」と書かれた看板が釘で打ち付けられています。このHobbit’s Holeという愛称は、旅行者が名付けたんですって。
どの情報を見ても『約20年前にwittyな旅行者がHobbit’s Holeと名付けて看板を打ち付けた』って書いてあるんだけど、約20年前っていつから20年前のことなのかしら。もしそれが2000年前半ということであれば、たしかにロード・オブ・ザ・リングの公開時期と重なるので、つまりそういうことでしょうかね。
ちなみにわたしはロード・オブ・ザ・リングの1作目を知人宅で観たのですが、序盤で寝落ちしました。そして寝落ちする前の内容は覚えていないので、つまりロード・オブ・ザ・リングに関しては無知です。ホビットって、誰?面白い?今からでも観た方がいい?

まぁまぁ、ロード・オブ・ザ・リングはおいといて。せっかくのトンネルなので、走り抜けてみましょうかね。モキトンネルは一車線のトンネルなので、対向車にはご注意を!
それでは行きます。

ふぁぁあああああああ

はい、トンネルを抜けて振り向くとこんな感じ。木が生い茂りーの、苔生しーので、これはこれでまた違った雰囲気で良きですな。

ファンガモモナまでは行けなかったけれど、Moki Tunnelというかっこいいトンネルが見れて満足です。
わたしの偏った嗜好にお付き合いいただき、ありがとう、おっくん。ありがとう、坊。

んじゃ、撤収!
ニュージーランドを車で旅行する方は、ぜひ「忘れ去られた世界」を走ってみてくださいませ。わたしの偏屈な旅ブログが好きな人にはオススメの場所です。
プチ交通情報:One Lane Bridgeとはなんぞや

忘れ去られた世界(国道43号)を走っていると、たびたび出てくるのが。

この「ONE LANE BRIDGE」の道路標示。
これは何かというと、その名の通り「一車線の橋」がこの先にあるよーってお知らせ。

Moki Tunnelも同じ感じでしたが、橋の手前までは2車線なので普通に対向できるけど、橋自体は一車線なので優先でない車は橋の手前で停まっていなければなりません。ほとんど対向車がこない場所だけど、橋の手前に優先方向の表示があるので見落とさず注意して渡ってねー!
<つづく>
(この記事は2024年2月のニュージーランド・フィジー旅ブログです)

コメント
小さいのに、異世界へ通じてるような凄みのあるトンネルですね
ファンガモモナ見たかったですが、リベンジに期待します
子連れでの予定通りに事が運ばない時の焦燥感は言いようのないものがあります
せっかちで切り替えの苦手な私は、旅でなくても見習わなければいけないなと自省の気持ちで読みました。
ロードオブザリングわりと面白いですよ。
オーランドブルームがカッコよすぎて次の日から弓矢で出勤したくなるはずです
オーランドブルーム!そっか、彼、ロードオブザリングに出ていたんですね。
紳士は洋画をよくみているイメージがあります。紳士の好きな俳優さんは誰ですか?
わたしはジョー・ブラックをよろしくのブラピで時が止まっています。やばいです。
子連れだと本当に予定通りに行かないですよね。
やれミルクだの、やれオムツだの、この間なんて由布院駅から1時間近く動けませんでした。
お互い、菩薩レベル上げていきましょうね。
ところで一番気になるのは紳士のモンペ化です。今度帰ったらお茶しましょう。