ウルル・カタジュタをレンタカーで自力観光してみた

旅の随筆
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2019/1/1 オーストラリア縦断旅8日目

明けましてウルル登山を遂行した後は。お昼くらいまでを目処にウルル・カタジュタを観光します。特にツアー参加はせずに、自分たちでレンタカー移動・観光しました。

※「効率良く回りたい」「説明があった方が良い」という方にはツアーがオススメです。

 

オルガ岩群(カタジュタ)の「風の谷へ」

オルガ岩群(カタジュタ)とはウルルの西、約50kmのところにある巨岩群。まずは「風の谷」へ向かいます。

 

ウルルの登山口からレンタカーで30分程走ると「風の谷」の駐車場に到着。「風の谷」は駐車場からは1周約7kmのトレイルとなっており、全部歩くと約4時間くらいかかります。

「風の谷」のハイライトは、カリンガナ展望地。なんでも、両側にそびえる巨岩の間を風が吹き抜け、その先に広がる大地とオルガ岩群が点在する様子は、地球上とは思えない景色なんだそうな。

注意点としては、カリンガナ展望地からの光景やオルガ岩群の写真は、公共物(ネット上のホームページ含む)への掲載は禁止となっていること。個人で楽しむにはOKです!

 

じゃ、早速行きますか、風の谷!

SAORI
SAORI

かぜのたにの~ナウ~シカ~

「風の谷」と聞くと「もしかしてナウシカの舞台!?ひゃっほーい!」となりそうですが、たまたま名前が同じだっただけで、決してナウシカ舞台ではありません。ジブリの公式が断言しています。

 

トゥデイの観光スタイルはこんな感じ。夏(12月~2月)のウルルは蝿除けネットがあると快適です。何故かって?そこに蝿がいるからだよ。それ以外のナニモノでもないわ。

▼わたしが購入したのはコチラ▼

色もグリーン、ブラック、ライトグレーとありますが、ライトグレーだと視界が暗くならずに快適でした!観光のお供にはライトグレーがオススメ。更にこの防虫ネットは、首の部分にゴム紐が通っていてキュッと締めることが出来るので、蝿が入ってこなくて良い。

 

駐車場から1kmくらい歩くと、カル展望地へ到着。おお、岩!でかい!(語彙力)

そしてここが、いよいよ風の谷へのトレイル入口となるわけですが、

 

閉鎖されていたよ。

おいいぃぃぃい!!!せっかく来たのにいぃぃぃいい!!!

クローズの理由は、そう。

 

エクストリーム・ヒートのせいです。

元旦も元気に最高気温43℃干からびそう。太陽少しは遠慮しろ。

気温が36℃を超えると、午前11時でトレイルは閉鎖されるのです。なので夏場は午前11時までに散策を終えなければいけません。ミス。完全にミス。そもそも朝ウルル登って、その後風の谷トレッキングって、夏場は時空を越えない限り無理だわ。

夏に風の谷へ行くには、朝早くからトレッキングしましょう。

 

風の谷、未遂。

皆さん、私の代わりに風の谷へ行ってきてください。そしてカリンガナ展望地からの写真を見せて下さい。よろ。

 

駐車場へ引き返します。目的を果たせなかった帰り道の足取りは重いこと重いこと。さらにエクストリームな日差しが、容赦なく敗者に照り付けます。

ちょ、三十路からこれ以上水分を奪わないで。

 

じゃ、次の観光スポットへ移動しましょう!
(この写真、オルガ岩群です)

 

クニヤウォーク(Kuniya Walk)の1年中枯れない泉へ

続いて向かうは、ウルルの南側にあるクニヤウォーク(Kuniya Walk)というウォーキングトレイル。ウルルの南側にある駐車場から、往復約1kmくらいの遊歩道です。

 

クニヤウォークへ来た目的は、ウォーキングトレイルの終点にある1年中枯れない泉、「マギースプリングス(Maggie springs)」を見るため。こんなにも乾燥したウルルで、その泉だけはずっと水があるんだって!不思議!

駐車場からクニヤウォークを歩いて行きますが、暑さで意識飛びそう。

 

少し歩くと、木が生い茂った遊歩道になりました。木陰に入って少しマシになろうとも、気温はエクストリームな40℃超え。暑い。つらい。アイス食べたい。

 

そしてトレイルの終点。1年中枯れない泉、マギースプリングスに到着。

辛うじて、枯れていない。

『絶対に枯れてなるものか…』『先住民の名に懸けて!!!』的な、泉の必死さがひしひしと伝わってくる水分量です。三十路の肌とシンパシー感じちゃうね。

 

うん、言われなくても今の季節は泳げない。

 

マギースプリングスは先住民の呼び名で「ムティジュルの泉」と呼ばれており、先住民の伝説がある泉なんです。どんな伝説かというと。

昔、ウルルには「クニヤ」というニシキヘビ(女)がいました。

ある日クニヤの甥のクカクカが、毒蛇リルの放った毒槍で殺されてしまいます。実際はクカクカが掟を破ったことへの戒めだったのですが、それを知らないクニヤは激怒。

リルとの激しい闘いの末に、クニヤが棒でリルの頭を叩き割って殺したのですが、リルが放った毒に侵され、クカクカをムティジュルの泉へ運ぶとそこでクニヤも息絶えました。

息絶えたクニヤはワナンビと呼ばれる虹色の蛇に姿を変え、ムティジュルの泉に棲み、泉を枯らさずにいると信じられています。

 

棒で頭を叩き割るとか、なかなかハードなバイオレンス伝説でしたが、そんなわけで今日もマギースプリングス(ムティジュルの泉)の水は枯れておりません。ぜひ確かめに行ってみてくださいませ。

 

マラウォーク(Mala Walk)で先住民の壁画を見る

クニヤウォークから車で移動し、次はウルルの登山口から続くマラウォーク(Mala Walk)へ。

 

「Kulpi Nyiinkaku」はTeaching cave、つまりここでアナング族の長老たちが、若者に狩りの仕方や生き方を教えたんだそう。

 

こうして岩に絵を描いて、狩りの仕方などを教えたんだって。自分の描いた絵がこうして何百年、何千年も残るっていいね。

 

「Kulpi Watiku」はThe men’s cave、つまり男たちの洞窟。

SAORI
SAORI

むさ苦しそう

あ、すみません、心の声が駄々洩れた。

 

先住民の男性たちは、ここで焚き火をしてキャンプをしたり、狩りの道具を作ったり、狩りに出かけた仲間を待ったりしていたんだって。

SAORI
SAORI

あーキャンプしたいな

今年の夏もキャンプしないで終わりそうです。せめてアレだな、BBQしよう。(個人的な呟き)

 

ウルルの夏はフローズンファンタ!

こうして朝からウルル登山 → カタジュタ(風の谷未遂) → クニヤウォーク → マラウォーク と観光したところでそろそろタイムアップ。お腹も空いたし気温も上がりすぎて、これ以上の観光は危険。

まぁ何より観光スポット、気温が高すぎて閉鎖されているしね。

エアーズロック・リゾートへ戻り、昨夜宿泊していたエアーズ・ロック・キャンプグランドのフロントにあるフローズンファンタを飲みます。(前日に飲んで気に入った)

 

SAORI
SAORI

うんめー!!!

フローズンファンタ、生き返る…!!!真夏のウルル、日中は下手に動かない方が身のため。お昼ご飯をタウンスクエアで食べ、宿で昼寝しましょう!Z…z…z…

 

<つづく>

 

(この記事は2018年12月~2019年1月のオーストラリア縦断旅ブログです)

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