「空港で売ってるスーツケースって誰が買うんだろう」と思っていたら自分が買った話（成田前泊）

2023.10.21 東ティモール・バリ島旅行 Day0

ようやくはじまりました、2023年の東ティモール・バリ島旅行記。

そして坊の海外デビュー！果たして坊は、この世界を手中に収めることができるのか。目指せ、世界征服世界制覇！

成田空港近くのホテルに前泊

バリ島へのフライトは翌日の11時。都内在住ですが、成田空港へ行くには地味に時間がかかります。

国際線チェックインは余裕を持って行いたい派、特に今回は初めての赤ちゃん連れなので余裕に余裕を重ねて余裕にまみれて余裕に溺れたい私たち、もういっそのこと成田空港近くに前泊することにしました。

前泊の地として選んだのは「ホテル日航成田」。

成田空港まで無料送迎バスに乗って約10分の距離にあります。

老舗ホテルなので設備は若干古い印象を受けますが、清掃が行き届いておりとても快適に過ごすことができます。お風呂は洗い場なし、バスタブのところにシャワーが付いているタイプでした。

ホテルと成田空港間の無料送迎バスは、早朝から深夜まで便数が豊富。

私たちもホテルにチェックインした後、無料送迎バスに乗って成田空港へ行き、食事をすることにしました。

成田空港の「川豊」でうなぎを食べる

ホテル日航成田から無料送迎バスに乗って成田空港に到着。

お目当てはコチラ。

「川豊 成田空港店」

うなぎの街・成田の老舗うなぎ専門店です。

まだ旅は始まっていないのに、既に終わったと思わせるおっくんの発言。これから旅行を楽しもうとしているわたしに対し、若干喧嘩を売ってるように聞こえます。

「死ぬ前に食べたい物は？」と聞いたら被せ気味で「うなぎ」と即答してくるくらい、うなぎが好きなおっくん。どうせ成田に前泊するならうなぎが食べたい、でも成田山表参道へ行くのは面倒、ということで川豊の成田空港店へやってきたのです。

奇跡的なタイミングで坊がスヤスヤしはじめたので、これはチャンス！と川豊に入店。

うなぎ、食べるぜ！坊の寝顔、可愛いぜ！

まずはう巻き。うまうま。

うな重の種類はうなぎ半身を丼に盛り付けた「うな丼（梅）」、うなぎ1尾をまるまる盛り付けた「うな重（竹）」、うなぎ1.5尾を盛り付けた贅沢な「うな重（松）」の3種類。

わたしは「うな重（竹）」にしました。松竹梅の法則に思いっきりはまる、無難な女です。

わたしはつい最近までうなぎが好きではありませんでした。が、40歳手前にしてようやくうなぎの美味しさに気付き始めました。ふふっ…また1段、大人の階段をのぼってしまったわけか。

大きく立派なうなぎ、身はふわっふわです。うなぎに絡む秘伝のタレは、これだけでご飯3杯食べられそう！という美味しさ。タレは明治43年の創業以来、100年以上継ぎ足し続けているんだそうです。すごいねぇ。

おっくんは「うな重（松）」。

うなぎが好きすぎて、うなぎ1.5尾のお重をたのんでいました。みっちりギュウギュウに敷き詰められたうなぎ。お重が狭そう、まるで都内の通勤電車のようです。食べ終わったおっくんは、

例えうな重の階級が大中小表現になったとしても、あなたは大を選択するよ間違いなく。

なーに一番高いうな重を注文したことを、うなぎ屋のせいにしてるんだか。

と、いうことで海外出発前夜に景気づけで美味しいうなぎ、いただきました。ご馳走様！

空港で売っているスーツケースは誰が買うのか

皆さん、空港内でスーツケースやカバンを売っているお店があるの、ご存知ですか？ご存知ですよね？

わたしは今まで「誰が空港でスーツケース、買うんだろ？」「だって家でパッキングしてくるじゃん？」「荷造りの時点で容量足りないってなったら、買い替えるなり買い足すなりするじゃん？」と思っていたんですよ。色々考えた末に、

と結論付けていたんですよ。もしくは空港でスーツケースが破損した場合とかね。前テレビでやってたもんね、空港の凄腕スーツケース修理人の仕事っぷりを。けっこういるんですね、スーツケースが破損したって人。実際そうなんだと思います、旅行を終えてお土産が入らない勢とか、スーツケース破損勢が空港でスーツケースを購入するんだと思います。

ででで。

今まで我が家は夫婦ふたりで、2020年のアフリカ旅までは各々バックパックで旅行していて、2022年のカタールW杯旅行で初めてスーツケースで海外に行ったんですけどね。夫婦ふたりだったらスーツケース1つで十分だったわけですよ。そんなに荷物ないし。

それが今回坊連れとなったことで、スーツケースの半分を坊グッズが占領。大人2人が全体重をかけてようやくスーツケースが閉まるかどうか、みたいな状態に陥りました。まさに一触即発、どこぞの国のスタッフがスーツケースを雑に投げようものなら、スーツケースの留め金が破損してはち切れそう、いや、むしろはち切れてやるぜ！くらいの意気込みを感じる風貌に仕上がりました。スーツケースさん、それ、完全にいらん意気込みです。

そう、重すぎて持ち上がらないんですよ、スーツケースが。はち切れそうなのも問題だけど、運搬にも支障が出ているのは大問題。そこで私たち、スーツケースを売っている店の前で0.3秒考えた。

て感じで、

気が付いたらスーツケース買ってました。

お土産を買いすぎてスーツケースに入らなくなったわけでも、スーツケースが破損したわけでもなく、旅立ち前に空港でスーツケースを買った私たち。

初めて思いました、空港でスーツケースが売ってて良かった、と。

ちなみに買ったスーツケースは特に何の変哲もありません。いろんな便利機能なんぞ付いていません。荷物が入りゃ、なんでもいい。こだわりが無さ過ぎて、スーツケースなどの旅行グッズは誰にもアドバイスできません。

ということで、衝動的に新しいスーツケースを手に入れた旅立ち前夜。果たしてこれが吉と出るのか凶と出るのか（そんなに重要？）、乞うご期待です。

＜つづく＞

（この記事は2023年11月の東ティモール・インドネシア（バリ島）旅ブログです）