12/25(月) UAE・モロッコ・セネガル旅行2日目
まず向かったのは、アブダビ一番の観光名所と言っても過言ではない『シェイク・ザイード・グランド・モスク(Sheikh Zayed Grand Mosque)』。この辺りの地域でイスラム教徒以外に開放されているモスクは数少ないので、ぜひ訪れておきたいスポットです。
とにかく美しいこのモスク、個人的には今まで行ったモスクの中で一番好きです。なんかね、清々しいの!(感想雑)
今日はそんなモスクのご紹介&旅行記です。
シェイク・ザイード・グランド・モスク基本情報
オープン時間
土~木曜日:9時~22時
金曜日:16時半~22時
(最終入場は21時半)
※ラマダン期間中は金曜日以外:9時~14時(最終入場は13時半)
無料ガイドツアー
日~木曜日:10時、11時、17時
金曜日:17時、19時
土曜日:10時、11時、14時、 17時、19時
※1時間の無料ガイドツアー
入場料
無料
シェイク・ザイード・グランド・モスクの行き方
タクシー
最近は「暑いしタクシーで行こうよ、干からびるわ」とか思ってしまう三十路半ばなので、我々はホテルからタクシーで行きました。
参考までに、クラウンプラザヤスアイランド ~ シェイク・ザイード・グランド・モスクのタクシー代は、45ディルハムでした。1ディルハム≒30円として、約20kmほどの距離で1,350円くらいですね。
今はアブダビでもUberが利用できるので、アプリをダウンロードしておけば便利!
バス
もし公共交通機関で行きたい!という場合は、アブダビの中央バスステーション(Abu Dhabi Central Bus Station)から54番バスに乗り、約40分ほどだそう。32番バスとかもモスクの近くへ行くみたいね。
▲ご参考までに▲
シェイク・ザイード・グランド・モスク見学時の服装
モスクはイスラム教徒にとって神聖な場所。それゆえ、観光客もドレスコードをしっかり守る必要があります。
基本的に、男性はノースリーブや短パンNG。女性は髪の毛の露出や肌の露出はNG(腕は手首、足はくるぶしまで隠す)です。
とはいえ、年間を通して暑いのがアブダビ。半袖で訪れる人も多いでしょうし、髪の毛を覆うスカーフ等を持っていない女性も多いかと思います。
そんな時に役立つのが、モスクで無料貸出ししている『アバヤ』と呼ばれる伝統衣装。上の写真に写っている人達が着ている服です。これならフード付きなので、髪の毛までバッチリ覆えます。
わたくしが訪れた2017年の年末は、入場前にこんな仮設テントで男女別に荷物検査と服装チェックが行われていました。(現在はものすごく綺麗なエントランスになっています!)
さて、例に漏れず、髪の毛を覆うスカーフなど持ち合わせていなかったわたくし。服装チェックでNGが出たので、アバヤのレンタルスペースへ促されます。

アバヤ着てみたかったんだよねー♪
アバヤを着ると、一気にアラビアンな感じになるもんね。
レンタルスペースでは係のお姉さんが、ひとりひとりに合ったサイズのアバヤを手渡ししていました。わたくしもワクワクしながらアバヤの受け取りを待ちます。
そしてついにわたくしの番が来ました。
係のお姉さんはわたくしの姿を一瞥すると、突然、
着ていたパーカーのフード(というかほぼ首根っこ)を鷲掴み。
ガシッ!バサッ!
そしてこうなった。
え、ちょっと、雑じゃない?扱い、雑じゃない?
いやまぁたしかに毛も隠れるし、たまたま履いていたのがガウチョパンツだったから全体的に問題はないけれど。仮にも33歳(当時)の大人のレディですよ?まさか首根っこ掴まれるとは思わなかった。

…えっと、これフィニッシュですか?
との問い掛けに、力強く頷く係のお姉さん。ああ、これもうアバヤ貸す気ゼロだわ。

お待たせ~

なんやその格好!あの服借りなかったん?

うん、正確には貸してもらえなかった
さようなら、わたくしのアラビアンドリーム。
絢爛華麗なモスク内部へ
それでは、気を取り直してモスク内部へ入りましょう。
メインエントランスを入ると、このようにモスクが正面にバーン!と見えます。
ご覧ください、この絢爛華麗なモスクの姿を!
白いモスクがまぁ青空に映えること。
モスクの建設には12年以上の歳月を費やし、世界中から集まった3,000人以上の職人が携わりました。総工費用はなんと約550億円。それでいて入場料は無料。もう行かない理由がない。
シェイク・ザイード・グランド・モスクは4万人もの参拝者を収容できる、世界最大級のモスク。もともとはUAE建国の父、シェイク・ザイードの命で建設を始めましたが、彼が生きているうちに完成することはありませんでした。このモスクで一番最初に行われた式典は、ここに埋葬されたシェイク・ザイードの葬儀だったそうよ。
で、この中庭は全て大理石張り。床にはユリやアイビス、チューリップなどの中東原産の花々のモザイク画が描かれています。もちろん、このモザイク画の部分も大理石。世界中から色合いの異なる天然大理石を30種、集めたんだって。すごすぎて意味わかんない。
ちなみにモスクで写真撮影をする時は、ピースサインをしたりはしゃいだりはNGです。我々、毎度おなじみフュージョンのポーズで撮ろうとしたら、ダメだよ~と警備員さんに注意されました。
あと男女でいちゃつくのもNGなので、付き合いたてのカップルには少々窮屈な観光スポットとなるかもしれません。へへへ。
中庭を囲む回廊も、これまた美しいんですよ。
回廊は1,096本の柱で支えているのですが、もちろん柱も全て大理石。その柱1本1本には、ラピスラズリやアメジストなどで花模様があしらわれているのです。柱すらも!宝石まみれ!
回廊の周りは青いタイルが敷かれたプールが。清々しいったらありゃしません。
夕方~夜はこのプールにライトアップされた回廊が映り込んで、なんとも幻想的な光景が見られるんだそう。わたくし達は昼間しか行っていないので、画像ググって下さい。
シェイク・ザイード・グランド・モスクの見所のひとつが、モスクのシャンデリア。
礼拝堂本堂にあるシャンデリアは、直径10m、高さ15m、重さ9トン以上!24金メッキが施され、スワロフスキークリスタルが輝くシャンデリアが…
いっぱいあるー!!!
写真に写っている人間のサイズと比較してもらえれば、この空間がいかに広く、そしてシャンデリアが大きいかが分かるかと。
そしてこの礼拝堂に敷き詰められている絨毯。これもまたすごいんですよ。
5,625㎡に渡る手縫いの絨毯は、重さ約35トン。世界最大の絨毯です。そりゃそうです。テニスコート21面分くらいあります。テニス、やりたい放題の広さです。(良く分からない)
しかも素足で歩くと、この絨毯の気持ちの良いこと!なんというか、

とりあえず庶民の家には絶対にない踏み心地
の絨毯です。足裏、大絶賛です。
シェイク・ザイード・グランド・モスクの回廊や中庭には花柄の装飾が施されていましたが、礼拝堂内部もこんな感じで全体的に可愛らしい装飾が。
これ可愛かったな。白とゴールドとブルーの組み合わせが、個人的に好きだなぁと思いました。

ここは絶対に来るべきだな(無料だし)
もしも、まだ乗継などでアブダビに滞在する機会があったら、次は夕暮れ時に訪れたいです。昼間も夕方も夜も、どの時間帯も楽しめるシェイク・ザイード・グランド・モスク。最高!
水分補給も忘れずに
モスク内は飲食禁止。それでも昼間は結構暑いので、見学のあとはしっかり水分補給を!このカフェでコーヒー飲んだけど、1杯750円くらいだった。
Google Earthでリモート世界旅行
シェイク・ザイード・グランド・モスクは、Google EarthのVoyagerで3Dガイドツアーが楽しめます。見てみたけど、モスクを訪れた時に感じた美しさが画面の中に広がっていました!解説もついているのでおすすめだよ。
わたくしは暇な時はGoogle Earthやストリートビューで地球をぐるぐるしています。なかなか旅行にいけない&おうち時間が増えた今、こうした形で旅行気分を楽しむのもいいよね!
シェイク・ザイード・グランド・モスクの場所
(Sheikh Zayed Grand Mosque)
<つづく>
(この記事は2017年12月~2018年1月のUAE・モロッコ・セネガル旅ブログです)
コメント