最近、私の周りの旅行好きの間では「Go To Travel キャンペーン」の話題で盛り上がっています。
このキャンペーンが始まることで、新型コロナウイルスによって需要が落ち込んだ旅行業を応援するとともに、われわれ旅行者もいつもよりお得に旅行できるようになると言われています。
では一体「Go To Travel キャンペーン」とはどんなキャンペーンなのでしょうか?現時点で発表されている内容をまとめました。
▼7/10追記▼
Go To Travel キャンペーンは、今月7月22日スタートが決定しました!
詳細情報は随時追加していきます。
Go To キャンペーンの目的・概要
政府は新型コロナウイルス感染症の収束後、国内の人の流れやにぎわいを創り出し、地域を再活性化するために「Go To キャンペーン」事業の実施を決めました。
事業内容としては
- Go To Travel キャンペーン
- Go To Eat キャンペーン
- Go To Event キャンペーン
- Go To 商店街 キャンペーン
の4つです。
Go To Travel キャンペーンの内容は?
国内旅行の需要喚起事業を担う「Go To Travel キャンペーン」。ざっくり簡単に内容を説明すると、キャンペーン期間中に購入した旅行・宿泊商品に対し、旅行費用の補助が受けられるというものです。
補助の内容
Go To トラベルキャンペーン期間中に、旅行会社が販売する旅行商品(ツアーや宿泊プラン等)や、宿泊施設が直接販売する宿泊プランを購入すると、その旅行商品代金に対して最大50%相当の補助が適用されます。
また泊数や利用回数の制限はありません。連泊もOKですし、キャンペーン中何度でも利用できます。
補助金額の上限と内訳
補助金額の上限は、
- 宿泊を伴う旅行の場合:1泊1人あたり最大2万円
- 日帰りツアーの場合:1人あたり最大1万円
となっています。宿泊を伴う旅行の場合、1泊1人2万円なら補助金額は1万円、1泊1人4万円なら補助金額は2万円、1泊1人5万円でも補助金額は2万円ということです。高ければ高いほどお得、という訳ではないのですね。
そして補助金額の内訳は「旅行代金の割引」+「地域共通クーポン」となります。具体的には「旅行代金の割引」が70%、「旅行先の地域で使えるクーポン」が30%として付与される予定です。
例えば1泊1人4万円の旅行ならば、補助金額2万円のうち旅行代金の割引は1万4千円。残りの6千円分は地域クーポンとして付与されるので、お土産の購入や現地での食事などで利用することになります。お土産を沢山買ったり、美味しいご飯を食べて下さい。
▼7/10追記▼
地域共通クーポン付きの本格実施日は、令和2年9月1日以降、別途お知らせする日となっています。
(観光庁資料より)
対象となるもの
- 旅行代理店や予約サイト等で申し込んだツアー、宿泊施設の予約
- 宿泊施設への直接宿泊予約
個人や小グループの旅行以外にも、旅行代理店や予約サイト等経由で申し込んだ修学旅行や職場旅行などの団体旅行も、キャンペーンの対象となります。
対象とならないもの
- 個人で手配した交通(高速道路代やバス、飛行機、鉄道、船など)
- Go To Travel キャンペーン開始前に購入した旅行商品
交通費も補助対象としたい場合は、旅行代理店のパッケージツアー(交通機関がセットになったもの)を予約しましょう。
ただ、JR東日本が7月下旬から新幹線半額キャンペーン(詳細はJR東日本のサイトを確認下さい)をする等、交通機関も独自のキャンペーンを打ち出しているので、こうした独自キャンペーンをうまく利用すれば従来より交通費を抑えられる可能性があります。
Go To Travel キャンペーン開始前に予約した7月22日以降の旅行に関しては、旅行後に申請をすることで旅行代金の割引分が還付されます。
Go To Travel キャンペーンを利用した場合の旅行代金例
では実際にGo To トラベルキャンペーンを利用した場合、いくら支払えば旅行できるのでしょうか?簡単にシミュレーションしてみました!
1泊2日で2万円の旅行の場合
1泊2日で2万円の旅行の場合、旅行代金の50%に相当する1万円が補助金額となります。そのうち70%にあたる7千円が旅行代金から割り引かれ、30%にあたる3千円は旅行先の地域で使えるクーポンで付与されます。
結果、実際に支払う代金は1万3千円となります。
1泊2日で4万円の旅行の場合
1泊2日で4万円の旅行の場合、旅行代金の50%に相当する2万円が補助金額となります。そのうち70%にあたる1万4千円が旅行代金から割り引かれ、30%にあたる6千円は旅行先の地域で使えるクーポンで付与されます。
結果、実際に支払う代金は2万6千円となります。
1泊2日で5万円の旅行の場合
1泊2日で5万円の旅行の場合、旅行代金の50%に相当する2万5千円が補助金額…とはなりません。補助の上限が2万円なので、補助金額は2万円となります。そのうち70%にあたる1万4千円が旅行代金から割り引かれ、30%にあたる6千円は旅行先の地域で使えるクーポンで付与されます。
結果、実際に支払う代金は3万6千円となります。
Go To Travel キャンペーンはいつからいつまで?
6月17日の観光庁の会見で「8月の早い段階での事業開始を目指したい」と述べています。
キャンペーンの対象期間は2021年3月中旬までとされていますが、予算消化スピードによってはもっと早めにキャンペーンが終了する可能性もあります。
▼7/10追記▼
Go To Travel キャンペーンは、今月7月22日スタートが決定しました!
旅行割引販売はいつから?既に予約している旅行は割引対象?
▼7/10追記▼
Go To トラベル事業の開始は、令和2年7月22日(水)からとの発表が、7/10にありました。
7月27日(月)以降、準備が整った事業者(旅行業者・予約サイト・宿の直販システム等)が割引価格での旅行販売を開始するようです。
ここで気になるのが『既に予約済みの7月22日以降の旅行が割引対象になるのかどうか』ということ。実際に私も7/26にちょっといいホテルを予約済みなのですが、これは割引対象になるのでしょうか?
答えはYES!わーい!
7月22日以降の旅行を既に予約している場合、旅行後に申請をすれば割引分が還付されます。ただしこの場合、還付されるのはあくまで旅行代金の割引分(旅行代金の50%相当分※×7割)なので悪しからず。(※上限2万円)
2万円の旅行であれば、旅行代金の50%(1万円)の7割=7千円の還付。5万円の旅行であれば、補助の上限2万円の7割=1万4千円の還付、という計算です。
地域共通クーポンの本格実施日は令和2年9月1日以降に発表となりますので、しばしお待ちを。
旅行後に割引分還付を申請する流れは?
旅行後に割引分の還付を申請する流れの詳細は調整中であり、事務局立ち上げ後に改めてアナウンスする予定ですが、現在予定されている流れは下記の通りです。
(1) 旅行者から事務局へ以下の書類を郵送またはオンラインで提出
(例:宿泊の場合)
- 申請書
- 領収書(原本)
- 宿泊証明書(宿泊時に宿泊施設から入手)
- 個人情報同意書
(2) 事務局で書類確認後、旅行者へ還付
- 口座振込
- クレジットカード振込
など。
また詳細情報が入りましたら更新します。
Go To Travel キャンペーンを扱う旅行会社はどこ?
Go To トラベルを販売する主な事業者をご紹介します。詳細は各事業者のウェブサイトにてご確認ください。
旅行会社
予約サイト
Go To トラベル事業ではかなり幅広い旅行会社や予約サイト、宿泊施設が参加することになります。ここに記載したのはほんの一部。いつも使っている予約サイトがGo To トラベルキャンペーン対象商品を扱っているか等は、各自ご確認下さい!
Go To Travel キャンペーンで日本の魅力を再発見!
外出自粛を経て、あらためてどこかへ出掛けられる楽しさや喜びを実感した方も多いと思います。自由に旅行できるようになるのは、まずは自分の住む周辺地域や国内からになるでしょう。
ここ数年、国内よりも海外に全力を出していました私ですが、せっかくなのでこの機会に再度日本に目を向けてみようと思います。
まだまだコロナウイルス収束とは言えない状況なので、場合によっては旅行を中止する決断も必要となってくるでしょうが…各自が思いやりをもった行動を心掛けましょう!
宿泊施設や観光施設も感染症予防のさまざまな対策をしているので、応援する気持ちも込めて!キャンペーンが始まったらぜひキャンペーンを活用して、日本各地を訪れてみて下さい。
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※2020年7月3日執筆時の情報です。内容は変更になる可能性があります。随時情報は更新していきたい…と思っているのですが、仕事で疲れて爆睡してしまう日も多々あります。もし情報古いよ!とかありましたらご連絡下さい。
※2020年7月10日にキャンペーン開始日など追記しました。
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