2023.10.23 東ティモール・バリ島旅行 Day2
<前回のあらすじ>
あまりの疲労困憊具合から「これは旅行じゃない、育児だ」と思い詰めたSAORI。果たして睡眠をとることで回復、旅行を楽しむことはできるのか!?
一夜明けて回復。東ティモールへ飛ぶよ!
昨夜は「今すぐ帰りたい!」と思ったりもしたけれど、一晩寝たら回復しました。やっぱり人間、睡眠が大事。
坊はいつもと違う景色にキョロキョロ。そうよ、ここは東京ではなくてバリ島よ。窓の外に東京には生えていなそうな木が生えているでしょう?
朝7時にホテルをチェックアウト。
宿泊した「ノボテル バリ ングラ ライ エアポート」は空港(国際線)に直結しているので、レストランの横を通ってそのまま進めば空港施設へ出られます。
秒で空港到着。やはり空港敷地内のホテルは便利だなぁ。
まずはシティリンクのチェックイン。多分そんなに大きくない飛行機なのでしょう、なんだかのほほんとした雰囲気が漂います。
坊もこの通り、リラックスモード。ベビーカーは機内持ち込みにしました。
チェックインを済ませてイミグレへ。
出国の手続きを済ませて、搭乗ゲートへ向かいます。
そういえば朝ごはん食べてないな
ということで、こちらのお店でテイクアウトすることに。
美味しそうなものが並んでおります。
わたしはこちらのラップサンドを購入。
マグロみたいなの入ってて美味しそうー
と食べたら、マグロに見えた物体は多分ビーツとかそういった類の野菜でした。うん、ここ日本じゃないもんね、生とか漬けのマグロが巻かれているわけないよね。
初めてのシティリンク搭乗
いよいよシティリンク搭乗。
シティリンク(Citilink)はインドネシアのLCCで、ガルーダインドネシア航空の子会社。インドネシアからサウジアラビア、東ティモール、マレーシア、オーストラリアなどなどに飛んでいますが、私たちは今回以外で乗る可能性は限りなく低い(インドネシアを経由することがないと思うから)。
旅は一期一会ですね。
シティリンクは大人が座席のシートベルトをしていれば赤ちゃんは抱っこ紐でOKで、「緊急時はベビーにこれを付けてね」と子ども用のシートベルトを渡されました。
坊は飛行機に乗るとスヤスヤと寝始めました。助かった、マジでありがとう。
バリ島から東ティモールの首都ディリまでのフライト時間は約2時間。
飛び立って45分くらい経ったところで機内食が出てきました。
機内食、出るんだ…
てっきり機内食はないものだと思って空港でラップサンドを食べたのに。この10時くらいに出てくる機内食は、朝食なのか昼食なのか。バリ島と東ティモールは時差が1時間ある(東ティモールの方がバリ島より1時間進んでいる)ことを考えると、昼食なんだろうな。
メニューはこの「Nasi Ayam Betutu」一択。
ナシアヤムはバリ島の伝統的な鶏料理なんだって。ナシ=ご飯、アヤム=鶏、ベトゥトゥ=スパイスやハーブなどの詰め物をして蒸し焼きにした、みたいな意味らしい。
坊連れ旅行ではあまり外食できなそうなので(昨夜思い知った)、こうやって機内食でローカル飯が食べられるのは嬉しい。昨夜のミーゴレンに続きナシアヤムと、着実にローカルメニューを食します。
ナシアヤム、制覇!
東ティモール到着!ビザ情報と赤ちゃんに優しい空港スタッフたち
バリ島を出発して約2時間、無事東ティモール・ディリのプレジデンテ・ニコラウ・ロバト国際空港に到着。とても小さな空港なので、飛行機からはタラップで降ります。
視線を上げると山々がけっこう近くにドドーン見えて、それがとても印象的でした。
さて。あまり情報のない東ティモール、とりあえず日本人でもビザが必要です。ビザと聞くと面倒に思われるかもしれませんがご安心ください。東ティモールのビザはアライバルで簡単に取れます。お金さえ払えばちょちょいのちょいです。
アライバルビザは、飛行機を降りて空港施設へ向かう道(この写真の道)の突き当りにあるビザ窓口で取得します。
アライバルビザをもらうために必要なものは、
- パスポート
- US30ドル
です。ちなみにATMや両替はないので、事前にUSドルを用意して行きましょう。
パスポートとUSドルを渡してしばらくすると、上の写真のようなビザが貼られたパスポートが返却されます。観光ビザは30日間有効。もちろん赤ちゃんもビザは必要なので、坊のパスポートにも一丁前にビザが貼られていました。
アライバルビザをゲットした私たち、そのまま入国審査の列に並びます。ただあまりに小さい空港なので、入国審査のゲートに10人くらい並ぶとそれ以降の人は空港施設に入れずに屋外で待機することになります。熱帯モンスーン気候の東ティモールはただでさえ蒸し暑いのに、意外としっかり入国審査をしているのでなかなか列が進みません。
とにかく暑いので坊に飲み物を飲ませたりしながら待っていると、突然強面の空港職員らしき人に
君たちのパスポートを貸しなさい
と背後から声を掛けられ、あまりの圧に何も確認せずにパスポートを渡してしまった私たち。そしてパスポートを受け取ると光の速さでどこかへ消えた強面空港職員。
え…今の誰…?
知らん
しばらく呆気に取られていましたが、「マジで誰なん?」「今の本当に空港職員なん?」とじわじわ不安になりキョロキョロしていると、他の空港職員が『君たち、ベビーを連れてるだろ?暑い中この入国審査の列にずっと並ぶのは大変だからね、今入国の手続きをしてるんだよ。だから安心してね』と声をかけてくれました。
少しして先程の強面空港職員が『はいよ、手続きは終わってるからこのまま進みな!』と3人分のパスポートを返却してくれました。いやぁありがたい!大体の空港は赤ちゃん連れに優しいけれど、その中でもかなりの好待遇。ただ私たち、一言も発していないんだけど入国審査それでいいの?という疑問は残ります。残りますがそこは性善説なのでしょうか、坊のおかげでファストパス入国でした。
しかしファストパス入国したのはいいものの、以前は書面だった税関申告が電子申告になっていた東ティモール(最近これ多い)。もちろんそんなことは微塵も知らなかった私たち。東ティモールはahamoも対応しておらず空港を出ないとsimが買えないので、専用端末で申告するしかなく結構時間がかかりました。これから東ティモールへ行く方は事前に電子申告しておいた方がいいですよ。
その他入国に関する最新情報はこちらをチェック ▶ 在東ティモール日本国大使館
そして私たちの預け荷物は見事チェック対象となり、スーツケースを開けて中身をチェックされました。スーツケースの中身はほぼ坊グッズだったのですが、液体ミルク缶を手に取り
これは何?
と尋ねてきた男性職員。
これはこの子のミルクだよ
と言うと、その辺にいた子育て世代と思しき複数の男性職員が『ほほーう!』と声をあげて関心を寄せていました。続いてキューブタイプの粉ミルクを手に取り『これは?』と尋ねてきたので、
それもこの子のミルクだよ
と言うと、またまた『ほほーう!』と声をあげる男性職員たち。こんなのもあるのか、と興味深そうに液体ミルクとキューブタイプの粉ミルクを見ています。最後に年配の職員が『これは?』と紙おむつを手にすると、子育て世代の職員が
先輩、それは紙おむつっすよwww
と先輩に突っ込みを入れていました。そうです、紙おむつです。東ティモールでは男性も積極的に育児に参加しているのかな…?まぁ、人によるか(勝手に結論)。
そんなこんなで荷物チェックもクリア。税関を出ると、こんな感じで屋外です。いかに小さい空港かお分かりいただけましたでしょうか。
このピロティみたいになっているところでsimは買えますので、必要な方はどうぞ。sim売場のお姉さんたちも坊を可愛がってくれて、東ティモールの人たちは赤ちゃんに優しいなぁと安心しました。
<つづく>
(この記事は2023年11月の東ティモール・インドネシア(バリ島)旅ブログです)
コメント
まるで私もこの場にいるかのような錯覚に陥りました。
子連れ移動のハードさは、息切れというか、もはや悲しいというか、泣き言に近いものが込み上げてきますね。
それでも坊様とのツーショットは愛らしくて素敵でした。
しかし、毎回写真が上手です。
なんでこんな気の利いたのが撮れるのでしょうか。カメラを買ったのですが、カメラも泣いてます。
今度教えてください
以前はいつでもどこでも一眼レフを持って出かけていたのですが、もう歳ですね。
あいつ重くて嵩張って機動性が低い上に、「いい写真を撮らなきゃ!」という強迫観念に近いものに疲れてしまって、
最近はスマホ一択になっています。気張るよりも、気楽に撮る方がいいのかもしれません。
坊が巣立って心にぽっかりと穴があいたら、またカメラで埋める日がくるのか…こないのか…。
ビザ取得は面倒ですがアライバルや電子ビザは助かりますね。
そういえばブラジルは以前は領事館まで行って取得しなければなりませんでした。そこから電子ビザが導入されて最終的にビザ不要にはなりましたが。
話変わって自分はまだティモールには行ったことないですね。
というかインドネシアは行ったことないです。
インドネシアで行ってみたい国はスマトラ島、ジャワ島、ボルネオ島、フローレス島、スラウェシ島、サンギール諸島(サンギヘ島)
↑まあほぼ全部ですね笑
ブログはこれからも定期的にコメントさせていただきます。
どちらか一方が行ってない国の話をしたり、してもらったりして情報共有できたらいいですね!
コロナもあってかもう8年くらい海外行ってないです。
最後に行ったのはエストニアです。
円安が落ち着くまで待つのは気が遠くなりそうなので円安であってもさほど物価高を感じさせない国から攻めて行こうかと思います。
そうですね、アライバルや電子ビザは社会人や遠方に住んでいる方にとっては助かりますよね!
個人的には領事館まで行ってワチャワチャする手間も楽しかったりしましたが、あれは暇だったから楽しめたんだなと今になって思います、、、笑
東ティモールはなかなか行かないですよね。
わたしも「全部の国に行きたい!」とかいう野望がなければ絶対に行かないと思います。
ボルネオ島はブルネイで行きましたが、テングザルがいて楽しかったです。
ぜひぜひ、コメントお待ちしております!
コメント欄で旅の話、楽しそうです。
なかなか今はリアルで会って話す旅友がいないのでとても嬉しいです!
エストニアは行ってないです!バルト三国!
いいなぁ、エストニアの見どころとか良かったところ、教えていただけると嬉しいです。
インドネシアで行くとしても普通ならスマトラ島かジャワ島ぐらいでしょうかね?
ジャワ島には知る人ぞ知るボロブドゥール遺跡がありますし、なによりジャカルタは拠点ですし。
エストニアの何が良いかって言ったらヨーロッパにしては物価が安めなところ、あとは国土が狭いので必然的に移動費がかからないというところですかね。
首都タリンにある旧市街は徒歩圏内に見どころが集まってるので散歩に出かける感覚で観光できます。
あとはタルトゥというエストニア第2の都市。
こちらもタリンとはまた違う魅力があると思います。
有名なタルトゥ大学も旧市街にありそこも観光地になっていて自由に出入り可能です。
料理のほうですがエストニア料理も一応あるのはあるんですが日本人の口にあまり合わないかな?
なのでアジア料理店で食事するほうが安くて無難だと思います。
他にもありますが百聞は一見にしかずということで残りは割愛させていただきます