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この記事が公開される9/1、何事もなければウズベキスタンとかタジキスタンとか、その辺におります。まもなくSAORIが職場復帰するので、最後の悪足搔きということで「初の中央アジア3ヶ国」を満喫してきたいと思います。ということで、ブログ更新がしばらく滞りますが見捨てないでください。そのうち戻ってきます。
2023.10.24 東ティモール・バリ島旅行 Day3
<前回のあらすじ>
東ティモールが独立したのは2002年。21世紀に入って初めての独立国で、アジアで一番新しい国の、独立までの軌跡をたどる「東ティモール抵抗運動博物館」へ。暑いので博物館で涼みながら、この国の歴史を少しだけ知ることができました。
暑い時間は海辺の木陰でのんびり
博物館でだいぶ涼めたので、今度は海でも見に行こうかと海辺へ。
ディリ市内の主要道路は一方通行のことが多く、この海沿いの道路も一方通行。2車線みたいな線の引き方だったけど、実際は3車線だか4車線みたいになっていました。ただモンゴル・ウランバートルの混沌に比べれば、車はとてもスムーズに走っています。そう、ウランバートルはやばい。
でも車がスムーズに走りすぎて、道路をまったく渡れないんだよね。
一応わたしもそこそこの横断技術を持ち合わせていると自負していますが、ここまで渡るのが難しい道路は久々でした(混沌としている方が速度をゆるめる車がいて、1台1台確実にやりすごせばいいので渡りやすい。バイクには注意だけど)。
仕方ないので現地民の強そうなおばちゃんを見付け、影のようにぴったりとおばちゃんにくっついて向こう岸まで渡りました。やはり世界中どこでも最後に頼りになるのはおばちゃん(そうなの?)。
はい、やってきましたよ、海辺。
海沿いは歩道が整備されていて、散歩にはちょうどいい。大きな木が沢山あって、この暑い時間帯は地元の人たちがたくさん木陰でのんびりしていました。
じゃ、わたしと坊ものんびりしますか
適当な木陰に腰かけて、海を眺めながらのんびり。坊は麦茶をごくごく飲んだり、ウトウトとうたた寝。可愛い。
ディリの海は特筆するようなものではなく、普通の海でした。
本当はジャコ島へ行きたかったけれど(そっちの方はディリより海がキレイだと見た)、東ティモールの交通事情はそこそこハードっぽく、さすがに車で片道7時間しかも途中悪路とか坊連れでは無理と判断して諦めたんだよね。
でもまぁ、普段あまり海は見ない人間なので、こうして海が身近にある環境は非日常感があって良い。
東ティモールのミニバス「ミクロレット」
さて、道を走る車を見ると、いろいろなデザインのミニバスが走っているのに気付くと思います。
これは東ティモールの「ミクロレット」と呼ばれるミニバス。青年海外協力隊の方に教えていただいた情報によると、1回の乗車運賃は0.25ドル、バスを見付けたら手を挙げて乗り、降りたい時は車内の取っ手(つかまるところ)をコインで叩くんだそうな。
めっちゃ面白そうな乗り物じゃん
ただ、エアコン無しでギュウギュウ詰めになることもあり、かついくつも路線があり(12路線?)、路線の番号は車体に書いてあるそうですがそもそも何番がどのルートを通るかを把握していないと(自分が行きたいところを通る番号を知らないと)いけないので、短期旅行者には難易度がちょっと高そうです。路線内なら好きなところで乗って好きなところで降りられるのは便利だと思うけど!
んでこのミクロレット。
車によってはものすごい派手だったり、爆音BGMガンガンで走ってたりして、アジアというよりもなんとなくカリブの国々を彷彿とさせる雰囲気があります。
あと基本、乗車扉は開けっ放し。満員だと乗り口のところにつかまって立ち乗りしています。
むしろこの乗り方のがすぐ降りられていいのかも(いいのか?)。
面白いなぁ、東ティモール。
まるでアイドル?赤ちゃんの坊は大人気
海辺ではこうして自転車で飲み物を売っている人や、
フルーツなどの食べ物を売り歩いている人がたくさんいました。
うーん、坊も食べられるなら買い食いも楽しいけどなぁ
と思いながら、商品を売り歩く人の少し後ろをついていくと。
海辺に座っておしゃべりしていた若い女の子たちがこちらをチラッチラッと見ながら小さな声でキャッキャ言っているではありませんか。
なになに?わたしに御用ですかなお嬢さん方
とよくよく見ると、彼女たちの熱い視線の先にいるのはわたしではなく坊。そりゃそうです、坊の付属品であるわたしに御用があるはずがありません。彼女たちにとって坊とわたしの関係性は、例えるならば
コアラとユーカリの木
握手券とそれが付いているCD
メガネと新八(銀魂)
そんな関係性。つまりわたしはユーカリの木であり、握手券が付いているCDであり、新八なのです。ユーカリの木が一番有意義だな。
ユーカリ・CD・新八に成り下がった母ですが、坊を愛でてくれる存在に対しては150%心を開きます。とち狂っていない限りは絶対に人に話し掛けたりしないのですが、お嬢さん方に近付き、
こんにちは
と挨拶してみました。すると「キャー!!!」と歓声をあげるお嬢さん方。もちろん、わたしではなく近くで見る坊の姿にです。
東ティモールに着いてから現地の大人たちが赤ちゃんに対して優しいのは感じていましたが、まさかこんなティーンエイジャーも。他人の赤子にここまで興奮するものなのか。日本ではほぼあり得ない興奮具合で(日本は控えめなので)、まるで坊はアイドルのようでした。
せっかくなので坊と一緒にお写真、よろしいですか?
「もちろんですぅ」とティーンたち。なんて素敵な笑顔でしょうか。坊はティーンたちにしこたま可愛がられておりました。本人は記憶がないので、母とこのブログが記憶しておきますよっと。母はとても嬉しかったです。
アイドルの休息
さて、ディリ散歩を終えたアイドルもとい坊、お昼の離乳食を食べるためにホテルへ戻ります。
おっくんの仕事も終わっていて、坊はおっくんの膝の上でごはん。
食後のミルクも飲んで満足そう。
ディリ散歩で分かったこと、東ティモールに行くと赤ちゃんはみんなアイドルになれます。
<つづく>
(この記事は2023年11月の東ティモール・インドネシア(バリ島)旅ブログです)
コメント
お帰りなさい。
無事で何よりでした。
坊スマイルにイチコロだったわけですね。
写真から伝わるこんなハッピーを切り取るために苦心してますが、そろそろカメラに飽きてきました。
東チモール行ったら、私もアイドルになれるかしら。
ただいまです。
なんと、もうカメラに飽きてしまったですか?あいつ設定とか面倒ですもんね。
でも大事なのは気持ちと気合なので、きっと紳士の撮ったお子たちの写真もハッピーに溢れていますよ。
東ティモールに行ったら、紳士は「でかっ!」と思われると思います。