2023.10.25 東ティモール・バリ島旅行 Day4
<前回のあらすじ>
東ティモールで唯一無二(?)の観光スポット「クリスト・レイ」を遠目で見るだけで終わらせた私たち。夜は地元民・メリーさんに誘われた謎のイベントへ。念願のエスブアも飲めて大満足でした!
朝ごはんで東ティモール料理を食べに行こう!
東ティモール滞在、最後の朝。特にすることのない国だけど(失礼)、やはり2泊3日は短い。
最後の朝はホテルの朝食ではなく、東ティモール料理が食べられるオシャレなお店へ行ってみることにしました。ホテルからお店までは1kmくらいなので、徒歩で向かいます。
ホテルの斜め前の公園にあった銅像。
誰?カメハメハ大王?
わたしのカメハメハ大王のイメージはこんな感じですが、こちらはカメハメハ大王ではありません。伝統的な衣装を身にまとい剣を手に持つこの銅像は、手足を縛っていた植民地主義の束縛から解放された「リウライ」(伝統的な王)。
東ティモールがインドネシア共和国の27番目の州として統合されたことを記念し、また500年にわたるポルトガルの植民地支配からの東ティモールの解放を象徴する、インドネシア政府が建てた「統合記念碑」なんですって。
…書きながら、インドネシアが「解放」とか言っちゃうの?ってちょっと思っちゃったけどね。
もっと言うならば、どうせ建てるならこんな文化祭レベルの像じゃなくて、もっと立派なの建ててあげなよインドネシアって思っちゃったよ。北朝鮮の銅像ビジネスを見習うのだ!
話が逸れました。お店に向かいましょう。
ちなみにディリの歩道はあちこちに穴があいていました。しかもかなり大きく深い穴があいているので、ボケーッと歩いているとけっこう危険なレベル。歩きスマホなどせず、しっかり足元を見て歩きましょう。落ちます、マジで。
大通りから外れると、一気にローカル感というか、庶民の生活感が漂うエリアになります。
目的のお店の前には学校があるので、登校中の学生がたくさんいました。
お勉強がんばってー。
採れたて野菜をリヤカーに積み、飲食店を回って売っている人もいました。朝って感じ!
東ティモール料理が食べられるレストラン「Ahi Matan」
やってきたのは「Ahi Matan」というレストラン。こちらも青年海外協力隊の方に教えていただきました!東ティモール料理が食べられるオシャレなレストランで、外国人のお客さんが多いらしい。
あと朝8時から営業しているという、朝型生活の私たち(坊がいるので)にはありがたいお店!
到着した時はまだ8時になっていなくてお店は空いていなかったんだけど、店員さんが出勤してきてすぐお店に入れてくれました。すみませんね、開店待ちしちゃって。
開店直後なのでお店で食べていくお客さんは私たちだけでしたが、数人の外国人(私たちも外国人だけど)がコーヒーをテイクアウトしていきました。
壁は黒板になっていて、メニューがずらりと書いてあります。この辺りはランチメニューで、
こっちにはスペシャルディッシュとジュース、
あと朝食のメニューも書いてありました。
(もちろん普通にメニュー表はある)
壁に書いてあるメニューを見ながら、お目当ての料理を探すSAORI。
あれ!わたしの食べたい料理、ランチメニューだ!
そうなんです、わたしが食べたいと思っていた「KATUPA」という東ティモール料理、ランチメニューのところにしか書いてなかったんです。だがしかし。齢40手前にもなると人間図々しくなるもんで、店員さんに
あのですね、KATUPAが食べたいんですよ、わたし
と訴えるSAORI。旅は一期一会。ここで逃したらもう二度と出会うことはないであろうKATUPAなる食べ物を食べるためなら、そりゃ図々しくもなります。すると店員さん、快く「KATUPA、大丈夫だよー」と言ってくれました。いえーい、言ってみるもんだな!
ついでにドリンクも事前に調査して狙っていたものがありましてね。「Juice Lekirauk-ikun」というドリンクなんですけど。Lekirauk-ikunというのは別名Monkey’s Taleという山岳地帯でしか見られない植物で、けっこう特別なものっぽいんですよ。それをこのお店ではコーディアルにしてジュースで飲めるらしく、絶対飲もうと思っていました。ところが
あと、モンキーズテールのジュースください
と言うと、今はないとのこと。ガーン。残念すぎる。サルの尻尾とかいう名前の、なんだかよく分からない植物のドリンク。飲んでみたかったな。ちなみにルバーブに似ているらしいです。ルバーブってみんな、知ってる?ジャムにして食べると美味しいよ、ルバーブ。
モンキーズテールのジュースがなかったので他のジュースを頼んだんだけど、何のジュースを頼んだか忘れてしまいました。多分karambola(スターフルーツ)だったか…左のやつね。
右のはおっくんが頼んだんだけど、多分ハイビスカスコンブチャだと思います。オーストラリアで初めて「KOMBUCHA」を見たときは、こここここ昆布茶!?と思ったけれど。昆布茶とKOMBUCHA(コンブチャ)は全くの別物です。KOMBUCHAって何!?という方、説明めんどいんでGoogle検索してくださいね。
東ティモール料理「KATUPA」を食す
はい、坊がめちゃめちゃ前のめりで料理を食べようとしておりますが。
こちらがKATUPAプレートでございます。
おお、オシャプレだな
※オシャプレ=オシャレなプレート
なんでもこちらのレストランは、伝統的な東ティモール料理の保存と普及に尽力する東ティモールの若者が運営しているらしいです。いいねー若者、さすがのセンスですよ(誰)。
さてさて、「で、一体どれがKATUPA?」と思いますでしょ?
KATUPAはこちらです。どーん。
これ、KATUPA。
KATUPAはヤシの葉を使って蒸したご飯のこと。まぁ料理と言えば料理なんですけど…日本で置き換えるとおにぎりみたいな立ち位置でしょうか。おにぎりだか赤飯だかなんだか、とりあえずご飯(米的な意味でのご飯)です。
ちなみに海岸沿いの道でも、売り子が歩いて売ってた気がする。
素朴な優しい味で普通に美味しいというか、まぁ普通に蒸した米です。もち米の餅感少なめな感じでした。そんな感じの食べ物なので、KATUPA単体ではなく、何種類か用意されているおかずを一緒に注文します。
おかずは「TOFU CURRY」が気になったのですが、ないと言われたのでエッグプラント(ナス)にしました。このナス炒め、KATUPAが進む味で美味しかった~!あと左隣に盛られていた、白菜炒めみたいなのも美味しかったです。
東ティモール料理って、想像していたより全然美味しいな
美味しいは正義。
おっくんはオシャレにブレックファーストメニューのエッグベネディクトを頼んでいました。
なんか斬新なエッグベネディクトだね!
オシャレが過ぎて、パン生地が顔色の悪い人みたいになっていましたが、これはまさか紫色のあの芋が練りこんであったりするのかな?見た目は先鋭的ではありますが、おっくんは普通に食べていたので味は大丈夫だと思います。
ディリで美味しい東ティモール料理が食べたい!という方はぜひ訪れてみてください。
ごちそうさまでした~!
<つづく>
(この記事は2023年10月の東ティモール・インドネシア(バリ島)旅ブログです)
コメント
天気も良くてのどかで散歩には良さそですね。
落とし穴がある歩道なんて、いかにもガイコクらしいです。暗くなったら彼らはどうやって歩くのでしょう
しかし、疲れましたね。
くたびれた、くたびれた。
お疲れ様です、紳士。
連休なんて外出しない方がいいですね、どこもかしこも混雑していますもの。
最近めっきり寒くなりましたが、お子たちはお元気ですか?
うちの坊は絶賛鼻水大魔王です。
東ティモールは落とし穴や段差しかないので、ベビーカーは使えませんでした。
日本は実に歩きやすく快適な国です。
それなのに段差もないところで躓くわたしは、もう足腰が弱っているのかもしれません。
筋肉、鍛えよ…
さおりさん、ご無沙汰してます。以前サオタビのアメブロの旅行日記でお話しした者です。もう10年くらい前でしょうか? ブログを見てたら自分のコメントがあったので見返してたらブログをお引越しということでこちらに辿り着きました。ブラジルビザのブログにコメントした者です。元気されてますか? 寒くなりましたのでご自愛ください ※去年から日本人のブラジル入国にはビザが不要になったのでこれで日本人は南米全ての国にビザ無し入国できるようになったのでありがたいですね!
ご無沙汰しております。ブラジルビザの記事、10年前ですね!
こうして再びブログ訪問・コメントをいただけてなんだかすごく嬉しいです!
(ア○ノミクスさん的なHNでコメントいただいた方でしょうか?違ったらごめんなさい)
この10年というかここ2年ほどでライフステージが大きく変わりましたが、相変わらず旅行をし、頻度は落ちましたがブログも細々と続けております。
南米すべてビザなし、最高ですね。南米はまだ5ヶ国+フランス領ギアナが未踏なので、そのうち行かねばなりません!人生短し!
またふと思い出した時にご来訪くださいませ、旅行記事書き溜めてお待ちしております。
一気に寒くなりましたのでご自愛ください。